バイオハザード7 レジデント イービル(プレイステーション4)のレビュー・評価・感想情報
“サバイバルホラー”というコンセプトはそのままに、これまでのシリーズ作から一変。敵に追い回される怖さが際立つ作品に。シリーズ過去作と比べると、物語の舞台こそ限定されているが、本作で味わえる恐怖の密度は非常に濃厚で、新しい『バイオ』が体験できた。PS4版のPS VRモードは、リアルなグラフィックで没入感が高いうえに、不安感を常時かき立てられるので、いい意味でめちゃくちゃ疲れます。
週刊ファミ通1468号より
原点回帰を思わせる、ホラーテイストが強めの作風だが、リッチなグラフィックと主観視点によって、むしろ新鮮。キーアイテムを見つけて徐々に行動範囲を広げていくのは、懐かしさも。探索の流れにもう少し変化が欲しいと思うところもあるが、強烈なインパクトの敵の存在や、要所でのハラハラする戦闘がいいアクセントに。PS4版は、VRとホラーの相性は抜群だし、全編VRモード対応なのもすごい。
週刊ファミ通1468号より
シリーズ作品としては、インタラクティブなホラー映画的要素がこれまでよりも強まった感触。現実と悪夢の境界をあいまいにしつつ、ヒントも与える、録画映像と現実とを行き来する仕掛けがユニーク。絵的にもプレイ的にも、若干変化に乏しい時間帯もあるが、謎めいた物語に引っ張られました。PS4版は、PS VR対応作品としては、いままでプレイした中でもとくにクオリティーが高いと感じました。
週刊ファミ通1468号より
ふつうのテレビ画面でも十分に怖いレベルなのに、PS4版をPS VRでプレイすると、拷問レベルの怖さかと! 『バイオ4』のような武器関連のカスタマイズがなかったりと、かなり大がかりなイメチェンが図られ、純粋にホラーゲームとしての魅力を追求した作り。人によっては、ややボリューム不足に感じるかもしれないけど、体験できる恐怖の密度に関しては、これでもかというほど濃いですな。
週刊ファミ通1468号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
ファミ通公式のレビュー文、レビューアーイラスト(画像)等の無断転載・複製をお断りしています。