ドラゴンズ ドグマ 2(プレイステーション5)のレビュー・評価・感想情報
プレイフィールは前作から大きく変えず、正統進化を遂げた印象。行く先々で新たな発見や出会いがあり、自然とクエストが発生する流れが秀逸でした。“ポーン”に絡む多彩な仕掛けも楽しく、とくに異世界で得てきた知識には大いに助けられましたね。巨大な敵との戦いは、やはり本作の醍醐味かと思います。唯一無二の冒険の楽しさがあるのは間違いないですが、移動の不便さがつねに付きまとう。
週刊ファミ通1844号より
重厚なファンタジー世界を冒険するロールプレイのおもしろさはしっかり味わえる。“ポーン”を介したほかのプレイヤーとのゆるいつながりもグッド。ポーンのAIの進化も実感でき、頼りになります。ファンタジーの中でのリアルさを体験できる作りは大きな魅力である反面、ちらほら見られる不便に感じる部分や尖った仕様は、近年のオープンワールドゲームとは異なる路線で、人を選ぶところ。
週刊ファミ通1844号より
まず、獣人アバターを細かく作り込めるのがいいですね。また、街並みから植生まで、リアルかつ自然なグラフィックが没入感をアップ。ファストトラベルは気軽にできないけれど、牛車で都市間を移動したり、道中で強敵に遭遇したり、従者の“ポーン”のおしゃべりを聞きながら歩くのもオツ。戦闘の手触りも良好です。一方、地図やUIは見づらい印象。ポーン起因の挑戦的な仕様は好みが分かれそう。
週刊ファミ通1844号より
特筆すべきは、リアリティーおよび臨場感のある“箱庭作り”。ときにプレイしていて不便・面倒に感じる部分もあるのだけれど、それもまた本作を“より深く”楽しむための意図的な配慮かと。そこを理解して楽しめるのなら没入感の高いロールプレイ(役割を演じる)体験が味わえる。ただ、昨今のわかりやすくお膳立てされたゲームに慣れていると、不親切に感じることもあるはず。けっこう尖った作りです。
週刊ファミ通1844号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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