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【ニンテンドウパワー】ゲームボーイソフトの書き換え開始から25周年。『スーパーマリオブラザーズデラックス』などの新作や過去の名作が安価で楽しめた【今日は何の日?】

byウワーマン

【ニンテンドウパワー】ゲームボーイソフトの書き換え開始から25周年。『スーパーマリオブラザーズデラックス』などの新作や過去の名作が安価で楽しめた【今日は何の日?】

Loppiで使えた手軽で安価なゲームサービス

 2000年(平成12年)3月1日は、任天堂の書き換えサービスであるニンテンドウパワーで、ゲームボーイソフトの書き換えがスタートした日。本日でサービス開始から25周年を迎えた。

 ニンテンドウパワーは、任天堂がコンビニエンスストアのローソンで実施していたゲームソフトの書き換え販売サービス。当初はスーパーファミコン用ソフト限定だったが、2000年3月1日からはゲームボーイ用ソフトがラインアップに追加された。
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ゲームボーイソフトの書き替えが始まることを伝える、週刊ファミ通内の広告。
 ニンテンドウパワーのサービス開始(1997年9月30日)自体が次世代ハードであるニンテンドウ64の発売(1996年6月23日)後だったため利用者は限られていたかもしれないが、かつてのファミリーコンピュータ ディスクシステムのように安価な書き換えによってゲームを入手できたのが何よりの魅力。

 レトロゲーム好きは当然だがゲームの入門用としても手堅く、現代のダウンロード販売のように売り切れがないというのもうれしいポイントだった。
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2000年3月11日号の週刊ファミ通誌面より。当時は“NP通信”と題して、毎週ソフトの書き替え情報を掲載していた。
 ニンテンドウパワーの存在自体知らない層も増えてきたと思うので、書き換えの手順をざっと説明しよう。書き換えはローソンにいまも設置されている、マルチメディアステーション“Loppi(ロッピー)”で注文することから始まる。

 当時のLoppiにはカセットスロットが付いていて、ここにスーパーファミコン用の“SFメモリカセット”やゲームボーイ用の“GBメモリカートリッジ”に挿入し、容量の確認やデータの消去を行いつつ、書き換えするゲームタイトルを選択する。

 発行された伝票とカセットをレジで手渡して料金を支払うと、店員さんがレジ奥のゲームライターを使ってゲームを書き換えてくれるという感じだった。データの削除や書き込みを店で行うが、やることは現代でゲームをダウンロードする際とほぼ同じと言っていい。

 フラッシュメモリやバッテリーバックアップ機能を搭載した書き換え用カセットはローソン店内などで購入可能で、あらかじめソフトが収録されたプリライト版もいくつか存在。容量が許す限りなら複数タイトルを収録できた点もありがたかった覚えがある。
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 ゲームボーイソフトの書き換えがスタートした日からラインアップは70本以上と膨大でよりどりみどり。『カエルの為に鐘は鳴る』や『ゼルダの伝説 夢をみる島DX』、『星のカービィ』など、懐かしの名作はもちろん、新作タイトルも用意されていた。

 目玉だったのは当然新作である『
スーパーマリオブラザーズデラックス』。タイトルから察せられるように『スーパーマリオブラザーズ』のパワーアップ版といったところ。オリジナル版には存在しない新要素が追加されていたし、何より当時の日本ではニンテンドパワーでしか入手できなかったため、遊んだ人も多いのでは?

 2000年7月31日にはプリライト版の新作『
バルーンファイトGB』も登場。これを購入して書き換え用カセットを入手し、書き換えを利用していったという人もいただろう。
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『バルーンファイトGB』
 書き換え用ソフトの供給終了などにともない、ニンテンドパワーのLoppiでのサービスは2002年8月31日をもって終了。以降は任天堂サービスセンターに持ち込むことで受けられていたが、2007年2月28日をもってすべての書き換えサービスが終了となった。
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集計期間: 2025年04月30日09時〜2025年04月30日10時