
プロデューサー(※『アイドルマスター』シリーズのファンのこと)待望の、初めて全員が揃った状態でのライブとなる。アイドルそれぞれにスポットを当てた“初星学園の1時限目”はどういった模様だったのかをお届けしよう。
- 長月あおい(花海咲季役)
- 小鹿なお(月村手毬役)
- 飯田ヒカル(藤田ことね役)
- 七瀬つむぎ(有村麻央役)
- 花岩香奈(葛城リーリヤ役)
- 伊藤舞音(倉本千奈役)
- 湊みや(紫雲清夏役)
- 川村玲奈(篠澤広役)
- 薄井友里(姫崎莉波役)
- 松田彩音(花海佑芽役)
- 春咲暖(秦谷美鈴役)
- 陽高真白(十王星南役)
美鈴の楽曲『Superlative』が初披露。誕生日楽曲などのソロ曲はもちろんのこと、ユニットであるBegrazia、Re;IRISにもスポットが当たったDAY1
ライブの始まりは、『アイマス』シリーズのライブ恒例でもある提供読み上げから。最後に開発を担当しているQualiArtsの名前が表示されると、会場中から大きな拍手が上がった。
アイドルたちを全力で迎えてやってくれと、十王邦夫学園長(声: 大塚明夫さん)による開演の挨拶があったのち、根緒亜紗里先生(声: 古賀葵さん)による諸注意が。どちらもゲーム内の立ち絵に準拠した映像が使われており、あさり先生はなんとモーション付きでの演出になっていた。
「開演じゃ!(です!)」という声の後、学校のチャイムが鳴り響く。それにあわせて起立するプロデューサーたち。学内の喧騒、足音、カバンのチャックを開ける音、そして鼓動――静けさの中、Overtureが流れ出す。画面に『学園アイドルマスター』のロゴ、そして各アイドルの立ち絵を使ったPVが映し出され、プロデューサーたちの熱量もマックスに。
そして暗転の後、ステージにひとつのスポットライトが。照らされていたのは、黒い衣装を身にまとった葛城リーリヤ役の花岩さん。公演のスタートラインを引くかのように、『白線』のステージから“初星学園の1時限目”が幕を開けた。
元気いっぱいに飛び跳ねる姿と大声のコール。そしてサビの“白線”演出と、ライトの演出、パフォーマンス、会場の一体感のすべてが“初”以上の盛り上がりを予感させてくれるようなステージになっていた。
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そしてホーンの音から続くは、手毬の『Luna say maybe』。どの公演よりも“感情”にフォーカスされたような仕上がりに、ただ圧倒されて息をのむばかり。とくにCメロではクラップに合わせて激情を開放するような、小鹿さんの表現力が存分に活かされたステージが展開された。
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楽曲は湊さんによる清夏の『Tame-Lie-One-Step』に。歌う前からクラップで会場を盛り上げ、アップテンポなビートとともにボルテージを引き上げていく。ラスサビではコール&レスポンスも混ぜ込むなど、曲全体を通じて会場全体を巻き込みながらのパフォーマンスに。明るい曲調の中に、時折清夏の感情が見え隠れするような歌いかたも印象的だった。
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シンセの音とともに入場したのは七瀬さん。歌うのはもちろん麻央の『Fluorite』だ。意思の強さと自信を感じさせるような表情作りからは、作中の“道を決めた麻央”の感情を思わせる。ステージ上で手を伸ばす演出では、モニターにふたりの七瀬さんが映し出されながら、お互いに伸ばす手を合わせる。まるでMVでの、ふたりの麻央が手を合わせるような演出に、会場からも大きな声が上がっていた。
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その後はステージ上にピンクの明かりが灯され、特殊イントロとともに姫崎莉波役の薄井さんが登場。『clumsy trick』のイントロが流れ出すと、会場中の弟(妹)たちが歓声を上げる。間奏ではマネキンを使った、ゲーム内MVに沿うような演出も披露。配信カメラではマネキン視点での映像も流れており、初めてTrueライブを見たときのような感動が呼び起こされる。ラスサビではライブの楽しさを爆発させるようなパフォーマンスを披露し、またも会場が沸いた。
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ステージが暗転したのち、会場に『光景』の不思議な音が響き渡る。ステージの上段より“光景”衣装の川村さんが姿をあらわし、ゆったりとした動きと抜群の歌唱力で楽曲の世界観を表現。“初”公演より広がったステージの幅も、その表現力に花を添えているようだ。ラスサビ前、間奏でゆっくりと階段を降りた先の“あなたたち,を”はしっかりと会場中、そして配信のプロデューサーを見つめるような目線で発されていたのも印象に残っている。
