
一撃で勝負がつく“殺界”システムも話題
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制作スタッフが入社したての新人ばかりだったためゲームのバランスが甘かったり、予算不足ゆえにキャラクターのボイスをスタッフ自身が担当していたりと、荒削りな部分も目立つ一方、爽快感を追求したシステムや個性的なキャラクターなどはとても魅力的。熱狂的なファンを生み出しました。筆者もそんなひとり。発売前こそノーマークでしたが、『電撃プレイステーションD7』に付いてきた体験版CDで本作をプレイして惚れ込み、製品版を発売日に購入しました。
ちなみに、「スタッフが声をあてている」と言うと、残念なものを想像されてしまうかもしれませんが、実際には本職の声優陣に混じって健闘しており、ゲームをプレイしていても気にならないレベルでした。
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世界観の構築とキャラクターデザイン、BGMまでをすべて手掛けているのは、作品の生みの親である石渡太輔氏。ファミコンやスーパーファミコンの容量が少ない時代ならともかく、プレイステーションのゲームでもこんな作りかたができるとは思いませんでした。主人公ソルのボイスまで石渡氏だと知ったときは、もはや驚きを通り越して笑ってしまいました。
システムはチェーンコンボや二段ジャンプ、空中キャンセルなどが搭載され、爽快感抜群。さらに一撃で勝負がつく“殺界”システムもあり、独特の緊迫感を生んでいました。一撃必殺技は防御側が回避できるものの、決まれば即座に勝敗が決します。CPU戦の難度は高く、アクションが苦手な筆者は正攻法ではクリアーが難しく、「なんとか決まってくれ!」と思いながら一撃必殺技を連発していたのはいい思い出です。
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キャラクターは、以下の10名。
- 元聖騎士団で神器“封炎剣”を持ち出して逃走したソル=バッドガイ
- 聖騎士団のリーダーで封雷剣を使うカイ=キスク
- 空賊“ジェリーフィッシュ快賊団”の一員であるメイ
- 元アサシンのミリア=レイジ
- アサシン組織の首領であるザトー=ONE
- 武装国家の奴隷兵士であるポチョムキン
- 日本人の師匠から忍術を習得したチップ=ザナフ
- 殺人鬼のDr.ボルドヘッド
- 20世紀からタイムスリップしてきたアクセル=ロウ
- 元聖騎士団団長で斬竜刀を使うクリフ=アンダーソン
筆者は素早いチップが好きで使っていたのですが、後に同じようなスピードタイプで飛び道具が強いミリアに切り替えました。生足がセクシーだったのもミリアにキャラ変えした理由です(笑)。
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初代『ギルティギア』はプレイステーション4、Nintendo Switch、Steamでダウンロード版が販売されており、現行機でプレイ可能。大味な部分はあるものの、キレッキレな演出やBGMは色あせない魅力があります。ぜひこの機会に触れてみてほしいです。