息子、妻、筆者(ジャイアント黒田)、CPU(コンピューター)。
これがふだん『マリオパーティ』で遊ぶときのメンバーだ。我が家いちの腕を誇る小学6年生の息子に、筆者と妻が大人気なく挑む展開になりがちだが、子どもから大人まで気軽に遊べるゲームとして、『マリオパーティ』シリーズは大活躍している。
そんな筆者のもとに、編集者のででおからメールが届いた。「今度、編集部で『ジャンボリー』のマルチプレイをやるから、ジャイクロ(筆者のあだ名)も参加しない?」と。
『ジャンボリー』こと、『スーパー マリオパーティ ジャンボリー』は、2024年10月17日にNintendo Switchで発売予定の『マリオパーティ』最新作。シリーズ最大のボリュームを誇り、5つの新作ボードに加えて、ふたつのリメイクボードが登場するほか、110種類以上のミニゲームが収録されている。
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さらに、20人で競うオンラインモード“クッパアスロン”を実装。ライバルとミニゲームで勝負しながら1位を目指す内容になっており、シリーズ最多の20人でサバイバルバトルも堪能できる。
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『マリオパーティ』シリーズのファンである我が家でも注目していただけに、ででおからのお誘いは願ってもないチャンス! ということで、本稿ではひと足早く『ジャンボリー』をプレイした、ジャイアント黒田のレビューをお届けしよう。
おじさん5人が編集部の会議室で『マリオパーティ』!
今回の参加メンバーは、ででお、つくね伯爵 、堅田ヒカル、猫塚きてぃ、ジャイアント黒田の5人。会議室に集まった見慣れた顔を眺めて、筆者は内心思った。
「おじさんに偏っているな」と。
これまで何度も『マリオパーティ』をプレイしてきた筆者も、“ほぼ”おじさんだけ(猫塚きてぃは20代)で遊ぶのは初めての体験。それだけに、息子や妻とプレイするときのように、ワイワイ盛り上がれるのかという一抹の不安があった。
結論から言うと、筆者の心配は杞憂だった。ゲーム好きが集まっているだけあって、操作キャラクターを決める段階から大盛り上がり!
ででお
オレ、ドンキーコング!
黒田
じゃあ、(体型が似ている)ワリオで!
きてぃ&つくね
(※)テレサにします。
※今回プレイするのは最大4人プレイでのモードだが、どうしても参加したかった猫塚きてぃがつくね伯爵と交代しながら遊ぶことに。なお、ふたりとも非操作時は傍らのノートPCで仕事をする模様。大丈夫か?堅田
ちょっと! 敵キャラだらけじゃないですか! 誰かマリオやルイージを選んでくださいよ(といいつつもキュートなデイジーを選択)。
ででお
いろいろなキャラクターが選べることがわかっていいじゃん!
……といった具合だ。この会議室は何をしているんだと、多くの編集者が覗いていくことに。その節は、お騒がせしてすみませんでした!
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いちばん左の“こんとん”はででお。編集部のNintendo Switchでプレイしたので、もともと入っていたアカウント名をそのまま使用したとか。適当だなあ。
しかし、盛り上がるのも仕方がない。本作には、シリーズ最多となる20人のプレイアブルキャラクターが登場しており、誰を選ぶか決める時点ですでに楽しい。
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ちなみに、プレイアブルキャラクターの能力に違いはないので、我々のように好みで選んでオーケー!
新作ボード“サイコロスピードウェイ”でバトル!
操作キャラクターが決まったら、定番のスゴロクで勝負。対決の舞台となったのは、新作ボードのひとつである“サイコロスピードウェイ”だ。
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サイコロスピードウェイは、レースカーに乗ってコースを周回するスピード感あふれるボード。このボードを選んだででおとは、とあるフライトシューティングゲームで“832部隊”を組んでいただけに、「『マリオパーティ』でもマシンに乗るのが好きなんだな」と思ったのは、ここだけのヒミツだ。
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話を戻そう。『マリオパーティ』のスゴロクの勝敗は、スターの数によって決まる。スターはミニゲームなどで入手できるコインと交換できるほか、さまざまなボーナスで獲得することも可能。つまり、下記のようにプレイするのがセオリーとなる。
- コインをできるだけ多く集める
- コインを集めてスターと交換できる場所を目指す
- ボーナスを獲得できる条件を意識しながら(1)と(2)をくり返す
……なのだが、ライバルにジャマされるので、セオリー通りプレイするのは難しい。今回のスゴロクでは、運よく最初にスターをゲットできた筆者が狙われることに。
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一度に振れるサイコロの数を増やすアイテムを駆使して、いち早くスターの場所へ。バラエティー豊かなスタンプで交流できるのも楽しい。
『マリオパーティ』のスゴロクでは、特定のマスに止まるとライバルのコインやスターを奪えるほか、多彩なアイテムを使ってプレイを妨害することもできるのだ。とくに、猫塚きてぃと堅田ヒカルが容赦ない!
