2025年には最新作『コーヒートーク トーキョー』も発売!


喫茶店には、人間以外にもエルフやオーク、吸血鬼などの多様な種族が訪れます。彼らが抱いている悩みはキャリアの転機や家族関係で、どれも共感させられるテーマです。

物書きとしての苦悩を明かしたり、無理なスケジュールで疲れたりしているフレイヤを見ていると心から応援したい気持ちに。そんな彼女が睡眠不足でフレイヤがエスプレッソを頼んでくる場面では、オーダー通りではなく、安眠できるミルクを提供するのが正解。このスマートさに、ストーリーとシステムが上手に嚙み合っているなと感心しました。

フレイヤ以外にも、貿易会社に勤めているサキュバスとフリーランスデザイナーの男性エルフのカップルや、病院の事務として働いている人狼のガラ、宇宙服に身を包んだ宇宙人のニールなどどれも個性的。彼らが自分のこれからの人生にゆっくりと向き合っていく姿にひとりのバリスタとして付き合っていくのが心地いいです。大事件が起きるようなドラマチックな展開ではないものの、彼らとの会話はとても沁みます……。
AAAのゲームを開発しているオークのマートルと、インディーゲームを開発している人魚のアクアの会話など、それぞれ立場が異なるだけでお互いに悩みを抱えていることがわかる場面は、本作を遊んでいるプレイヤーにとっても「人生の転換期などで悩んでいるのは自分だけではない」と励みになります。


ただし、本作にはトゥルーエンドとノーマルエンドがあり、トゥルーエンドを迎えるためには正しい選択を選ぶ必要があります。攻略情報を見ないでトゥルーエンドに到達するのは難しいですが、ぜひじっくりプレイしてトゥルーエンドを見届けてほしいところ。





















