
9月26日~29日に開催の“東京ゲームショウ2024”De配信された公式番組“第83回 FFXIVプロデューサーレターLIVE”では、新アライアンスレイドの”第1弾のタイトルが“ジュノ:ザ・ファーストウォーク”であることが発表。スクリーンショットが公開された。また、10月12日~13日に開催された韓国でのファンフェスティバルにて、敵モンスターとして“Fafnir(ファヴニル)”の画像も披露された。
そこで本記事では、『FF11』をプレイしたことがないヒカセンのために、現時点で公開されている“エコーズ オブ ヴァナ・ディール”の情報をもとに、そこで出てくる『FF11』の用語や設定などを編集部が独自に解説。新アライアンスレイドへの期待を高めながら、クロスオーバー元となる『FF11』を知るきっかけとして活用してもらえるとうれしい。
▼パッチ7.1の情報まとめはこちら
そもそもヴァナ・ディールとは
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女神アルタナがこぼした涙から生まれたと言われている5種族ヒューム、エルヴァーン、タルタル、ミスラ、ガルカの人間が暮らしている。また、この世界には5種族の人間以外にもさまざまな獣人やモンスターが生息しており、生存圏をかけた大小さまざまな争いが日々行われている。
そのヴァナ・ディールでは戦争での疲弊や国家間の確執により、さまざまな問題を正規の軍だけで解決することが難しくなっていた。そこで登場したのがのちに“冒険者”と呼ばれる若者たちで、彼らは各国に所属しながらも地位や身分には束縛されず、自らの正義と信念にしたがって行動。各国はこぞって彼らを雇い、問題の解決を依頼するようになった。
プレイヤーもそんな冒険者のひとりとなり、種族や外見、名前を決めたあとは3つの国(サンドリア王国、バストゥーク共和国、ウィンダス連邦)から所属国を決めて、ヴァナ・ディールに降り立つことになる。
都市国家・ジュノ大公国
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ゲームとしては、最初にプレイヤーが所属する3つの国のおおよそ真ん中に位置する都市で、プレイヤーはある程度レベルが上がると拠点となるこの街に集い、パーティを組んで冒険へと出かけていった。なおジュノの街は、ル・ルデの庭、ジュノ上層、ジュノ下層、ジュノ港の4つのエリアに分かれており、今回紹介された“ジュノ:ザ・ファーストウォーク”のスクリーンショットの場所は、ジュノ下層がモデルと思われる。
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ズヴァール城・王の間
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闇の王
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そしてプレイヤーは所属国のミッション(メインストーリー)を進行していく中で、やがて闇の王(Shadow Lord)と対決することになる。いわば初期の『FF11』におけるラスボスと言える存在だが、実装当初は闇の王が待つ“王の間”に辿り着くまでもひと苦労で、実装初期のレベル上限で闇の王を倒せたプレイヤーは数えるほどしかいなかった。その後、レベル上限が開放されて冒険者たちが強くなった結果、多くのプレイヤーが闇の王を討伐していく。
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なお過去のアライアンスレイドでは、報酬として宿屋などでBGMを再生できるようになるアイテム“オーケストリオン譜”が入手できた。今回も『FF11』のBGMのオーケストリオン譜が追加されるのではないかと推測される。
プリッシュ
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プリッシュは、『FF11』の2番目の拡張データディスク『プロマシアの呪縛』(2004年発売)のメインストーリーにおけるヒロイン。
負けん気が強い性格で、一人称は「俺」であり、目的に対して一直線で天真爛漫な少女。敬虔な神学生だった彼女だが、洗礼式のときに起きた事故が原因で“忌むべき子”として恐れられるようになる。現在は、亡国“タブナジア侯国”の生き残りが逃げ込んだ“タブナジア地下壕”と呼ばれる集落で自警団のリーダーを務めているが、プレイヤーとの出会いをきっかけに、世界の命運をかけた戦いへとその身を投じていく。
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『FF11』におけるマムージャ族
『FF11』のマムージャは、アトルガン皇国の皇都アルザビより南西に位置する“マムージャ蕃国(ばんこく)”を拠点としている獣人。マムージャとは彼らの自称で“輝鱗の眷族”という意味で、4つの階級(戦士、水士、賢士、騎士)の市民によって構成されている。
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アークエンジェル
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この敵とはミッションを進行するなかで戦うことになり、戦闘で敵として現れるときに“Ark Angel ○○”と表記されていることから、プレイヤーたちのあいだでは「アークエンジェル」や「AA」と呼ばれるようになった。このアークエンジェルたちは、5種族それぞれの人間を模した外見をしている。
なお、『FF11』にはSPアビリティと呼ばれるジョブ固有の強力なアビリティがあり、プレイヤーの場合はメインジョブに設定したジョブのSPアビリティしか使用できないが、2つのジョブの特徴を有したアークエンジェルたちは2種類のジョブのSPアビリティを駆使して冒険者たちを苦しめた。また、アークエンジェルたちとの戦闘で流れるBGM『Fighters of the Crystal』も人気が高い曲のひとつ。
5人のアークエンジェルたちの名前と特徴は以下のとおり(カッコ内は対応する種族とジョブ)。メインストーリーでは彼らと個別に戦うことになるが、5人といっぺんに戦うクエスト“神威”も存在する。
- Ark Angel HM(ヒューム/戦士+忍者)
- Ark Angel EV(エルヴァーン/白魔道士+ナイト)
- Ark Angel TT(タルタル/黒魔道士+暗黒騎士)
- Ark Angel MR(ミスラ/シーフ+獣使い)
- Ark Angel GK(ガルカ/侍+竜騎士)
なお、第1弾“ジュノ:ザ・ファーストウォーク”にて彼らが登場するかは未定。だがPLLではプロデューサー兼ディレクターである吉田直樹氏の言葉で、敵もパーティプレイで来る可能性が示唆されている。もし、『FF11』を象徴する彼らとの戦闘が実装され、5人同時に相手することになったとしたら、どのアライアンスパーティーがどのアークエンジェルを受け持つかなど、想像が膨らむ。
ニーズヘッグとも関係するファヴニル
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ノートリアスモンスターは、特定の条件を満たすとエリア内に出現する強力な敵で、中でもファヴニルは龍のねぐらと呼ばれるエリアに出現する。また、NMの中には、複数のパーティーがアライアンスを組み挑まないと倒せない“ハイレベルノートリアスモンスター(HNM)”が存在し、このファヴニルや、その上位モンスターであるNidhogg (ニーズヘッグ)もHNMである。なおニーズヘッグと言えば、『FF14』では『蒼天のイシュガルド』において、エスティニアンや光の戦士と戦いをくり広げた邪竜として印象に残っていることだろう。
ちなみに『FF11』におけるファヴニルは、“時々2-3回攻撃”の性能を持つ人気の片手剣、リディルを落とすことで有名。だがそのぶん強さも圧倒的で、とくに後方へのカウンター攻撃であるスパイクフレイルは、アライアンスパーティを一気に壊滅させるほどの威力を誇っていた。
以上、“エコーズ オブ ヴァナ・ディール”の関連ワードの解説を終える。『FF11』をベースにどのような物語が展開するのか。いまから“ジュノ:ザ・ファーストウォーク”をプレイするのが待ちきれない。