
“竜憑き”の存在が大きな話題になった
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プレイヤーは竜に心臓を奪われ、竜を屠る宿命を負いし者“覚者(かくしゃ)”となり冒険へと旅立つ。そして竜を討ち、玉座へ昇るまでの物語が描かれる。
本作はマルチエンディングを採用しており、言うなればバッド、ノーマル、グッドエンディングが存在。グッドエンディングのルートへ到達したときのみ世界に大きな変化が訪れるので、初めて体験した際は驚かされたんじゃないかな。筆者もタイトル画面の仕掛けには大いに唸らされた記憶がある。
前作には登場しなかった“獣人”種族が登場。獣人の国バタルと人の王国ヴェルムント、遠く離れた国々に渦巻くさまざま謀略に立ち向かっていくのも熱いものがあった。
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つねにプレイヤーと行動をともにするメインポーンひとりと、ネットワークを介してほかのプレイヤーから借りるサポートポーンのふたりを加え、最大4人のパーティーで冒険が可能。AIで制御された彼らとの共闘は、まるでマルチプレイのような感覚でおもしろい。
グリフィンやサイクロプス、ミノタウロスにワイトなど、巨大な難敵のモンスターとの戦いはとくに燃えたんじゃないだろうか。自分のメインポーンがほかのプレイヤーに借りられて活躍すれば、お礼のアイテムをたくさんもらえるなんてこともあってうれしかった。
剣を振るい、魔法を唱え、矢を放ち攻撃するアクションの楽しさは前作以上。ファイター、アーチャー、シーフ、メイジといった基本ジョブに加え、ウォーリアー、ソーサラー、魔剣士、幻術師、マジックーアーチャー、アリズンの6つの上位ジョブが存在。
自分とポーンたちでさまざまな組み合わせのパーティーを作り、協力しながら強敵に挑むのが楽しかった。巨大な敵の体に取り付き、よじ登りながら攻撃するというのは『ドラゴンズドグマ』シリーズならではの醍醐味と言える。
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厄介だったのは“竜憑き”の存在。これは異世界を跨ぎ往来するポーンに感染する流行り病のようなもので、患うと目を見張る活躍を見せるといったメリットもあった。しかし、竜憑きが末期状態になり治せないまま過ごしていると大いなる災いを引き起こし、街が壊滅状態になってしまうなんてことも……。
筆者的には世界設定として非常におもしろいと思っていたのだが、実際に街が壊滅してしまった人からすればリカバリーもたいへんだしで賛否両論だったのも頷ける。このあたりの論争は大きな話題になったので覚えている人もいるだろう。
あまりにシビア過ぎたか、現在は感染率の引き下げや感染状態の目視に寄る確認のしやすさもアップデートで対応されており安心。新たに追加されている“カジュアルモード”であれば、感染によるメリットは残したままデメリットは発生しないといった具合で、発売当時のように恐ろしいものではなくなっている。
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2024年9月17日の大型アップデートでは、前述したカジュアルモードが追加。広大な世界をあえて徒歩で冒険し、そこでの一期一会にワクワクさせられるのも本作のおもしろさで間違いないが、忙しい現代人向けの調整かファストトラベルに使用する“刹那の飛石”の価格が引き下げられている点もありがたかった。
通常モードでもバクバタルの街に戻りの礎が設置され、自分で運ぶ必要がなくなったのも超うれしいところ。現在は発売当時よりもかなり遊びやすい調整が多々入っているので、久しぶりに『ドラゴンズドグマ2』を遊んで確認してみるのもいいんじゃないだろうか。