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サマーゲームフェスト(SGF)2024が開幕。E3の流れを汲む北米最大級のゲームイベントを取材!【SGF2024】

by堅田ヒカル

更新
サマーゲームフェスト(SGF)2024が開幕。E3の流れを汲む北米最大級のゲームイベントを取材!【SGF2024】
 2024年6月8日(日本時間)、アメリカ・ロサンゼルスで北米最大級のゲームイベント“Summer game fest2024”(サマーゲームフェスト2024。以下、SGF2024)が開幕した。

 8日朝よりYouTubeシアターで行われたイベントでは、『
モンスターハンターワイルズ』最新動画や『レゴ ホライズン アドベンチャー』、『ストリートファイター6』新キャラクター参戦などの発表が続々と行われ、配信動画やそのまとめ記事もご覧になった方が多いことと思う。

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 我々ファミ通取材陣も太平洋をはるばる越えて現地取材にやってきている。現地ではさまざまな最新作の試遊や開発者へのインタビュー取材を行っており、この後、それらの記事をどんどんアップする予定。

 本稿では、本イベントSGF2024がどのようなものかを簡単に解説していく。

 ちなみに本記事を書いている現在ロスは午前1時半。時差ボケと長旅の疲労とイベント取材のハイテンションが記者の体内でケミストリー(化学反応)してスパーク中。クラクションとパトカーのサイレン響くコンクリートジャングルロサンゼルス、ダウンタウン地区の某ホテルよりお送りします。

6月はゲームイベントの季節

Summer Game Festで新情報発表

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 本イベントの目玉となるのは、同名の配信イベント“Summer Game Fest”。

 主催者のジェフ・キーリー氏が司会を務め、多くの新発表を立て続けに行う。

 会場がアメリカであることもあり、ワールドワイドな海外メーカー作品の発表が多いのだけど、『ストリートファイター6』の追加キャラクターや、『モンスターハンターワイルズ』では辻本良三プロデューサーがステージに登壇したり、『
ドラゴンボール スパーキング! ゼロ』や『ソニック × シャドウ ジェネレーションズ』、『野狗子: Slitterhead』の発売日が発表されたりと、日本の作品も多く発表され、注目を集めている。

 2023年にはなぜか俳優のニコラス・ケイジさんが登壇したりと、単なる新情報発表にとどまらないステージ感、お祭り感があるのが特徴でもある。

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会場となったYouTubeシアター。外観は巨大なスタジアムのように見える。

イベントで発表 → Play Dayで試遊&取材!

 そして、配信イベントの翌日からはロサンゼルス・ダウンタウンのファッションディストリクトに会場を移して、“Summer Game Fest Play Day”(SGF プレイデイ)が2日間にわたり開催。

 ここではメーカーがブースを出展し、それぞれのブース内で発売前のゲームを試遊できたり、メディアに向けてのプレゼンや、開発者へのインタビュー取材が行われたりしている。

 本イベントのひとつの特徴は、基本的にクローズドイベントであること。事前登録を行ったゲーム業界関係者とメディア以外は基本的には入場できず、東京ゲームショウのようなチケット販売も行われない。

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取材パス。これがないと入れない。出入り口の金属製フェンスには屈強なザ・ガードマンがつねに待機している。

 そのため、全体のスペースはそう広くなく、各ブースは古い倉庫を利用していたり、経緯がよくわからないがビール会社のブルワリー(醸造所)兼バーを活用していたり、あるいは大型のテントがブースになっていたりする。

 このあたり、幕張メッセを使用している東京ゲームショウや、同じく大型イベント会場“ケルンメッセ”を利用している欧州最大級のゲームイベントgamescom(ゲームズコム)とは雰囲気がかなり異なる。和やかでどことなくリラックスした雰囲気だ。

会場点景

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 もともとがどういう場所なのかよくわからないのだけど、古い倉庫街をリノベーションしてイベント会場に活用しているという雰囲気。温室のような建物もある。ブースを移動する際は緑が溢れるオープンエアーの空間を歩いて移動する必要があり、アメリカ西海岸の眩しい日差しが記者の肌を健康的に焦がす。ふだん日を浴びない編集者は日光に弱い。

 カプコンブース壁面には『ストリートファイター6』のイラストが大きく描かれており、ストリートのグラフィティをテーマにしたビジュアルが、壁画となっていっそう映えていた。

配信番組も続々!

 Summer Game Festのイベント単体としての規模感は、2019年まで同じく毎年6月にアメリカ・ロサンゼルスで開催されていたゲームイベント“E3”(エレクトロニック・エンターテインメント・エキスポ)と比べると小規模になっている。


 しかし、コロナ禍を経て、情報発信のための配信番組も数多く行われるようになっている。この時期は冒頭のSummer game festイベント配信以外にもUBI ForwardやXbox Showcaseといった各社独自の配信イベントも多く行われ、ゲームメーカーにとって情報発信の重要なタイミングであることに変わりはない。

 SGFプレイデイは、それらの配信で発表されたゲームの試遊ができたり、開発者へのインタビューができたりする、ワンセットのゲームイベントというわけだ。

 ファミ通.comでは今後、UBI ForwardやXbox Showcaseの情報や、現地取材の成果を続々と掲載予定なので、今後もぜひチェックしてほしい。

おまけ:SGFグルメ

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 腹が減っては取材はできぬ。入場者には食事と交換可能なバウチャー(クーポン券)が配布される。ありがてえ。食事エリア止まっている数台のフードトラックからチョイス可能。これがなかなかにおいしい。ありがてえ。疲れた記者の五臓六腑に染みわたる味わいだ。うめえ。

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さらにリラックスしたムード漂うフードエリア。
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 ライスボウルや肉を小麦粉の皮で巻いたもの、タコスにナチョスなどメニューは豊富。ありがてえ。

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セガ&アトラスのコラボキッチンカーも登場! シャドウをイメージしたクッキーアンドクリームシェイク。

ホットドッグがリトルエクスペンシブ(高い)ね

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これはYouTubeシアターのイベント後にあらわれた屋台のホットドッグ。10ドル。10ドル(約1560円)!? 2024年3月にGDCでサンフランシスコを取材した際もホットドッグ屋台はすべて等しく10ドルだった。おそらく全米を暗く覆う強力なホットドッグ・カルテルが形成されているに違いない(陰謀論)。
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集計期間: 2025年04月25日12時〜2025年04月25日13時