ロゴジャック広告

『TOKYO BEAST』ケモっ子が生々しい肉弾戦で息も絶え絶え……これは開発者の性癖だだ漏れサイバーパンク「設定を理詰めで考えたらえげつなくなりました」 (1/2)

byミス・ユースケ

『TOKYO BEAST』ケモっ子が生々しい肉弾戦で息も絶え絶え……これは開発者の性癖だだ漏れサイバーパンク「設定を理詰めで考えたらえげつなくなりました」
 Web3技術を活用した『TOKYO BEAST』というゲームが、スマホとPCでスタートするらしい。2025年春予定。へぇー。そうなんだー。
広告
[IMAGE]
この記事は『TOKYO BEAST』の提供でお送りします。
 Web3ゲームって何なんだ。意味がわからない。うさんくさい気もするので、開発・運営を手がける本橋さんと石原さんから概要を教えてもらうことにした。

 なお、この記事担当のミス・ユースケはおふたりと長い付き合いなので、馴れ馴れしい雰囲気で進行します。
[IMAGE]
『TOKYO BEAST』のパッと見の印象は対戦ゲーム。
[IMAGE]
そしてこちらがプロデューサーの本橋直樹さん(左)と広報周りを務める石原大河さん(右)。
本橋
 まずはこちらを。
[IMAGE]
本橋さんから書面を受け取る。
本橋
 取材に先立って、お手紙を書いてきました。

ユースケ
 どういうこと?
[IMAGE]
補足説明:前田健太投手が描く絵はあまりにも個性的。マエケン画伯の愛称で親しまれている。
ユースケ
 命を狙われていて、僕に何かを伝えようとしてます?

本橋
 Web3のゲームと言われても、これくらいよくわからないと思うんですよ。

石原
 Web3のことを何だと思ってるの?

ユースケ
 まあたしかに、わけわかんねえんスわ。

ユースケ
 技術がすごいかどうかは正直どうでもいいんです。

ユースケ
 僕らが知りたいのはその技術があるとゲームがおもしろくなるん? ってことなんですよ。もっと簡単に言うと、そのゲームはおもしろいん? ただそれだけ。
[IMAGE]
ユースケ
 おれたちすげえ技術使ってます最先端すごいでしょこの新システムは世界を変えますよドヤ感が強すぎて。

石原
 余計なお世話かもしれませんが、それ以上言わないほうがいいと思います。ユースケさんの立場的にも。

ユースケ
 ブロックチェーンとかNFTとか(どちらもWeb3関連の言葉)、ゲームのおもしろさに関係あるんですか!?

本橋
 あ、それはいったん忘れてください。今回はあんまり関係ないんで。

ユースケ
 ないんだ。

本橋
 僕らは“体験”と“熱狂”を作りたいんですよ。

ユースケ
 投資の勧誘が始まる流れですか?

石原
 違います。いちばん近いのは“競馬”。ああいう“構造”を作るのが目標なんです。
[IMAGE]
本橋
 メインとなるレースがありますよね。で、周囲にはいろいろな属性の人がいる。ファン、馬主、ジョッキー、馬券を買わない人、競馬場グルメが好きな人。

ユースケ
 ギャンブルじゃない部分のファンも多いんですよね。馬、かっこいいもんな。

本橋
 『TOKYO BEAST』の中心はゲーム。競馬で言うところの“レース”です。これはふつうにゲームとして作っているので、Web3だの何だのと気にしなくて大丈夫。
[IMAGE][IMAGE][IMAGE]
本橋
 周辺事情を構築するためにWeb3技術が便利だったんです。だから使いました。それだけ。

ユースケ
 グラフィックをリアルにしたいから3Dポリゴンを使いました、みたいな?

