“――最上の、切なさを。”がキャッチコピーのスマートフォンゲーム
ストーリーは謎の生命体“キャンサー”に襲われて危機に瀕した世界を舞台に、人類の最終兵器“セラフ”を使いこなす少女たちの戦いと、その合間に紡がれる日常が描かれます。メインはシリアスであるものの、日常シーンはボケとツッコミの応酬でギャグが強め。前半で笑わせられ、後半は感動的な展開に泣かされる……Key作品らしいシナリオになっています。




さまざまな部隊が登場するのも『ヘブバン』の魅力のひとつ。なかでもメインとなるのは主人公の茅森月歌たちの所属する第31A部隊。伝説的ロックバンド・She is Legendの元ギター&ボーカルの茅森月歌、天才ハッカーの和泉ユキ、関西出身のサイキッカー少女である逢川めぐみ、自称・エリート諜報員である東城つかさ、FPSが得意なゲーマー少女で、猟奇殺人鬼“カレンちゃん”という人格も持つ二重人格者の朝倉可憐、戦艦の元艦長でデザイナーベビーの國見タマという個性的なメンバーが揃っています。
第31A部隊は月歌の提案で新生“She is Legend”を結成。ストーリーの中で彼女たちがライブを披露することもあり、このライブも注目ポイントになっています。
ネタバレになるため深くは書けませんが……キャンサーとの命懸けの戦いを描く本作ではキャラクターとの悲しい別れも。こういったスマートフォン向けのゲームでメインとなる人物が途中で犠牲になることはあまりないですが、“――最上の、切なさを。”という理念で作られている『ヘブバン』では、しっかりと“喪失”が描かれます。
なお、そんな『ヘブバン』のストーリーの魅力を芸人の野田クリスタルさん(マヂカルラブリー)がアツく語る動画を公開しているので、ぜひチェックしてみてください。
戦闘スタイルには敵のHPを削りやすいアタッカーやDPを削りやすいブレイカー、DP破壊後に敵への攻撃倍率を上げやすいブラスターなどがあり、スタイルの組み合わせが重要となります。また、斬、打、突という武器属性や火、氷、雷、闇、光といった属性もあり、敵に合わせて有利なパーティを組む楽しさがあります。
メインストーリーのボスは強めに設定されており、かつては最高までレベルを上げて装備も揃えなければいけませんでしたが、1周年以降のアップデートで大幅に緩和。一部のボス戦では難易度を下げてのリトライが可能になり、最大3回までリトライするたびに難易度を下げられるようになっています。キャラクター育成の要素も多彩なものが用意されているので、一度諦めてしまった人もまたプレイしてほしいですね。
現在、メインストーリーは第5章後編までが実装済み。メインストーリー以外にもストーリーイベントも存在しており、各キャラクターの過去や魅力を掘り下げるものが多く実装されています。各ストーリーは個別でも楽しめますが、過去のイベントのネタもさりげなく組み込まれていたりするので、ゲームを遊べば遊ぶほどキャラクターたちに愛着が湧きます。ストーリーイベントは“エーデルワイス”というアイテムを消費することで、過去のイベントも解放することが可能になっています。ぜひチェックしてみてください。



シナリオに力を入れているスマートフォンゲームは増えてきていますが、本作は麻枝氏の手がけるシナリオを楽しめるという点で唯一無二です。コントのようなギャグのテンポ感や、後半に一気に押し寄せる感動のシナリオなどは本作でしか味わえないもの。『AIR』や『CLANNAD』を遊んでいたユーザーは当時の感動がよみがえってくると思いますし、まだ麻枝氏の作品を遊んだことがないという人はぜひその真髄を確かめてほしいです。
なお、2026年2月1日に行われた4周年記念生放送“ヘブンバーンズレッド4th Anniversary Party!”では『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』とのコラボも発表されました。こちらのコラボは5月開催とのことなので楽しみに待ちましょう!


