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その後はMCへ移行。登壇者それぞれが、アイドルたちのセリフとともに挨拶を行った。佑芽役の松田さんは初登壇ということもあってか、よりいっそう多くのプロデューサーより声を受けていたように思える。その後の「おかえり!」の声には、思わず松田さんが涙ぐむような姿も。
そして全員による曲フリがあり、またもソロ曲パートへ。まず披露されたのは、ことねの『世界一可愛い私』だ。飯田さんによる会場全体を“魅せる”ようなファンサを受け、曲が進むたびにどんどん熱を増す「かわいい!」コール。会場の隅から隅まで駆け回り、ステージ上で跳びはねる姿は、実に“ことね”を感じさせるものになっていた。
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そんな会場の熱を引き継ぐように、登場したのは松田さん。佑芽の楽曲『The Rolling Riceball』を披露した。コールと言えばこの曲も負けていはいないと言わんばかりに、会場全体が一体となって「ぎゅっと!」「もっと!」と声をあげる。初めてのステージとは思えないほど、安定した松田さんの歌唱にも魅せられてしまうステージだった。
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そしてその後、ステージにある階段が急に左右へと開き……奥から花海咲季役の長月さんが現れる。会心のパフォーマンスを見せた松田さんとハイタッチしながらステージへと上がり、特殊イントロとともに『Fighting My Way』が披露された。幾度もの公演を越えて洗練されたこの楽曲を、いままで以上の感情を込めて歌いあげる姿からは「妹には負けていられない」というような、咲季らしい思いを感じられるようなステージになっていた。
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そんな赤く染まったステージを、荘厳な『Wonder Scale』のイントロでオレンジ色へと塗り替えながら、倉本千奈役の伊藤さんが登壇。今回は楽曲のMVに合わせてバトンを持ってのパフォーマンスだ。くるりとまわる姿に長いスカートがふんわりと開くさまは、楽曲が持つ壮大なファンタジー感を想起させる。
そして最後にはゆっくりと階段を上がり――大盛り上がりのラスサビへ。ステージ全体を使ったライブの再現に、プロデューサーたちのコンサートライトを振る腕もより大きくなったように感じられた。
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落ち着いたステージへ、穏やかな空気をまとう美鈴の『ツキノカメ』のイントロが流れ出す。歌唱が比較的少ない楽曲ながらも、春咲さんは静かにゆったりと、しかし激しさも伴ったダンス、そして慈しみと強気さの溢れる表情で楽曲の世界観を表現していく。満を持して放たれるセリフ“私は、私でいたいから”を受け、思わず声を漏らすプロデューサーも多くいたようだ。
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ここまで繋がれたソロ曲のバトンを、最後に受け取るのは“生徒会長”であり学園のトップ・十王星南を演じる陽高真白さん。今回はゲーム内MVでも象徴的だった“剣”を持ってのパフォーマンスだったが、物を持ちながらでもダンスのキレがまったく失われていない。舞台経験を感じられるような、体の全体を使った表現力、そして抜群の歌唱はまさに一番星である星南の強さが伝わってくるようだった。
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そして満を持して、12人全員での『初』へ。Re;IRISを演じる長月さん、小鹿さん、飯田さんの3人が上段のステージに上がり、全体をリードするような歌いわけに。ちなみに下段のステージでのセンターはBegraziaの3人を演じる松田さん、秦谷さん、陽高さんが位置しており、それぞれの関係性を思わせるような配置になっていた。
最後には上段の3人も下へ降り、花海姉妹をセンターに置いた編成に。全員の声が重なり合う中でも、アイドルそれぞれの個性を感じられるような、切磋琢磨する学園生活を感じられる歌声が印象的だった。
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その後のMCでは、今回のソロ曲で新たに挑戦したことなどが語られた。とくに初めてのライブとなる松田さんの話が印象的で、不安だった心境の中、プロデューサーたちと直前に披露されていた『世界一可愛い私』に力をもらえたと語った。そして最後、『Fighting My Way』へとバトンを渡すときの長月さんの姿は「(ライトの光も相まって)本当に神が降臨したみたいだった」と、楽曲に絡めて長月さんのかっこよさを話していた。