石原
 あー、まさにそんな感じです。おもしろさの本質とはまた別の話。

ユースケ
 よかったー。しゃらくせえこと言い出したらどうしようと思ってました。

本橋
 ユースケさんが余計なことを言う前に本題に入りましょう。これが『TOKYO BEAST』です!
[IMAGE]

基本はデッキ構築対戦ゲーム

 結局のところ、『TOKYO BEAST』は何をするゲームなのか。どういう世界設定なのか。そして脳の大事な部分を刺激するたまんねえキャラは出てくるのか。まずは説明してもらう。

 大事なことなので、ひと言でわかりやすくお願いします。
[IMAGE]

ソシャゲっす


ユースケ
 ウケる。

本橋
 Web3ゲームって聞くと難しそうだから、どう説明するべきか悩むんですよ。まずは“ふつうのソーシャルゲーム”と認識してもらったほうが……あ、「ふつうの」じゃなくて、
[IMAGE]

おもしろいソーシャルゲームです


ユースケ
 そうですね。広告記事なので、それくらい言った方がいいと思います。

石原
 気楽に遊んでOKってことです。特別な準備はいらなくて、App storeとGoogle Playでダウンロードできる基本無料ゲーム。スマホ版とPC版があります。

本橋
 中身はシンプルで奥深く。この辺の考えで奇をてらうつもりはないので。

  • ビースト(キャラ)を集めて、4キャラでデッキを組む
  • ほかのプレイヤーのデッキとオートバトル
  • キャラはガチャ等で入手して強化していく
[IMAGE][IMAGE][IMAGE]
バトルは格闘技大会“ゼノカラテ”という設定。ここにエントリーしてライバルとしのぎを削る。
ユースケ
 生まれ育った土地の水くらいスッと体になじみますね。

本橋
 カードゲームのデッキを組むのは楽しいじゃないですか。

ユースケ
 わかります。「いいデッキを組めたらもう満足」みたいな人も少なくないですし。

本橋
 その部分をぎゅっっっっっとしました。

ユースケ
 ぎゅっっっっっとしたんだ。

本橋
 あとは“キャラはケモノ系”という要素を押さえれば基礎は完璧です。
[IMAGE]
ユースケ
 僕はいま少し興奮しています。

石原
 広告記事で性癖をほのめかすな。
[IMAGE]
メインメニュー画面は舞台となる世界の街並み。左側は大型モニターになっている。
ユースケ
 この辺の雰囲気いいですね。イカとタコが暮らす急発展した街みたいで。インク塗りそう。

石原
 それ以上はいけない。

本橋
 ありがとうございます。

石原
 「ありがとう」なんだ。
[IMAGE]
本橋
 まずはゲームの中身を見てほしいんですが……。

ユースケ
 あっ!

石原
 どうしました?
[IMAGE]

仮面着けてる!


ユースケ
 僕、仮面が好きなんですよ。これは興奮しますね。

石原
 取材中に興奮したことを隠さない正直者。

本橋
 我々はみなさんの性癖を刺しに行きます。逃がさない。

ユースケ
 ありがとうございます。
[IMAGE]
いろいろなタイプのケモノ系キャラがいる。
本橋
 ビーストは要するにロボット。猫型とか鳥型とかタイプがあるんですね。

本橋
 ボディ、バック、テール、ヘッドにパーツ分けされていて、ガチャを引くといろいろな組み合わせで出てきます。それぞれのパーツにはスキルが紐づいていて。

ユースケ
 はいはいはい理解しました。4つのスキルの組み合わせが重要である、と。

本橋
 どのビーストもボディのスキルがいちばん強くなってます。だから、なるべくボディのスキルを使わせたい。
[IMAGE]
ユースケ
 なるほど。なるべく体を使いたいんですね。かわいい子が体で攻める。体でのし上がっていく。

本橋
 言い方は気になりますけど、その通りです。調子がいい/悪いの概念があって、調子がいいとめっちゃボディのスキルを使います。

石原
 殴られると調子がよくなるタイプもいます。

ユースケ
 殴られると気持ちよくなる子もいる?

