エレクトロニック・アーツのサッカーゲームシリーズ最新作『EA SPORTS FC 25』の新システムの情報を明かす映像が公開された。公式サイトの最新記事では、より深いチーム戦術を可能にする“FC IQ”を中心に、新アクションなども紹介されている。
FC IQでより深い戦術表現が可能に
FC IQは今作のチーム戦術の重要な核となるシステムで、各ポジションの役割(ロール)を指定することにより、実際のプロサッカーで導入されているボール保持/非保持による可変フォーメーションなどを表現できるのが特徴。
たとえば「右サイドバックが偽サイドバックとしてセンター寄りに位置取り、左サイドバックはアタッキングウィングバックとしてウィング化、右センターハーフはハーフウィングとして右サイド広めに位置」とか、「4バックの基本フォーメーションから、ボール保持時は右サイドバックがウィング化し、左サイドバックはCBと3バックを構成」といったような事ができる模様だ。
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右サイドバックがハーフ化し、ハーフがその分幅を取るという変化。
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設定画面での例。ベースは4バックだが、ボール保持時は右のカルバハルが大きくせり出すと同時に左のメンディが最終ラインに加わって3バック化。
これまでも似たようなことを目指したポジション設定があったり、フォーメーションの切り替えを駆使することで擬似的にこの手の戦術を再現することもできたが、今作でゲームシステムとして意識的に表現できるのは非常に興味深いところ。ここにさらにフォーメーション切り替えも加えれば、キャリアモードで戦術マニア系の監督としてジャイアントキリングを目指すプレイなども楽しくなるんじゃないだろうか。
ゴールキーパーのプレイスタイル
そして今作では、各選手の個性を様々な特徴で表現するプレイスタイルがゴールキーパーにも登場。足でのセーブが得意な選手や、ボールが抜けてきた時に素早く大胆に飛び出ていける選手、ロングスローでカウンターを生み出す選手、クロスボールへの対応が上手い選手など、さまざまなプレイスタイルが登場予定となっている。
パスやドリブル、守備の新仕様も注目
公式サイトのブログ記事ではディープダイブ映像では触れられていない細かな変更点についても触れられており、プレイヤーにとってはこちらも地味に重要そう。
個人的には、パス精度の調整が気になった部分。後ろから振り向きながらいきなりパスするようなシチュエーションでパスがブレるとか、相手に寄せられながら長いボールを蹴る時にパス能力の違いが如実に現れるなど、能力値に応じて選手にかかっているプレッシャーや蹴り出すまでの角度などがより作用するようだ。
またコーナーでの攻防について、ニアポストやファーポストの重要な場所に立つ選手を指定できるようになる。
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ニアポスト、ファーポスト、ターゲットの3種類を指定可能。攻守の双方に作用する。
そのほか守備では、ピンチに繋がりそうな局面であえてファウルを吹かせて試合を止める“プロフェッショナルファウル”(R1+X/RB+A)が登場することなどが予告されている。