「もう言い残したことはないですか?」と、花岩さんによるデスゲームのような声掛けがあり、話題は衣装のことへと移る。立川の約2500人による「まわって~!」の声で一周し、会場は大盛り上がり。衣装の話題では、小鹿さんが片側のイヤリングを失くしたという衝撃のエピソードも。思わず七瀬さんが「まだ初日だよ!?」と突っ込み、会場から笑いが起こった。
そして曲フリの後、ソロ曲パートは後半へ差し掛かる。披露されたのは、美鈴の誕生日曲である『たいせつなもの』。“Ting-a-ling Ding-a-ling”と、春咲さんによるやさしい鈴の音が響きわたり。曲の後半では階段へ座りながら、柔らかい歌声を会場に届かせる姿も。最後まで美鈴らしい、ゆったりとした空気感を味わえるようなステージになっていた。
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あくびをしながら退場する春咲さんを見送りつつ、登壇したのは川村さん。披露されたのは広の『コンテンポラリのダンス』だ。いろいろな鳴り物とともに披露される独特なダンスが特徴的な1曲で、歌詞も自然体の広そのものを歌ったような楽曲になっている。柔らかな笑みとともに踊って歌う、川村さんの姿もかわいらしい。
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続いては莉波の『歌声は君いろ』を薄井さんが披露。まさに“余裕あるお姉さん”のような柔らかな声と笑顔で、ひとりの大切な人を想う気持ちを歌いあげる。見えない相手とともにダンスをするような振り付けが見られた間奏、サビでの白いライトとともに花弁が舞い上がるようなステージ上の演出も印象的な1曲に。
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そしてステージに潮騒の音と鳥の声が響き渡り、千奈の誕生日曲である『憧れをいっぱい』がライブ初披露となった。
落ちサビでは座りながら、ラスサビではいっぱいのステップを刻みながら、千奈らしい歌いかたや感情が見える伊藤さんらしい表現力を感じられる歌いかたで会場中に“楽しい”を届けていた。そういった特徴的な部分はもちろんのこと、声の伸びからは根底にある歌のうまさをしっかりと感じ取ることができる。“ステージで見ていてね”の歌詞が染み渡るような1曲だった。
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穏やかな空気を切り裂くように、ダンサブルなイントロと緑の光がステージに届く。続いては清夏の『Kira Kira』。静かながらも“アガれる”曲調に、清夏らしい感情を載せながら、湊さんが笑顔で歌いあげる。その姿に呼応するように、会場のプロデューサーたちもコンサートライトによる縦ノリで応じていた。
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そんなすっかりアガったステージを、ピアノの旋律と緊張感が支配する。続くは星南の誕生日曲『Cosmetic』。美しい、安定した歌声ながらも、そこにはしっかりと星南の情熱や強い思いが感じられるものに。ラスサビでは陽高さんが長い髪を振り乱しながら、楽しさを爆発させたような表情を見せつつ踊る姿が印象的だった。
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その後、さきほど楽曲を披露した数人が陽高さんの元へ駆け寄りMCへ。伊藤さんによるマイペースな発言の数々があったり、なぜか薄井さんが陽高さんを抱きしめたりする自由なステージに、春咲さんが「カオス」と漏らす。わちゃわちゃ感満載のトークが展開された。
その後は衣装についての話に。恒例の「回って~!」コールの後、それぞれが好きなポイントを語る。伊藤さんはミルフィーユ状(?)になった多層構造のスカートが、回ると楽しくてお気に入りとのこと。「楽屋でずっと回っていた」とほかのメンバーからも言及があった。
最後に曲フリがあり、咲季の『EGO』よりソロ曲2周目の後半戦がスタート。数々のライブを経て、長月さんの歌いかたからはより咲季のかわいさやセクシーな魅力が増していた。サビではステージの最上段から長月さんが煽り、それに応えるように会場全体が大きくコンサートライトを振り上げる、クラブさながらな盛り上げを見せる。さらに配信では、観客席全体を映すような広角レンズでの演出も印象的だった。
