『原神』や『崩壊:スターレイル』を手掛けるHoYoverseの完全新作アクション・RPG『ゼンレスゾーンゼロ』(『ゼンゼロ』)がリリース(2024年7月4日)目前。
2024年6月17日~18日に開催されたシンガポールでのメディアツアーにて、リリース内容にもっとも近い最新の環境で本作を体験することができたので、その模様をリポートする。
※一部の画像は第3回のクローズドβテストのものを使用しています。はじめに
今回の試遊データは、プレイアブルキャラクターのほぼすべてがオープンかつ、かなり育った状態だった。そのため、メインのアクション全開のバトルをたっぷりと味わうことができた。ちなみにストーリーやイベントに関してはネタバレを避ける意味もあり、ほとんどロックがかかっていた。
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ストーリーやイベントシーンは、コミック調の演出やボイスがふんだんに盛り込まれており、それらは3回実施されたベータテストで体験できた。
三位一体の高速アクションは抜群の爽快感
本作では"ホロウ"という空間を、"エーテリアス"と呼ばれる敵を倒しながら探索することになる。エーテリアスと相対するのは、主人公の兄妹(アキラ・リン)ではなく、高い戦闘能力を持つエージェントだ。
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主人公の兄妹は、ホロウの外で状況を分析し、エージェントを導く役割を担う。
最大3人のチームを組むことができ、ワンボタンで瞬時に交代可能。エージェントによって、攻撃手段や得意とする役割も大きく異なり、見た目や性格もバラエティー豊か。
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強さを細かく比較するまでの余裕はなかったが、ひと通りのキャラクターを触ったところ「こいつは強すぎる!」といった印象を受けるほどの差は感じられなかった。それよりも、敵の攻撃をやり過ごして的確に反撃を行う、アクションゲームの基本となる立ち回りが大事なように思えた。
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強さにあまり差がないとは言ったものの、パワフルな遠距離攻撃が可能な朱鳶(しゅえん)はかなり使いやすそうだった。
アクションの真髄は、攻撃をギリギリで避けると成立する“極限回避”、それとギリギリで交代すると発動する“極限支援”。どちらもド派手な演出とともに強力な反撃技が実行できるので、とにかく気持ちいいし狙いたくなる。細かい仕様はいろいろとあるが、とりあえずこのふたつを利用して攻めるのが本作の醍醐味。
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敵が攻撃してくる寸前には、金色の閃光が表示される。これが見えたら回避、もしくは交代のボタンを押すだけでオーケー。
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極限回避成功時にはスローモーションの演出が入り、専用の反撃スキルがくり出せる。
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極限支援に成功すると、交代と同時に仲間が攻撃を受け止める、もしくは回避し、反撃を叩き込める。
個性が光るキャラクターと演出
愛着の湧きやすいキャラクターデザインは、さすがはHoYoverse作品といったところ。かっこいい、かわいいはもちろん、機械人や鬼、さらには獣チックなキャラクターも登場し、ストーリーを盛り上げてくれる。
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エージェントは何でも屋の“邪兎屋”に、建築会社の“白祇重工”、家事代行を派遣する“ヴィクトリア家政”など、なんらかの陣営に所属していて、彼らを取り巻く環境や人間関係も注目のポイント。今回の体験会ではあえてカットされていた部分なので、リリース後に楽しみたい。
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レトロモダンかつ未来的なデザインは唯一無二!
舞台は“エリー都”という未来都市だが、主人公がレンタルビデオ屋をやっていたり、ブラウン管のモニタがあったりと、レトロなアイテムがたくさん登場。筆者はおじさんなのでVHSのビデオテープはなじみ深かったが、むしろ「現代の若者はこれを知っているのか?」と思ったほど。
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屋内、屋外の作り込みも実に細やか。街のあちこちを見て回るだけでも楽しい。
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主人公がホロウ内にいるエージェントをナビゲートする際の画面も独特。ズラリとならんだCRTモニターをフィールドに見立てて探索し、敵と遭遇するとエージェントを操作する場面に移行する。ホロウ内はたくさんの仕掛けがあり、謎解きやパズル要素も楽しめる作りになっていた。
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モニターひとつがひとマスとして扱われ、マス目を上下左右に進む。『崩壊:スターレイル』の開拓者(プレイヤー)なら、“模擬宇宙・拡張装置”をイメージするとわかりやすいかも。
そんなレトロな雰囲気もある未来的なデザインは『ゼンゼロ』の世界をとても魅力的に彩ってくれる。UIや演出もとにかくおしゃれで、視覚的な満足感もとても高い作品に仕上がっていた。ちなみに、デザインに関するこだわりは、週刊ファミ通週刊ファミ通2024年7月18日号(2024年7月4日発売)のプロデューサーインタビューで語っていただいているので、ぜひ手に取ってほしい。
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各キャラクターの必殺技“終結スキル”の演出は必見!
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バトル勝利時の演出も超クール。あの手この手で気分を高揚させてくれる。