本橋
 そこは“痛みを力に変える”くらいにしておいてください。
[IMAGE]
本橋「最初は調子を悪くしておいて、たとえばHPを削られると調子がよくなるデッキを組んで反撃に転じる手もあります」
ユースケ
 4つのスキルの右側にある文字はなんですか?

本橋
 守破離っていうスペシャルスキルのアイコンです。

石原
 要するに超必ですね。

ユースケ
 そう言ってよ。

本橋
 だって、
[IMAGE]

守破離のほうがかっこいいから……


ユースケ
 かっこいいなら仕方ないな。

本橋
 削られたHPに連動して守破離のゲージが溜まるんですね。一定まで溜まると使える、と。

石原
 “吸血”だったらダメージを与えつつ回復したり、“忍耐”だったら死んでも復活したり。超強いんですよ。
[IMAGE]
本橋
 守破離はビーストごとにふたつずつ。どちらかがランダムで発動するんですけど、「このビーストにはこの守破離しか打たせたくない」みたいなときもあると思います。

本橋
 そういうときは、同じのふたつ持ってるやつをガチャでがんばって取るか、なんだったらビーストのオーナーに頼んで1種類だけにしてもらうこともできます。

ユースケ
 開発側に要望を出すということですか?

石原
 違います。一般の方に調整してもらうんです。

ユースケ
 ……ん?
[IMAGE]

何を言っているの?


ユースケ
 キャラの性能、つまりもともとのデータを変えるんですよね。それは、一般の方は、できないんですよ? 頭は大丈夫ですか? 動物に育てられました? 資本主義に染まった豚野郎はそんなことも知らないの?

本橋
 そこまで言わなくてよくない?

石原
 急にキレるの怖すぎる。

オーナーに「強くしてくれ」とお願いできる。盤外戦術も重要

 “開発でも運営でもない一般の人にビーストを強くしてもらう”ってどういうことだ。意味がわからないので仕組みを説明してもらうことに。

 そして、ここでようやくWeb3の要素が出てくるらしい。「説明しますけど、ふつうに遊ぶ分には気にしなくても大丈夫ですからね」と、石原さん。
[IMAGE][IMAGE]
『TOKYO BEAST』では4つのユーザー属性を想定していて、いま話しているのは左下の“NFT HOLDER”に関すること。右上の“PLAYER”は要するに本作を遊ぶゲーマー。
本橋
 “競馬”の構造を例に挙げましたよね。競馬で言うところの馬主が、ビーストのオーナーさん。オーナーさんにはビーストの性能を変える権利があるんです。

ユースケ
 は?

石原
 ビーストの大元のデータはオーナーさんが持っていて、コピーしたものがガチャから出てくるんですよ。データをもとに3Dプリンターで出力するイメージ。

本橋
 この大元のデータをいじると、プレイヤーが持ってるビーストの性能も変わるんですね。
[IMAGE][IMAGE]
ショップ店員のお姉さんがかっこいい。
[IMAGE][IMAGE]
CDジャケットみたいな見せ方がおしゃれ。ビーストのデータはROMに入っているということらしい。
本橋
 オーナーさんはビーストの権利を持ってるだけでもいいんです。自分のビーストが活躍するほど報酬が増える仕組み。ユースケさんだったらどうしたいですか?

ユースケ
 急に授業が始まった。まあ、強くしたいですよね。

本橋
 ………………
[IMAGE][IMAGE][IMAGE]
本橋
 ……正解!

石原
 うぜぇ~。

本橋
 プレイヤーさんは自分のビーストが強くなったらうれしいじゃないですか。だったら、オーナーさんに「強くしてくれ」ってお願いすればいいんですよ。

ユースケ
 その盤外戦術あり!?

