
喪った仲間が復活しないシビアさも魅力だった
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また、“4月20日”は『ファイアーエムブレム』シリーズと縁深い日になっており、2005年には『ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡』が、2017年には『ファイアーエムブレム Echoes もうひとりの英雄王』が発売されている。
『ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣』は、任天堂から発売されたシミュレーションRPG。現在も続く人気シリーズの記念すべき1作目で、同ジャンルの代名詞的な存在のタイトルだ。シミュレーションRPGと聞いたら、多くのゲームファンが真っ先に『ファイアーエムブレム』シリーズを思い浮かべるのではないだろうか。
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本作のヒットにより、シミュレーションRPGがゲームファンのあいだで浸透し、新たなジャンルとして確立されたと言っても過言ではない。『ファイアーエムブレム』の登場以降、同ジャンルのゲームが爆発的に増加し、多くの名作シリーズも生まれていった。
“戦記モノ”の壮大なストーリーも、多くのプレイヤーを惹きつけた。中世ファンタジーの世界観はまさにRPGといった感覚で取っつきやすく、ドラマチックな展開に誰もが夢中になったはず。筆者などは物語を見たいがためにゲームをプレイしていたと言っていいだろう。ストーリーパートを食い入るように読み進めていた覚えがある。
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そして、シビアなゲーム性も『ファイアーエムブレム』シリーズならでは。キャラクターが倒されると復活しないため、喪ったときのショックは計り知れないものがあった。しかも“詰将棋”と称されることもあるくらいバトル難度は高めに設定されており、敵はちょっとでも見落としがあると確実にそこを突いてくるからイヤらしい(笑)。何度リセットしてバトルをやり直したかわからない……というプレイヤーも多いのではないだろうか。ユニットに対してこれほどまでに入れ込んでしまうなど、多くの人が初めての経験だったはず。ゆえに筆者も、キャラクターの死が強烈なプレイ体験としていまでも記憶に残っている。
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その後本作は、1994年1月21日にリファインされた続編とセットになりスーパーファミコン版『ファイアーエムブレム 紋章の謎』として発売。さらに本作の純粋なリメイク版が2008年8月7日にニンテンドーDSで『ファイアーエムブレム 新・暗黒竜と光の剣』として発売された。
ファミコン版『暗黒竜と光の剣』及びスーパーファミコン版『紋章の謎』は、Nintendo Switch Onlineの会員特典で遊ぶことができるので、いま遊びたいと思ったらこちらを利用すると手っ取り早くておすすめだ。
また、前述の通り4月20日は、ほかの『ファイアーエムブレム』シリーズ2作品が発売されているのもおもしろいところ。
2005年4月20日にはニンテンドーゲームキューブ用『ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡』が発売。こちらはシリーズで初めてグラフィックをフル3D化したタイトルとなっており、立体的なバトルマップが非常に印象深い。“拠点”システムが導入され、進撃準備が便利に進化してより細かく設定できるようになった。“体当たり”で敵味方問わず1マス押し出せたり、各キャラクターにスキルを身に付けさせたりすることもできた。
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2017年4月20日はニンテンドー3DS用『ファイアーエムブレム Echoes もうひとりの英雄王』が発売された。本日でちょうど5周年となる。シリーズ第2弾のファミコン版『ファイアーエムブレム外伝』を現代風にリメイクした作品で、キャラクターデザインにイラストレーターの左氏を起用したことでも話題となったので覚えている人も多いだろう。ストーリー面の大幅な改修が行われていて、アルムとセリカ、別々の目的を持つふたつの軍を指揮していくのがおもしろかった。
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シリーズ最新作は、2023年1月20日に発売された『ファイアーエムブレム エンゲージ』。『暗黒竜と光の剣』のマルスや『蒼炎の軌跡』のアイクなど、歴代作品の主要人物が登場して物語に花を添えるので、シリーズ未経験者はもちろん過去作のファンにもおすすめの内容となっている。