
本記事では、体験会会場を訪れていた『RAIDOU Remastered: 超力兵団奇譚』(2025年6月19日発売予定)、『ぷよぷよテトリス2S』(2025年6月5日発売予定)、『ホグワーツ・レガシー』(2025年6月5日発売予定)のクリエイターへのインタビューをまとめてお届け。Switch2の性能や機能によって、どんなゲーム体験が楽しめるかをうかがった。
携帯モードでもフルHDで安定して60fpsで遊べる『RAIDOU Remastered: 超力兵団奇譚』
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山井一千氏(やまい かずゆき)
(写真左、文中は山井)
アトラス テクニカルサポートディレクター
木下真憲氏(きのした まさのり)
(写真右、文中は木下)
――『RAIDOU Remastered: 超力兵団奇譚』(以下、『RAIDOU』)はSwitch2でも他機種版と同時発売ということで、驚きました。Switch版をそのままSwitch2に持ってきたわけではなく……?
木下 はい、個別に開発したものです。
――いわゆる“Switch2エディション”ではなく、Switch2版ということですよね?
木下 その通りです。
――それが6月19日に発売できるということは、相当前から準備されてきたという……?
木下 ……なかなかお答えしにくい質問ですが(苦笑)、そうですね。
―Switch2で開発されてみて、いかがでしたか?
木下 Switch2での開発自体は、比較的容易に進めることができたように思います。Nintendo Switchで開発したことがある開発者であれば、スムーズに移行できるのではないかと思いますね。
――Swtich2版『RAIDOU』の魅力を改めて教えてください。
山井 マルチプラットフォームのタイトルですので、基本的にハードごとに内容が変わるということはありませんが、やはりSwitch2版は、Switch版に比べるとビジュアルがキレイで、読み込みが高速化されているというメリットがあります。
木下 ローディングが早くなったことで、快適さは大幅にパワーアップすると思います。
山井 ゲーム体験としては同じものを楽しんでいただけますので、まだSwitch2を買う予定のない方はSwitchで遊んでいただいてもいいですし、Switch2を買ってなにか遊ぶゲームを探している方には、ぜひ本作を選んでいただきたいですね。
――試遊させていただいて、遊びやすさもですが、アクションの滑らかさ、楽しさが印象に残りました。
山井 2作目の『アバドン王』(※)をベースにしつつ、そこからさらに遊びやすく作り直したものになっています。Switch2版ですと、携帯モード、TVモードのいずれも、フルHDで安定して60fpsで遊べるようになっています。
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山井 やはり新しいハードが出るので、お祭りといいますか、業界も活性化されるとうれしいなと思います。
木下 お値段も発表されましたが、比較的容易に手を伸ばしやすいお値段だと思いますので、このハードで、私たちも任天堂さんといっしょに盛り上げていけたらなと思っています。
山井 ライドウも、税抜ですと6000円を切る価格(※5980円[税抜]/6578円[税込])と、お値段もがんばっていますので(笑)、ぜひお願いします!
『ぷよぷよテトリス2S』は、マウス操作のおかげでレクチャー機能が実現!
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『ぷよぷよ』シリーズ総合プロデューサー
細山田水紀氏(ほそやまだ みずき)
――Switch2本体と同時に発売されるとのことですが、やはり、ローンチタイトルとして出したいという思いが強かったのしょうか?
細山田 そうですね。Nintendo Switchのローンチの際に『ぷよぷよテトリスS』をリリースしたということもありますし、Switch2のお話を聞いたとき、「『ぷよテト』をSwitch2に合うように作れるんじゃないか」と思ったんですね。それで今回は、いろいろなチャレンジを盛り込んで作っています。
――その“チャレンジ”について、ぜひ具体的に教えてください。
細山田 まずは、マウス操作への対応ですね。そしてマウス操作を使って、ひとりのプレイヤーが、もうひとりのプレイヤーにレクチャーできる遊びかたを入れています。
それと、新モードの“いっしょにぷよテト”です。以前、『ぷよぷよ! -15th Anniversary-』というタイトルに“いっしょにぷよぷよ”というモードを入れたことはあったのですが、テトリスでその仕様を入れたことはなく、「いつかやりたいな」と思っていたんです。ふたりで協力して、ひとつのフィールドでプレイできるというのは、ゲーム動画配信が活発な現代にピッタリだと思いまして実装しました。
――“いっしょにぷよテト”は、ふたりで声を掛け合って進めないとなかなかうまくいかないので、自然とコミュニケーションが生まれますね。
細山田 そうですね、親子や友だちどうしなどで楽しめると思います。Nintendo Switch 2にはゲームチャット機能もありますし。
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細山田 過去にはマウス対応タイトルも出ていますが、家庭用ゲーム機では対応していることはあまりないので、今回チャレンジしてみました。お好みで選んでいただければと思います。
――先ほどお話のあった“レクチャーできる遊びかた”は、マウス操作のよさが活きる仕様だと感じます。
細山田 じつはこれまでに、プロプレイヤーから「教える機能が欲しい」というご要望をいただいたこともあったんです。なかなか実現できていませんでしたが、今回はマウス操作に対応するということで、実装にいたりました。
――では今後、このレクチャー機能が、『ぷよテト』の大会やワークショップで使われる可能性もあるんですね。
細山田 はい、もちろんあります。パズルゲームというのは、人に教える際、言葉で説明するのが難しかったりしますが、この機能を使えばスムーズに教えられます。いまのところ、このレクチャー機能は『ぷよテト2S』にのみ実装する予定ですので、この機能を体験してみたい方はぜひプレイしてみてください。
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細山田 あるんですけど……それは乞うご期待です!
――次回の情報公開を楽しみにしています。では最後に、ゲームファンにひと言お願いします。
細山田 Nintendo Switchのローンチタイトルとして『ぷよぷよテトリスS』を発売したとき、「これが初めての『ぷよぷよ』、『テトリス』の経験になった」という方がけっこういらっしゃったんですね。ですので本作も、『ぷよぷよ』、『テトリス』をまだ知らない方に、おもしろさを伝えられるきっかけになると思っています。ぜひよろしくお願いします。
マウス操作はエキサイティングなものになる!?『ホグワーツ・レガシー』
アバランチスタジオ
リードゲームデザイナー
トロイ・ジョンソン氏
――『ホグワーツ・レガシー』がSwtich 2で登場しますが、Switch 2版ではどんな体験ができますか?
トロイ Switch 2の性能によって、よりよいゲーム体験をご提供できるようになりました。没入感が向上しましたし、敵を同時に表示できる数も増え、戦闘シーンの臨場感も上がっています。また、ロードに関しても改善され、Switch版ではホグズミードに移動する際などにロードが必要でしたが、Switch版ではシームレスに移動できるようになりました。
――本作はマウス操作になるそうですが、マウス操作によってどんな体験ができるのでしょうか?
トロイ 残念ながら本日はマウス操作では試遊していただけないのですが、我々もエキサイティングだと感じているものですので、公開できる日を楽しみにしています。
――では、今日お話しいただける範囲で、本作についてぜひアピールしたいポイントはありますか?
トロイ ビジュアルの解像度が上がり、HDRに対応しましたし、リップシンクやフェイシャルアニメーションといった点がよくなっています。それに、先ほどもお話しした通り、シームレスにオープンワールドを移動できますし、ホウキでの飛行の速度もアップしています。それらによって、没入感がアップしています。
――Switch2本体と同時発売ということですので、マウス操作についても、近々発表があることを期待しています。
トロイ マウス操作の詳細は現状お話しできませんが、もちろん、情報公開の準備が整ったら紹介いたしますので、よろしくお願いします。