
そのタイトルは、カプコンから2024年3月22日に発売されたオープンワールドアクションRPG『ドラゴンズドグマ 2』。筆者は第1作で初めてオープンワールドというジャンルに触れ、ガッツリハマりプレイしまくっていました。それから約12年、ついに正式な続編である本作が発売されたわけです。
とにかく世界のすべてを知りたくて寝食を忘れてプレイしていました(やや誇張)
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するとファミ通ドットコム編集者のででおから「そんなにハマってるなら記事を書いてよ!」という連絡が。すでに神のごとき力を手に入れてしまった覚者の無双っぷりを書いても未プレイの方には「なんのこっちゃ」となりそうなので、筆者がこの域へ達するまでに辿ってきた冒険の軌跡を語っていこうと思います。
オープンワールドをよく知らない人のために簡単に説明すると、軸となるメインストーリーはありますが進めかたはプレイヤーの自由。メインストーリーに沿って進めるもよし、メインストーリーそっちのけでやりたいことをひたすら求めるのもよし。つまりプレイヤーによって冒険の進めかたは大きく変わってくるんです。なので、筆者の冒険の軌跡も数あるプレイスタイルの中のひとつ、という感じで読んでいただければ幸いです。
メインストーリーそっちのけで世界を巡る
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メインストーリーを進めないまま、探索だけで20時間ほどはプレイしたと思います。関所宿場町に着いたときにバタル地方へ向かう関所が通れなかったので「この先はメインストーリーを進めないと行けないのかなぁ」と思っていましたが、別ルートを探索中、植物が生い茂る奥地で発見した洞くつをひたすら進んでいったら、なんとバタル地方に入れてしまいました!
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この密入国感が、興奮と喜びをより一層高めてくれたのを覚えています。そしてついに、バクバタルという街に到達。メインストーリーを進めていないからかメインストーリーに関わるイベントが起こることはありませんでしたが、ウロウロしているだけで楽しい。サブクエストはしっかり発生しますしね。
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メインストーリーを進めなくても探索はできる。バクバタルを出て再び探索の旅へ向かいましたが、ヴェルムント地方に比べてバタル地方の魔物は強い! そして数がやたらと多い気がする。休む間もなく戦闘になり、体力はロスゲージ(※)が大半を占め探索が難しい状態に。
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しかし、刹那の飛石(ファストトラベルのための道具)で飛べる場所は、まだヴェルンワースのみ。せっかくバタル地方まできたのに、スタート地点には戻りたくない(笑)。ちなみに本作は頻繁にオートセーブされ、ゲームオーバーになったときは直前でセーブされた場所から再開するか、最後に宿屋に泊まったところからやり直すかを選べる。考えた末、やや強引だがゲームオーバーになりつつも探索を続けることに。その結果、バタル地方のマップもおおかた埋めることに成功。
まさに死と隣り合わせ(というか死んでいたけど)の探索は緊張感がありましたし、その先で新たな発見があったときは達成感とうれしさがハンパなかったです。そしてバタル地方の探索途中で上位ジョブであるマジックアーチャーにも転職可能になり、速攻でジョブチェンジしました。
マジックアーチャーは全ジョブの中で唯一オートターゲットがついているため、その後の戦闘が超ラクチンに。マジックアーチャーは敵と距離を離して戦うスタイルなので、ターゲットを取ってもらうため筆者のメインポーン(名前は“ゴジラ”)をファイターに。性格は好戦的な奔放だったので相性もバッチリ。マジックアーチャーになってからは、戦闘がかなり楽に、そして楽しくなりました。やはりオートターゲットの存在が大きいけど、スキルも優秀だったんですよね。ここで簡単にマジックアーチャーの便利なスキルを紹介します。
まずは無尽魔矢。大量の魔法の矢を撃つ単体向けのスキルで、大ダメージを与えられます。ザコなどは通常攻撃で十分ですが、大型魔物と戦うときに活躍します。
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つぎは跳弾魔従。放った魔法の矢が跳弾しまくるという性能なので、開けた場所ではなく洞くつなどで真価を発揮するスキル。一定時間跳弾し続けて魔物にダメージを与えますが、その威力が凄まじく、跳弾魔矢を撃った後は眺めているだけで魔物が倒れていきます。実際に使うとクセになる技ですね。
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そしてマジックアーチャーのマスタースキルである殉身覇魔弓。構えているときに体力のロスゲージがモリモリ増えるのと同時に体力がみるみる減っていきますが(最大HPがどんどん減っていくイメージ)、それと引き換えに超高威力の攻撃が可能な、まさに切り札とも言えるスキル。その威力は、冒険序盤では倒すのが難しいドラゴンすら一撃で倒せてしまうほど。初めて使ったときは、体力上限の減り具合と魔物を一撃で倒してしまった威力で2倍驚きました(笑)。
