
『有野課長と一緒に応援上映!』は、2024年12月13日に発売された、『ゲームセンターCX DVD-BOX21』の購入者向けに行われたイベント。会場となった新宿ビカデリーには、DVD-BOXの初回封入特典だったイベント参加抽選券に応募して当選した約250名の『ゲームセンターCX』ファンが招待され、DVD-BOX21に収録されている「有野の挑戦」の第312回、『ならず者戦闘部隊ブラッディウルフ』が上映された。
有野課長、菅さんはまず24時~30時(朝6時)40分という放送時間に言及。「高齢化が進んでいるスタッフが心配」という有野課長の感想に対して菅さんは「みなさん言いたいことはあると思いますがいろいろ(放送枠の都合などが)あるので。それに眠気と戦う課長が見たいじゃないですか」と述べると、すかさず有野課長は「夜6時はじまりで12時までやっても十分眠たいけどな(笑)」とツッコミ。すると菅さんは「12時終わりだと(スタッフ全員が)タクシーで撤収しないといけないので……(朝6時に)ゆりかもめで帰ってもらいます」と返し、「世知辛いですねぇ」と有野課長から一応の納得(?)を引き出していた。
生放送での挑戦内容が『パンチアウト!!』のオールクリアーであることについては、「ポピンスキーとなら6時間ぐらい遊べるねんけどな」と、番組&イベントで何度も戦ってきた宿命のライバルの名を挙げつつ、「地上波ではどこが映るんやろう。ポピンスキーでもなくてピストンと戦ってそう」と、26時15分から27時45分の90分間が地上波(フジテレビ)でも放送されることに思いを馳せていた。
また、2025年7月12日に行われる『ゲームセンターCX Symphony』についても、イベント中に挑戦するタイトルが『マイティボンジャック』であることが発表された。こちらについては「(Symphony)の生挑戦はもう嫌やねんけど(笑)。プレッシャーがすごい」と不安を除かせつつも「前は疑惑の判定でOKにしてもらった感じだったので、今回はキレイにクリアーしないと」と意気込みを見せた。
メディア&来場者向けの写真撮影タイムが終わったあとは、有野課長、菅さんともに客席の最前列に移り、『ならず者戦闘部隊ブラッディウルフ』の挑戦を観客とともに鑑賞。今回のイベントは応援上映スタイルということで、有野課長&菅さんはマイクを持ってゲームプレイにツッコミを入れながら、ボス戦などの見せ場では「応援して!」と観客に応援をうながし、会場を盛り上げていた。
上映終了後には、有野課長、菅さんに加えて、番組内で一番の笑いどころ、キャラクターネーム“レレレレレ”を生み出すきっかけを作った、ディレクターの小林さんも登壇。コントローラーを連射状態にしたまま放置してしまったいきさつや、その後の顛末が語られた。
そしてイベントの最後には、有野課長が「午前中に引きに行った」という、『ゲームセンターCX』の一番くじの抽選会も実施。当選者にグッズが手渡られたあとには「今年は夏までにたくさん生挑戦をやるので緊張しているのですが、勇気が出ました! あと今日のおかげで応援上映の感じもわかった。(4月下旬に開催予定)本番の大阪の応援上映もがんばります」とコメントし、会場の笑いを誘いつつイベントを締めくくった。
いろいろな形の応援上映が生まれる中、今回のゲーム実況を見ながら、本人、そして天の声とともに応援上映をするというのは、過去にもなかった形式ではないだろうか。ボス戦では、過去の放映回を観ていない人はもちろん、その結果を知っている(&一部忘れている)有野課長や菅さんも「危ない!」、「見事クリアー」と生の反応を見せており、参加者が一体となる非常に楽しい空間だった。