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続いてはリーリヤの誕生日楽曲『Wake up!!』。リーリヤの挑戦する心と元気な姿が現れたような1曲であり、手の、そして指の先から強気な心が伝わってくる振り付けが印象的だ。ステージでのパフォーマンスも、腕をたくさん動かす激しいものに。
間奏で祈るように座りながら歌う演出も健在で、パフォーマンス全体で歌の緩急を表現している印象を受けた。
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特殊イントロから披露されたのは麻央の誕生日楽曲『Sweet Magic』。1番ではかわいさを、2番ではかっこよさを。クールでキュートな麻央らしい魅力を全身で表現する七瀬さんのパフォーマンスは、まるでN.I.A編で言及された“プリンス麻央イリュージョン”そのものだった。
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かわいさとかっこよさの波状攻撃の後は、甘酸っぱい青春の片思いを歌ったことねの『ふわふわ』の“かわいさ”が会場を包み込む。途中階段に座りながら歌う姿からは、公園のベンチや教室の机を想起させるよう。最後の手をつなぐポーズに撃ち抜かれたプロデューサーも多かったのか、披露後は大きな賛辞の拍手が送られていた。
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かわいさに満ちた会場に、手毬の『Unhappy Light』によるまた別の“かわいさ”が降り注ぐ。座って何かを思い返しながら星空を眺めるような演出からスタートし、立ち上がってからの2番は落ち着いたステップとともに、甘えるような心情を歌う。
cメロで小鹿さんの歌唱力と表現力をいかんなく発揮させつつも、その後はまた手毬の子どもっぽい一面を見せるなど、まさに手毬の複雑な魅力が詰まったこの曲を表現しきっていた。
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そしてそのつぎは……まさかの美鈴による3曲目。今回が初披露となる『Superlative』。ゴリゴリのEDMサウンドが印象的ながらも、“優しく抱きしめるよ だからおいで”などの歌詞が印象的。直前に披露された『Unhappy Light』の不安そうな気持ちに対するアンサーのようにも感じられる。
かつて美鈴が所属していたユニット“SyngUp!”への想いを感じるような歌詞も多く、また違った美鈴の一面が感させる楽曲に。ステージ背景の演出が“隠しボス”というか“上位者”というか、とても支配的なイメージを感じられたのも印象的だ。
知っているソロ曲の応酬から、最後に知らないソロ曲へ。まさしく美鈴のシナリオで語られた、すべてを塗りつぶすような感情を与えられた気分になった。
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続くMCでは、“初”ツアーからの成長したポイントなどが公演メンバーごとに語られた。初心チームが、「MCのときに、ほかの人がしゃべっているときはしゃべらないということを学びました」と言うと、会場からは笑いが。
つぎが最後の曲と発表があると、会場からは、待ってましたとばかりに「いま来たばっかり!」の声が。そして恒例となる伊藤さんの「嘘つきー!」。いつもの流れに会場もほっこり。
そしてアンコール前最後の曲は、ライブ初披露となる『古今東西ちょちょいのちょい』。ここだけのコールやセリフ盛りだくさんの、超豪華な“The 1st Period”エディションだ。間奏では全員がしゃべりながら、「テンション上げてこー!」と賑やかに歌う。全員揃ってこその騒がしさがこの曲にぴったりで、会場中は間違いなく“楽しい”で満たされていたことだろう。
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その後、十王邦夫学園長とあさり先生による挨拶とお礼が。そしてこれからも続く学園生活に向けて、各種お知らせが発表された。
主な内容としては、アイマス20thのティザービジュアル第6弾の公開、ライブ衣装のフィギュアシリーズに手毬が追加されること、PLUMに花海咲季、月村手毬の1/7スケールフィギュアの追加、公演記念パックの販売、セレクトピックアップガシャの開催などが告知された。
そしてアンコールへ。まずは初星学園校舎を背景として、入学試験首席である咲季を演じる長月さんの「校歌斉唱!」の声とともに、校歌である『標』を12人全員で歌唱。花岩さんと湊さん、松田さんと伊藤さんに川村さんなど、アイドルたちの関係性を感じさせる歌いわけが印象的だった。最後は長月さんによる長いフェイクに“総喝采”の声が重なる、全体曲らしい気持ちよさを感じた1曲に。