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と、マジックアーチャーに転職後は探索も加速し、マップはおおかた埋められた状態に。「そろそろメインストーリーでも進めるか」とベルントの依頼をこなして、今度は正規ルートでバタル地方へ。するとメインストーリーに関係するイベントが次々と発生。探索はあらかた満足していたので、ここからはメインストーリーを中心に進めていったのですが終盤、見るからにヤバい展開に。ネタバレになるため詳しくは書きませんけども。
抽象的な表現になりますが、終盤に出現する魔物がメチャクチャ強く、オートセーブもされないため死んでしまうと宿屋からの再開のみ。しかも、むやみやたらと宿屋に泊まれない、という理由もあり……。なんやかんやで、あまり探索しないままクリアーすることになりました。
2周目はレベルや装備などを引き継いだ状態で最初から始められるので、今度はしっかりと準備、育成して1周目で駆け足だったところをじっくり調べることに。しかし改めて2周目の探索をしていると、まだまだ新たな発見があることに驚き。未クリア―だったクエストも数多くあったので、2周目も寄り道だらけでメインストーリーが進みません(笑)。
こちらもネタバレになるので画像はお見せできませんが、マップの奥地まで進んだときに、突如目の前に巨大なスフィンクスが現れたときはワクワクが止まりませんでした。オープニングに出現したメデューサを、とある洞窟で発見したときも大興奮! これらを経験して思ったことは「戻りの礎(※)はつねに1個携帯して探索しよう」ということ。まだまだ探索を続けたいけど戻りたいときもあるし、メデューサなど定期的に倒したい魔物がいる場所に戻りの礎を設置しておけば、定期的にお手軽な狩りができます。探索をスムーズに進めるために戻りの礎は必須でしたね。
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2周目は探索ついでに探求心の証(※)も探しまくり、メインポーンをメイジにしたときの最強武器“パワーオブポーン”を入手!
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メインポーンは前衛職を優先して育ててきましたが、これを機にメイジに転職。ここまではよかったのですが、メインポーンの性格が悪さをすることに……。
前衛をやらせていたときも、奔放な性格だとセリフにイラっとするというかひとクセ癖があるんですよね。ここに挙げるのはそのほんの一部ですが、このようなセリフを当たり前のように言ってきます。
・ダメージを受けて魔物を倒したら
「強さの見極めが甘かった…それが反省点ですね」
・案内を任せたら
「さては道のりが不安ですか? このわたしが案内を間違えるとでも?」
・案内と違う方向に移動したら
「え? …そちらに進むんですか? ならば案内は中断いたしますね」
・ダッシュし始めたら
「徒競走でも始まったんですか?(笑)」
そしてメイジに転職後、ヘルプで回復をお願いしたら、
「それはわたしがやらないといけないんですか? まぁ命令ならやりますけど……」
みたいなセリフを言われ、海に投げ落としたくなりました。いやメイジなら回復してよ! 一瞬「竜憑きか?」(※)と思ってしまうほどの紛らわしさ。というか回復役として行動が不安だったので性格を献身に変更するとセリフが大真面目になり、「回復するのでお待ちください!」と積極的に回復してくれるように。
おかげで冒険は快適になったけど、このときには奔放なポーンのセリフにすっかり慣れて愛着が湧いていたため、寂しい気持ちも出てきて複雑な気分に。奔放への愚痴も少し吐いてしまいましたが、一度は奔放のポーンを連れて旅することをおすすめします。最初はイラッとするかもしれませんが、聞き慣れると本当に楽しいですから。信じて。
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そして満を持して2周目終盤へ突入! 今度は竜の鼓動や全能霊薬といった貴重なアイテムを大量に用意しておきました。その結果、死を恐れずにじっくり探索でき、今度こそほぼ完全踏破! と、こんな感じで現在は3周目に突入したところです。
「そんなにやり尽くしたら、もうやることないんじゃない?」
と思うかもしれませんが、クエスト関連では違った進ませかたをしたいものもあるし、探索していれば、まだ新たな発見があるかもしれません。ぶっちゃけ、フィールドをうろうろしているだけでも楽しいんですよね。
ただ、不満点もいくつかあります。洞くつは数多く発見できるのですが、ちょっとしたほら穴的程度なことが多かったり、宝箱を開けても中身は“腐りかけのガライモ”といったことが頻繁にあったせいで、洞くつを発見したときにあまりワクワクできなかったこと。そして、レベル999まで上げられることに対するやり込み的な要素も欲しかった。せめて周回を重なるごとに魔物が強くなるとか、獲得経験値も多くなるとかあればよかったなぁ、と。
しかし、3周目に突入している時点で十分過ぎるほどにハマっているのは事実ですし、やり残したことをやり尽くすまではプレイしたい!
ゲーム自体も定期的にアップデートが実施されているので、かなり遊びやすくなっていると思います。「休みの日は何をしようかなぁ」と悩んでいる人は、ぜひ『ドラゴンズドグマ 2』の世界で自由気ままに冒険を楽しんでみてください!
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