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『ジャンピングフラッシュ!アロハ男爵ファンキー大作戦の巻』30周年。“元祖とびゲー”が謳い文句のジャンプ主体の一人称視点アクション。アロハ男爵の部下であるムームー星人がかわいかった【今日は何の日?】

byカワチ

『ジャンピングフラッシュ!アロハ男爵ファンキー大作戦の巻』30周年。“元祖とびゲー”が謳い文句のジャンプ主体の一人称視点アクション。アロハ男爵の部下であるムームー星人がかわいかった【今日は何の日?】

3D空間を縦横無尽に跳び回る爽快感

 1995年(平成7年)4月28日は、プレイステーション(PS)用ソフト『ジャンピングフラッシュ!アロハ男爵ファンキー大作戦の巻』が発売された日。本日で発売から30周年の節目を迎えました。
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 『
ジャンピングフラッシュ!』はうさぎ型のロボットに乗り込んで、アロハ男爵に奪われた惑星のかけらを取り戻すアクションゲーム。キャラクターデザインは『ウゴウゴルーガ』の“ミカンせいじん”のデザインでも知られるイラストレーターの白佐木和馬さん。アロハ男爵の部下であるムームー星人は人気になり、パラッパやピポサル、トロが登場するまではムームー星人がPlayStationのマスコットとして活躍していました。

 本作ではステージをクリアーするとムームー星人のカットシーンが入るのですが、プレイヤーにやられたムームー星人が大衆居酒屋にやってきて、別のムームー星人に愚痴をこぼしているシュールな姿を見ることもでき、おもしろかったです。
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 開発は
『ウゴウゴルーガ』にCGで参加していた森川幸人さんが代表を務めるムームーと、パソコンショップでゲームを作りたい店員を集めてソフトを作っていたエグザクト。

 開発の経緯については、“プレイステーション クラシック”の発売記念でおこなわれたプロデューサーの山元哲治さんのインタビューで詳しく語られています。どうやら、手塚治虫さんによる短編の実験映像
『ジャンピング』をヒントにプレゼン用の映像が作られ、その映像のイメージボードをもとにゲームが作られていったそうです(※)。

※詳細は“
PlayStation.Blog”で語られている。

 また、インタビューの中で山元さんが深夜にラジオで講談を聞くことが好きだったことから、本作のナレーションを講談師の宝井馬琴さんに依頼したことを明かしています。ほかの作品にはない独特の語り口調は、多くのプレイヤーに強い印象を与えたはず。

 ゲームはフィールド内に散らばる“JETPOD”と呼ばれるアイテムをすべて集めて、ゴールに向かうという内容。攻撃には無制限に使用できる通常のショットと、アイテムパネルを取ることで使用可能な特殊兵器が存在します。敵を倒すことはゲームクリアーと関係がないので相手にしなくてもいいのですが、ショットで倒すのが気持ちよくてついつい攻撃してしまいます。
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 本作の醍醐味は、なんといってもジャンプアクション。3段階までジャンプをすることができ、2段階目以降は下を見下ろす視点になるので高く飛んでいることを実感できました。また、高いところから落下しているときほど吹き付ける風の音が大きくなるところにもリアリティが。本作は“元祖とびゲー”が謳い文句だったこともあり、ジャンプの浮遊感や落下感にはこだわりを感じましたね。

 ジャンプ後の落下を利用して敵を踏み潰すこともでき、高いところから踏みつけたほうがダメージも高い仕様。一撃で倒せなかった場合は跳ね返りますが、その跳ね返り中も2段ジャンプまで可能で気持ちいいです。ステージも遺跡や遊園地、宇宙などバラエティにあふれていて飽きさせない作りでしたね。
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 シリーズは1996年4月26日に第2作『
ジャンピングフラッシュ!2 アロハ男爵大弱りの巻』が発売されたあと、1999年2月4日に派生作品の『ポケットムームー』が発売。さらに1999年10月14日に第3作『ロビット・モン・ジャ』が発売されました。

 なお、森川幸人さんの新作『
はらぺこミーム』は2025年6月19日にNintendo SwitchとPC(Steam)で発売予定。『ちびロボ!』や『moon』のクリエイターである西健一さんが原案を担当しており、AIキャラクター・ミームを育成し、世代交代を繰り返しながらダンジョンを攻略する独自のシステムが特徴的なゲームなので、こちらもぜひチェックしましょう。
※画像はすべてプレイステーション クラシック版のものです。
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      集計期間: 2025年04月29日13時〜2025年04月29日14時