
キッズたちを夢中にさせた携帯ゲーム機
ゲームボーイは、任天堂がゲーム&ウオッチに次いで発売した携帯ゲーム機。カートリッジ交換式を採用し、同方式を世界的に普及させた携帯ゲーム機の原点と言っていいだろう。カートリッジ交換式としては、近い時期にアタリのリンクス、セガのゲームギア、日本電気(NEC)ホームエレクトロニクスのPCエンジンGTなども発売されたが、ゲームボーイのような普及までは至らなかった。
本機はモノクロの液晶画面を採用しており、液晶の濃淡をコントラストボリュームで調節することも可能。当時の画面は光の反射に弱かったため、見えにくい場合はこれで調整を行っていた。効果のほどは定かではないが、筆者には可能な限り表示を薄くして電池を節約していたような記憶もある。何よりゲームファンを夢中にさせたのは、高クオリティーのゲームを場所を選ばず、どこでも遊べるという点。ファミコンではテレビを巡る親との争奪戦もあったので、そんな争い(そして敗北)から開放されるのも当時のキッズたちはうれしかったのではないだろうか。
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そんな理由があったからかは不明だが、ゲームボーイは発売直後から売り切れ店が続出するほどの人気を獲得。数ヵ月のあいだ品切れ状態が続くほど、当時のゲームファンを虜にしてしまった。ローンチタイトルは『スーパーマリオランド』、『ベースボール』、『役満』、『アレイウェイ』の4本で、やはり『スーパーマリオランド』目当てで本体を購入するユーザーが多かった模様。ただし、麻雀ソフトの『役満』も128万本のヒットを記録している。また、1989年6月14日発売された『テトリス』は初めて実装した対戦モードが好評を博し、以降のパズルゲームで対戦型を定番化させたうえにハードの普及にも大きく貢献した。
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ゲームボーイは、メディアから“ファミリー”などと称されるほど本体のバリエーションが豊富。ゲームボーイブロス、ゲームボーイポケット、ゲームボーイライトといった本体も同世代で、画面のカラー化を果たしたゲームボーイカラーもファミリーに含まれる。
任天堂の公式サイトの株主・投資家向け情報ページによれば、ゲームボーイファミリーのトータルのハード販売数は世界で1億1869万台、ソフトは5億111万本となっている。平成の到来とともにやってきたゲームボーイだったが、令和のいまもなお世界のゲームファンから愛されるハードへと成長。まさに平成を代表するゲーム機と言って間違いないだろう。