本記事では、『REANIMAL』デモ版のプレイレビューをお届けしていこう。

ふたりの絆を感じられる協力アドベンチャー
ただ、ストーリーに関しては多くを語らない作風になっているため、その詳細はプレイヤーが推察することになるだろう。

ちなみにセリフは日本語ボイスありで、感情移入がしやすくなっている点もポイントだ。

自分より遥かに大きな存在から逃げ回るスケール感や、薄暗く不安を抱く雰囲気、先に進む道を発見していくアドベンチャーゲームとしての遊びかたはなじみ深い。

挙動や操作感にはクセがなく、オーソドックスな割り振りをされているので、ある程度ゲーム慣れをしている人なら説明なしでも動かせるだろう。ダッシュからのスライディングや、物を持つといった動作もスムーズに行えるので快適にプレイできた。


本作はマルチプレイにも対応しているのが特徴で、ローカル・オンラインでフレンドと協力して恐ろしい敵に立ち向かえる。
ゲーム自体もマルチプレイを意識したデザインになっており、ふたりで連携をして進めていく場面が豊富だ。ひとりでは登れない壁を協力して登ったり、ふたりで力を合わせないと開かない扉があったりと、協力は必要不可欠。どちらか欠けても失敗になってしまう運命共同体だ。

たとえば片方はレバーを押す担当、もうひとりが先に進んで道を切り開くといった具合に、協力しないと攻略できない作りになっている。なお、ソロでプレイする場合は片方はAI操作になるが、仲間を呼び寄せるコマンドもあるので不便さは感じなかった。


今回プレイしていて印象深かったのは、エリア移動で扉を開ける操作。これはボタンを長押しすることで移動できるのだが、ふたりが通過する前にボタンを離すと扉は閉じてしまう。

もうひとりが扉を通るまでずっと押し続けることになるため、演出面だけでなく、プレイヤーの操作でもふたりの連帯感を味わえる。ボタンを1タップするだけで通過するただの作業ではなく、「仲間のためにドアを開けておく」という感覚に浸れる演出がグッときた。
ソロでもこの感覚を味わえるので、マルチで協力して遊ぶ場合はより一体感が生まれるだろう。

仲間がいても怖いものは怖い。敵の見た目がおぞましすぎる

度々見かけることになるのは、不思議な動物にも、宇宙人にも見える奇妙な敵。死体か抜け殻かはわからないが、各所で動かない状態の敵が配置されており、案の定というかときどき動く場合がある。
ふつうに見かけるだけでも気味が悪いのに、それがいつ、どれが動くかわからないので否応なく緊張が高まっていく。

比較的人間に近い形状で足があるので二足歩行で追いかけてくるかと思いきや、ヘビのように地面をするすると滑って動くのだ。しかもけっこうスピードが速い。
急に動く、挙動が変、しかも大量に出現するので理解が追いつかず、恐怖と混乱で頭がかき乱されパニックになるのは必至。短いデモ版のプレイの中で、もう二度と出会いたくないと強い印象を与えてくる。


序盤はふたりで協力して進むほんのり心が温まるアドベンチャーだったのに、敵との初遭遇からはもうずっと怖い。


アドベンチャーゲームとしての体験は『リトルナイトメア』に近いが、恐怖のベクトルは別方面に振り切った印象を受けた。敵に追われることの恐ろしさというよりは、本能的に受け付けないおぞましいものがにじり寄ってくるような、不気味でゾクゾクする感覚が強く味わえる。
本編への期待が高まるデモ版になっていたので、興味のある人は実際にダウンロードして遊んでみよう。
『REANIMAL(リアニマル)』
- 対応プラットフォーム:Nintendo Switch 2、プレイステーション5、Xbox Series X|S、Steam
- 発売日:2026年発売予定
- 発売元:THQ Nordic
- 開発元:Tarsier Studios
- ジャンル:ホラーアドベンチャー


















