
約25年ぶりの続編登場に大いに驚いた
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前作は高難度のアクションゲームとして知られていたが、本作は三人称の3Dアクションシューティングにジャンル変更。主人公のピットが背中の翼を使って空中を自由に飛び回る様子はスピード感に溢れていて、じつに爽快だった。とくに前作の経験者は画面のあまりの変貌ぶりに衝撃を受けたに違いない。ビジュアル面も美しくて、テンションバク上がりになったはず。地表へ向かって急降下するのも気持ちよく、降り立つと今度はTPS的な立ち回りに変化する。ニンテンドー3DSの売りだった裸眼立体視を利用した演出も多分に使われており迫力があった。
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スライドパッドで移動、タッチペンで照準、Lボタンで攻撃とシンプルかつ理に適った操作になっているのも特徴のひとつ。Lボタンは押すだけで連射になり、離せばタメ攻撃になるなど、随所に遊びやすくなる工夫がされていることに感心した人も多かったんじゃないだろうか。地上戦は方向転換やダッシュ、回避も加わるが、扱うボタンは変わらない。ゲームのテンポのよさも抜群だった。
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元祖『パルテナの鏡』と言えば、よく言えばちょっとコメディチック、オブラートに包まずに言えば何かヘンなところがあったのだが、『新・光神話 パルテナの鏡』ではそんな部分も“いい感じに解釈して”まさかの継承をしている。
敵も味方も基本的に明るく快活で、終始いい雰囲気。ゆえにキャラクターに対して魅力を感じる人も多かったのではないかな。とくにパルテナ様はおちゃめでかわいらしく(おそらく)人気が高い。ステージ攻略中に流れるピットとの掛け合いは漫才のようでもあり、ふつうにおもしろいから困ったもの。メタ発言もバンバン飛び出す天界ジョークの数々に目を丸くしてしまった人がいたとしても、至極当然と言えよう。
もちろん、シリアスな場面もたくさんあってギャグパートとの落差がすごいのだが、そんなところも本作の大きな魅力になっている。とにかく掛け合いは必見の出来栄えだ。
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“悪魔の釜”を使った難度変更のシステムもユニークで、お金代わりのハートを賭けて“ホンキ度”を上げればより強い“神器”が手に入る可能性が高まる。しかしヤラレてしまえばハートもホンキ度も減少してしまうというところが、チャレンジのし甲斐があって燃えるポイント。逆にホンキ度を下げれば、シューティングが苦手でもクリアーできるようになるのもありがたかった。
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BGMに関わった作曲家が相当に豪華なメンバーなのもスゴイところ。桜庭統氏、古代祐三氏、高田雅史氏、光田康典氏、岩垂徳行氏といったゲームファンにおなじみのレジェンドたちが楽曲を手掛けている。名曲揃いなのでこれは必聴だ。
なお、前述した“悪魔の釜”について、本作のディレクターを務めた桜井政博氏が自身のYouTubeチャンネル“桜井政博のゲーム作るには”で“悪魔の釜 【ゲーム性】”と題して語っている動画がある。そちらもぜひチェックを。