 めちゃくちゃなことを言い出したぞ。一般プレイヤーが使っているビーストの所有権はオーナーが持っている。能力を変える権利もある。だから頼んだらいい。
力技と寝技で解決する対戦ゲームって何なんだ。
[IMAGE]
何らかの調整をすると基礎値が上がるので弱くなることはない。こういった仕様や概念を確認するガイドも用意。
本橋
 ビーストが強くなればオーナーさんの報酬は増えるし、調整にはお金がいる。ふざけてらんないと思いますよ。

本橋
 なので、すごく強いユーザーさんはオーナーさんに直接連絡するでしょうね。

ユースケ
 それ、ありなんだ。

石原
 むしろやってほしいですよ。Discordでも何でも。

ユースケ
 もし直接会うことがあったら手土産も必要ですね。だったら、加島屋のさけ茶漬がおすすめ。ご飯にもお酒にも合うから最強。これでだいたい穏やかに進みます。

石原
 人間関係の攻略情報だ。
[IMAGE]
石原(加島屋のさけ茶漬か……なるほど)
本橋
 ビーストのオーナーさんとそれを使っているプレイヤーのコミュニティができたらいいな。両者で話し合ってオーナーさんが必死に育成するみたいな世界も全然あり。

ユースケ
 オーナーさんも『TOKYO BEAST』のプレイヤーなんですか?

石原
 やらなくてもいいんですけど、ゲームを理解したほうがいいから、やるに越したことはないですね。
[IMAGE]
本橋「オーナーさんは自分のビーストの方向性を詳しい人に相談すればいいんですよ」。
 デッキを組んで対人戦をするのが『TOKYO BEAST』のメインコンテンツ。定期的に大会を開いて、日英で全世界同時配信をする予定とのこと。

 行動順はスピードの値で決まるので実況・解説がしやすい。そんな中で、やっぱり重要なのは守破離である。

本橋
 守破離を撃つときはタップゲーになります。要するにQTE。ふつうにやってればすぐ慣れて絶対成功するようになると思います。まあ、BOT対策ですね。
[IMAGE]
石原
 完全オートにしちゃうと、すごい数のBOTが来るんですよ。

ユースケ
 うわー、それ最悪。BOT絶対殺すマンにはがんばってほしい。

石原
 守破離は強いですし、その上に真・守破離という超強いスキルもあるので、タップしないと勝率がかなり落ちます。ズルするやつは勝たせたくない。

本橋
 大きめの大会はフルオート予定で、守破離も自動で成功したり失敗したり。そうなると心配ですよね。
[IMAGE]

八百長


本橋
 「運営が八百長するんじゃねえの?」と疑われそうだなという自覚はあります。

ユースケ
 さすがにもうちょっと自己肯定感を高く持ってくれ。

本橋
 勝ち負けにベットできるんですよ。運営が絶対インチキしてない証明をしたくて、ブロックチェーンのハッシュ値を活用してます。

 急に難しいことを言いだした。ブロックチェーンに暗号資産にNFTに……こういったWeb3技術のことを知らなくても
『TOKYO BEAST』は遊べるそうだが、基本的な理屈だけは把握しておきたい。

 本橋さんは「ブロックチェーンとは、簡単に言うと“データを安全にやり取りする技術”です」と説明する。
[IMAGE]
  • データに何らかの変更が加わるたびに“ハッシュ値”がランダム生成される。
  • ゲーム開発者側もどういう数値になるかわからない。
  • 大会エントリーとベッティングを締め切った後、ハッシュ値を参照して、守破離の発動率が自動決定される。
※厳密にはもっと細かいが、だいたいこういうものとして把握しておけば大丈夫みたいです。
ユースケ
 ブロックチェーンの仕組みを公平性の担保に使ってるんだ。

本橋
 ハッシュ値を調べると、おかしなところはすぐにわかるんですよ。だから運営側もズルできない。

石原
 きっかけはオリンピックの柔道のあれです。
[IMAGE]
「あれかー!」と、会議室にいる全員が膝を打った。
本橋
 公平であることを目に見える形にしないとやばそうだなって。

ユースケ
 心中お察しします。
この記事を共有

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

集計期間: 2025年04月24日12時〜2025年04月24日13時