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NPCのテレサは、コインやスターを奪ってくれるお助けキャラクター。テレサの猫塚きてぃがテレサに依頼するという、なんとも不思議な見た目に、NPCのテレサも「鏡を見てるかと思った…」と困惑気味の様子。
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ライバルを指名し、コインを賭けてバトルをするミニゲームも。堅田ヒカルに“ビンタマシーンたいけつ”のミニゲームで勝負を仕掛けられた筆者は、まさかのストレート勝ち! 合計で80枚ものコインをゲットできた。これが勝敗に大きく影響することに。
スゴロクでのプレイや多彩なミニゲームを通して、プレイヤーの個性が出るのもおもしろい。たとえば、ソリが落下しないように、ギリギリのタイミングを見極める“ギリギリペンタロー”では、ゴールのかなり手前でロープを離した慎重なつくね伯爵に対して、「ガンガン行こうぜ」を信条としている筆者と堅田ヒカルは、攻めすぎて落下する始末……。歳の功の成せる技なのか、一発でタイミングを見極めたででおが勝者となった。
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また、参加メンバーで唯一の20代である猫塚きてぃは、反射神経が試されるミニゲームが得意。堅田ヒカルはJoy-Conを振るう体感ゲームで活躍していた。本人曰く、「草野球が趣味だから体感ゲームが得意なんですよ」とのことだが、因果関係の真偽は定かではない。
ボードの仕掛けや新要素のジャンボリーフレンドも、スゴロクを盛り上げるスパイスに。サイコロスピードウェイには、ジャンプスイッチの仕掛けがあり、このマスに止まると別の場所に飛ばされてしまう。
かく言う筆者も、このジャンプスイッチの犠牲となった。スターを交換できるマスを目前にして、ジャンプスイッチに止まってしまい、スターをひとつ取り逃す事態に。歯ぎしりをする筆者をよそに、ほかのメンバーは狂喜乱舞。スタンプも駆使して喜びを表現しまくっていた。ムキー!
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「ありがとう!」ってどういうこと!?
新要素のジャンボリーフレンドは、条件を満たすとボードに登場するお助けキャラクター。仲間にできたときのメリットはそれぞれ異なり、たとえばジャンボリーフレンドのピーチといっしょに行動すると、スターを半額で交換できるのだ。
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さらに、ジャンボリーフレンドを仲間にしている間は、効果がふたりぶんになるのもポイント。スターを一度にふたつゲットできるようになるので、ライバルに差をつける大きなチャンスとなる。
このジャンボリーフレンドが、今回のバトルで最大のドラマを生むことに。最後まで筆者が首位を独走していたが、最後のターンでジャンボリーフレンドのクッパJr.を連れた猫塚きてぃ&つくね伯爵のチームが、スターの交換所へ到達。スターをふたつゲットし、逆転を許してしまう……。
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ここに来て猫塚きてぃ&つくね伯爵のチームの逆転勝ちか? 誰もがそう思ったが、結果発表でさらなるドラマが待ち受けていた。先述したように、スターはさまざまなボーナスでもゲットできるのだが、筆者はたくさんアイテムを使うアイテムボーナスの獲得に成功。スターの数がテレサと並び、最終的にコインを多く持っていた筆者が1位に返り咲いた。
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スゴロクバトルの順位はコチラ。筆者のワリオが見事、優勝!
久しぶりに遊んだというメンバーでもいい勝負になったのは、ミニゲームのルールや操作がシンプルな『マリオパーティ』だからこそ。発売後は、これまでのシリーズ作品のように、息子や妻といっしょにプレイするのが楽しみだ。
20人で競うオンラインモード“クッパアスロン”にもぜひチャレンジしたいので、皆さんもいっしょに遊びましょう!
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