『The Last Flame』ローグライトのオートバトルゲーは、キャラクターとアイテム、レリックの組合せを考え尽くしてアタマを捻る幸せ時間【GWおすすめゲームレビュー】
 ファミ通の編集者がゴールデンウィークに遊んでほしいゲームを紹介する連載企画。河合ログがおすすめするタイトルは、オートバトルローグライト『The Last Flame』(ラストフレイム)です。

【おすすめポイント】
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  • 好きなキャラクターでクリアーしたときの気持ちよさ
  • キャラクターに最適なビルドを考える戦略性の高さ
  • マウスのみで操作可能で長時間遊んでも疲れにくい

河合ログがおすすめするゲーム

『The Last Flame』

  • プラットフォーム:PC(Steam)
  • 発売日:2025年1月10日
  • 発売元:Hotloop、Surefire.Games
  • 価格:2300円[税込]※2025年4月27日まで1380円[税込]
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“最強”を作り上げるのが好きなあなたに──

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 キャラクターが自動で戦うオートバトラー系のバトルシステムをベースに、『Slay the Spire』のようなマップを組み合わせたローグライト。数人のキャラクターでチームを作り、マップの最奥で待ち受けるボスを倒すのが目的だ。

 マップを進んでいく中でキャラクターの能力を強化するアイテムや装備アイテムが手に入るので、入手したものとにらめっこしながら、ボスを倒せるように自分なりの最強の盤面を作り上げていく。

 
これがもう、おもしろいのなんの。基本的にオートバトラー系のタイトルは大ダメージを出して敵を倒すキャラクター、いわゆる“キャリー”を作り上げるのが攻略のカギになる。

 しかし、キャリーになれるのはキャラクター全体のごく一部……というタイトルも少なくない。その点、本作はかなり多くのキャラクターがキャリーとなり得る。たとえば、本来は敵の攻撃を受けて仲間を守るタンクのキャラクターも、チームの構成や装備次第で最強のアタッカーになるのだ。そのため一度クリアーしても、「つぎはこのキャラクターをキャリーにしてみよう」と、新たなモチベーションが生まれる。

 ただ、最初に述べた通り、本作はローグライトであり、道中で仲間になるキャラクターや、手に入るアイテムはランダム。その中で最強のキャラクターを作るのは簡単ではないが、強いチームを作れたときの気持ちよさは格別。フレイム(プレイヤーの体力)を使って報酬の内容をリロールしたり、道中のショップでチームと相性のいいキャラクターを仲間にしたりもでき、ある程度ランダム性を緩和できるのもポイントだ。

 また、装備アイテムの仕組みもじつにユニーク。ステータスを上昇させる効果のある素材に、特殊な効果を持つアイテムを組み合わせることで装備が完成する。ほかにも、“ショップの商品が30%割引される”、“攻撃ダメージ20%上昇”などの効果を持つ“レリック”も存在する。

 さらに、チーム全体を強化する“オリジン”という要素もある。ちなみに、現在のバージョンではキャラクターは65人、アイテムは325種、レリックは150種、オリジンは60種実装されている。

 つまり、ビルドの幅は無限大だ。その中から、プレイ中の状況に応じてベストなものを選んで、最強のキャラクターを作り上げる楽しさは本作の醍醐味だ。戦闘はキャラクターを配置するマスを決めたら、チームの雄姿を眺めるだけなので長時間遊んでも疲れにくいのも魅力。それゆえについつい遊びすぎてしまうのだが、最強のキャラクターを作るのが好きな方はぜひ遊んでみてほしい。難易度(いわゆるアセンション)も5段階用意されているので、歴戦のローグライトプレイヤーにもオススメだ。
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Writter:河合ログ
 話題のゲームはとりあえず触ってみる編集者。運がからむローグライト系のタイトルが大好物で、ストーリークリアー後もさらなる快感を求めて延々とプレイすることが多い。
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