
また、日本で人気のモバイル麻雀ゲームの中でも、RPD(1ダウンロード当たりの収益)を順調に伸ばしており、現在は20ドル以上をキープしている。
雀魂がブルアカコラボで過去最高のDAUを記録、日本のモバイル麻雀においてRPDも際立つ
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過去最高DAUを記録した雀魂のブルアカコラボ、RPDも20ドル前後をキープ
『雀魂』の日本での人気は麻雀ゲームジャンルにおいて際立っています。Sensor Towerのストアインテリジェンスのデータによると、過去2年間(2022年5月から2024年4月)の日本におけるモバイル麻雀ゲームにおいて、収益シェアで50%以上となっています。また、ダウンロード数シェアでもトップとなっています。
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同作は若干の上下はあるものの、右肩上がりのMAU成長を続けており、2024年4月には過去最高となるMAUを達成しました。
この過去最高MAU達成の要因は、コラボにあります。『雀魂』は2024年4月17日より人気スクワッドRPG『ブルーアーカイブ』(Yostar)とのコラボを開始しました。Sensor Towerのデータによると、『ブルーアーカイブ』とのコラボ開始当日にDAU(デイリーアクティブユーザー数)が大きく上昇しており、『雀魂』のリリース以降最高のDAUを記録しています。
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このコラボでは、『ブルーアーカイブ』からアビドス対策委員会の「砂狼シロコ」や「小鳥遊ホシノ」などがコラボ雀士として登場し、コラボ装飾品や限定の着せ替え「華芳雅韻」も実装されました。同時に期間限定イベント「学園祭大騒ぎ!」をスタートさせ、「イベントPT」を集めることで、祈願の巻物やコラボ限定ローディングイラスト、賢者の福袋などの報酬を手に入れることができました。
『ブルーアーカイブ』は日本のモバイルゲーム収益ランキング上位にたびたび顔見せる人気タイトルですが、『雀魂』とのコラボでその人気を証明する形となりました。
『雀魂』はRPD(1ダウンロード当たりの収益)の点でも、日本のモバイル麻雀ゲームにおいて際立った存在となっています。Sensor Towerのデータによると、2020年1月から2024年4月の日本で人気のモバイル麻雀ゲームとの比較では、全タイトルとも上昇傾向であることが確認できます。
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リリース当初の『雀魂』は、『NET麻雀 MJモバイル』(SEGA)や『麻雀格闘倶楽部Sp』(KONAMI)の後塵を拝しているものの、2021年4月ごろからトップとなっています。その後も順調にRPDを伸ばしており、現在は20ドル以上をキープしています。
戦略的にXでの動画広告を集中展開、ブルアカDL数にも好影響
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ほとんどの広告タイプは動画で、『ブルーアーカイブ』とのコラボに登場するキャラクターをボイス付きでプロモーションしています。
Xでの広告は、戦略的な展開であることがわかるデータがあります。Sensor TowerのAudience Insightsのデータによると、『雀魂』ユーザーが広告インプレッションを見るチャネルとして、Xが60%近くでトップとなっています。2位はYouTubeで25%以上です。このデータから、X上で動画広告に注力したのだと推察できます。
また、このコラボは『ブルーアーカイブ』にも好影響があったと見られます。Sensor Towerのデータによると、『雀魂』ユーザーが利用するモバイルゲームの1つとして『ブルーアーカイブ』が上位にランクインしています。実際、同作のダウンロード数推移を確認すると、コラボ開始当日の2024年4月17日以降に上昇傾向になっていることがわかります。
いずれのタイトルもパブリッシャーはYostarで、自社のIPをうまく活かすことで同時に2タイトルを好循環に導いた事例と言えます。
Sensor Towerのストアインテリジェンスのユーザーは、過去のパフォーマンス指標に加えて、アプリ収益とアプリダウンロード数の推定値を見ることができます。本レポートのSensor Towerの収益予測は、App StoreおよびGoogle Playからのもので、ユーザー総消費額を表しています。
また、データにはサードパーティのAndroidマーケットデータは含まれておらず、App StoreもしくはGoogle Playアカウントの初回ダウンロードのみ集計しています。同じアカウントが他のデバイス、もしくは同じデバイスで行った重複ダウンロードは集計に含まれていません。ダウンロードデータは同じアプリの異なるバージョンもまとめて集計しています(例:FacebookとFacebook Lite)。