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そして『Campus mode!!』も披露。ついに揃った12人全員バージョンであり、この曲を心待ちにしていた人も多かったのだろう。会場からの声も、これまでで最高潮のものになっていた。壇上のキャスト陣も“初”ツアーのときに見せたパフォーマンスとはまた違った魅力に溢れており、この曲の無限大までの伸びしろを感じさせる。
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最後は改めて全員による挨拶が。それぞれが12人で歌うこの日を楽しみにしていたこと、そして2年目への意気込みを語った。“初”公演のメンバーごとに話していったのだが、こうして全員が揃った中でも、初声のバランスの取れた印象や初心のふわふわ感など、それぞれの公演メンバーらしい雰囲気を感じ取れたのもおもしろい部分だった。
そして初陣公演メンバーの挨拶が終わり、これでライブも終了かという雰囲気の中、まさかの曲フリが。「Begrazia、いっきまーす!」と佑芽のセリフが響き、『Star-mine』が披露された。感情や情動に訴えかけるスローなパート、アップテンポにラップを披露するパート、そしてすべての声が重なり合うサビ。個々人の力が、星々の一瞬の煌めきが重なるような楽曲に、会場も大きくライトを振って応える。
星南役の陽高さんがセンターになっていた歌い出しから始まり、最後は佑芽役の松田さんがセンターになるフォーメーションも印象的で、初星コミュを通じた楽曲の物語性を強く感じさせるものになっていた。
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Begraziaがパフォーマンスをしたのなら……と、プロデューサーとしては希望を持たずにはいられない。そんな“希望”を返すように、長月さん、小鹿さん、飯田さんがRe;IRISの衣装を身にまとい、『雨上がりのアイリス』を披露した。
初星コミュの展開を思わせるような歌いわけやフォーメーションはもちろんのこと、あのH.I.Fの感動をまた呼び起こしてくれるような、ゲーム内の演出を完璧にトレースした配信カメラが非常にすばらしかった。
もちろんキャスト陣の演出も最高。最後の最後、退場までゲーム内MVを完全再現しており、そんな姿を会場中のプロデューサーが大きな拍手で見送った。
最後は学園長、あさり先生による挨拶、そして一丁締め。「パンッ」と大きな音が会場に鳴り響き、“The 1st Period Spotlight Star DAY1”は終演となった。
コンセプト通り多くのソロ曲を披露しつつも、同時にたくさんの全体曲、そしてまさかのBegrazia、Re;IRISによるユニットでの楽曲披露もあるなど、多くの驚きがあった“The 1st Period Spotlight Star DAY1”。初ツアーからステージも大きくなり、会場を巻き込んだ表現もたくさん見られるようになったのも印象的だった。
まだ立川ステージガーデンでのライブは続く。明日はどのような部分にスポットが当たるのか、期待しつつ待ちたいところだ。
“学園アイドルマスター The 1st Period Spotlight Star DAY1”セットリスト(敬称略)
- 1. 白線(花岩香奈)
- 2. Luna say maybe(小鹿なお)
- 3. Tame-Lie-One-Step(湊みや)
- 4. Fluorite(七瀬つむぎ)
- 5. clumsy trick(薄井友里)
- 6. 光景(川村玲奈)
- MC
- 7. 世界一可愛い私(飯田ヒカル)
- 8. The Rolling Riceball(松田彩音)
- 9. Fighting My Way(長月あおい)
- 10. Wonder Scale(伊藤舞音)
- 11. ツキノカメ(春咲暖)
- 12. 小さな野望(陽高真白)
- 13. 初(初星学園)
- MC
- 14. たいせつなもの(春咲暖)
- 15. コンテンポラリのダンス(川村玲奈)
- 16. 歌声は君いろ(薄井友里)
- 17. 憧れをいっぱい(伊藤舞音)
- 18. Kira Kira(湊みや)
- 19. Cosmetic(陽高真白)
- MC
- 20. EGO(長月あおい)
- 21. Wake up!!(花岩香奈)
- 22. Sweet Magic(七瀬つむぎ)
- 23. ふわふわ(飯田ヒカル)
- 24. Unhappy Light(小鹿なお)
- 25. Superlative(春咲暖)
- 26. 古今東西ちょちょいのちょい(初星学園)
- MC
- EN1. 標(初星学園)
- EN2. Campus mode!!(初星学園)
- EN3. Star-mine(Begrazia:松田彩音、春咲暖、陽高真白)
- EN4. 雨上がりのアイリス(Re;IRIS:長月あおい、小鹿なお、飯田ヒカル)