周年のたびに思わされることがある。"『NIKKE』がシナリオ特化のゲーム"だということを。チュートリアルから始まり、MIRACLE SNOWにOVER ZONE、NYANYA Paradise、RED ASHなど、『NIKKE』に泣かされた回数は数知れず。
そんな物語を生み出すシナリオチーム部署インタビューでは、ストーリーで描写されているがあまり詳しく語られていない要素について、重点的に訊いた。
なおネタバレを多く含んでいるので、未プレイのチャプターがある指揮官(ユーザー)は注意してほしい。
副司令官は、トータルで5人います。そのうちふたりはまだ登場していません。総司令官も存在します。
当時のニケたちには指揮官がついていませんでした。ゴッデス部隊は特別なケースです。ニケと指揮官が同行するという概念は、第二次地上奪還戦のころから導入されたもので、多数の規律がそのころから定められました。
はい、その通りです。アークの入口の周辺に引かれていた物理的な線、人間のために生きるべきニケとしての線の両方を意味します。
隠ぺい用の布です。ラプチャーによって認識される確率をかなり下げる効果があります。エデンの人物たちがニヒリスターを連れて行く前に、ラプチャーにやられることを防ぐためにかけてあげたのです。
今後ラピにまつわるストーリーの中で明かされます。
無意識にある理想に影響を受けます。自動的にそうなると言っても間違いではないです。
——もし伝説の指揮官が生きていたら、現在何歳ぐらいですか?
もし生きていたら、130~150歳くらいだと思います。
地上はエターナルスカイより遥か上にあります。そのあいだに前哨基地が位置します。ちなみにエターナルスカイは、空の映像を映している巨大なスクリーンのようなものなので、上に前哨基地などがあっても、空を見るのに支障はありません。
——ニケは脳さえ無事なら大丈夫と言いますが、コアの破損による死(紅蓮の姉のような)もあるように思われます。仕組みを教えてください。
ニケは脳が無事なら復活できますが、脳だけあればできるわけではありません。脳にはエネルギー供給が必要で、そのエネルギーはニケのコアから発生します。ニケのコアが完全に破壊された場合、脳にエネルギーを送れなくなって脳死、つまり死亡にいたります。
ラピの頭部が取れたとき、みんながラピの頭部を拾って素早く退却した理由もそこにあります。脳に送られるエネルギーが途絶えた状態なので、至急措置を取らなければ脳死状態になり、回復の可能性がなくなります。
“ブレインシェルター”という装置には、脳にエネルギーを長時間供給する機能があります。ブレインシェルターに保管されているニケの脳は、コアがなくてもエネルギーの供給を受けることができるので、脳死状態になりません。
——モダニア奪還作戦の際、AZXの車体をどのように地上へ運搬してきたのですか? アークには地上への線路が設置されている形でしょうか。
乗り物用の巨大エレベーターで運搬しました。
アークにいたころからニケでした。彼女たちはそれぞれアークに裏切られた経験があります。
——エニックとインクはどちらが姉でどちらが妹ですか?
敢えて言うならエニックが姉です。エニックのほうが先に作られ、その後にインクが作られました。
——クロウがAZXを爆破未遂したときに、ディーゼルとソリンがクロウを捕縛しなかったのはなぜでしょうか?
捕縛するには戦闘力の違いが大きかったからです。銃撃以外は勝ち目がありませんでした。
——シフティーが“エブラ粒子”の濃度を遠隔操作で下げているような描写が度々入ります。具体的にどのように下げているのでしょうか?
近くに配置されているエブラ粒子分解装置を遠隔操作し濃度を下げます。エブラ粒子分解装置が設置されていないところではその方法は使えません。そして、エブラ粒子の濃度を一時的に下げても、結局その地域の濃度に戻ります。
——イサベルがアークで指揮官を追跡しているとき、どこから見ていますか?
イサベルはどこにでもいます。
——ギロチンが登場するシナリオでは、TYPE-MOON作品のパロディが多く登場しています。どのような経緯でパロディを登場させたのでしょうか?
開発がTYPE-MOONの熱烈なファンだからです。本当に理由はそれだけです。
口では指揮官に勝てないからです。