
Loppiで使えた手軽で安価なゲームサービス
ニンテンドウパワーは、任天堂がコンビニエンスストアのローソンで実施していたゲームソフトの書き換え販売サービス。当初はスーパーファミコン用ソフト限定だったが、2000年3月1日からはゲームボーイ用ソフトがラインアップに追加された。
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レトロゲーム好きは当然だがゲームの入門用としても手堅く、現代のダウンロード販売のように売り切れがないというのもうれしいポイントだった。
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当時のLoppiにはカセットスロットが付いていて、ここにスーパーファミコン用の“SFメモリカセット”やゲームボーイ用の“GBメモリカートリッジ”に挿入し、容量の確認やデータの消去を行いつつ、書き換えするゲームタイトルを選択する。
発行された伝票とカセットをレジで手渡して料金を支払うと、店員さんがレジ奥のゲームライターを使ってゲームを書き換えてくれるという感じだった。データの削除や書き込みを店で行うが、やることは現代でゲームをダウンロードする際とほぼ同じと言っていい。
フラッシュメモリやバッテリーバックアップ機能を搭載した書き換え用カセットはローソン店内などで購入可能で、あらかじめソフトが収録されたプリライト版もいくつか存在。容量が許す限りなら複数タイトルを収録できた点もありがたかった覚えがある。
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目玉だったのは当然新作である『スーパーマリオブラザーズデラックス』。タイトルから察せられるように『スーパーマリオブラザーズ』のパワーアップ版といったところ。オリジナル版には存在しない新要素が追加されていたし、何より当時の日本ではニンテンドパワーでしか入手できなかったため、遊んだ人も多いのでは?
2000年7月31日にはプリライト版の新作『バルーンファイトGB』も登場。これを購入して書き換え用カセットを入手し、書き換えを利用していったという人もいただろう。
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