アサシン クリード ヴァルハラ(プレイステーション4)のレビュー・評価・感想情報
アサシンのステルスと一見ミスマッチと思える、ヴァイキングの荒々しいアクションとキャラクターとの組み合わせが、刺激的な化学変化をもたらしシリーズに新たな魅力を生み出すことに成功。仲間と集団で敵の拠点を強襲&略奪するときの高揚感は、ゲームだからこそ味わえる格別な体験。フィールドも、高低差や気候などでさらなる広がりを見せて、魅力である探索の手応えもパワーアップしている。
週刊ファミ通1669号より
仲間とともに行う襲撃やロングシップでの航海など、ヴァイキングの文化や生きかたをゲームシステムに落とし込みつつ描いているのが見事。雪深いノルウェーや美しい風景が広がるイングランドの作り込みもすばらしく、探索するのが楽しい。序盤こそ、アクション面に物足りなさを若干覚えるが、スキルツリーでの成長や物語の進行につれてできることが増えていくと、どんどんおもしろくなっていく。
週刊ファミ通1669号より
北欧神話と深く結びついたヴァイキングの文化や生き様を体験できるのがすばらしい。派手に武勲を立てる醍醐味が、隠密なアサシンらしさより優先されていますが、これはこれでエキサイティング。前作と共通の、どこへでもスイスイと上っていけるアクションが、ダイナミックさとステルス性とを両立しています。新天地での建築要素は、ノース人の歴史を感じながら、モチベーションが保てるのがいい。
週刊ファミ通1669号より
シリーズ定番の暗殺(教団)要素が、武闘派主人公のサイドストーリーから徐々に浸透していくさまが新鮮。キャラの強化はスキルポイントの割り振りで比較的簡単に行えますが、戦闘自体は的確な回避操作ができてこそのバランス調整です。メインストーリーは、登場人物の関係性がしっかり描写されているだけに、寄り道しつつも飽きることなく追い続けられます。直感的ではないナビ関連表示が少々残念。
週刊ファミ通1669号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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