
物語の舞台は、安土桃山時代の日本。ダブル主人公を採用しており、伊賀の忍・奈緒江と信長に仕える侍・弥助のふたりの物語やアクションが堪能できる。
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今回、ユービーアイソフトが実施したプレビューイベントに参加することができたので、記事担当ライター・ジャイアント黒田によるプレイレビューをお届けする。奈緒江と弥助のアクションの手触りはもちろん、初公開となる拠点や味方の忍の情報もお届けするので、ぜひ最後までチェックしてほしい。なお、プレイしたビルドは開発中のものであり、製品版とは異なる。
主人公をふたりにすることで異なるアクションやステルスが堪能できる
今回体験できたのは、プロローグと播磨の国(現在の兵庫県)でのイベントだ。まずは、注目のアクションとステルスに関して紹介したい。
もっとも特徴的なのは、主人公ごとに得手不得手がはっきりしている点だ。忍の奈緒江は、ステルスを得意とするキャラクター。武器は刀や鎖鎌、短刀で、クナイや手裏剣など多彩な道具も使いこなす。
もっとも特徴的なのは、主人公ごとに得手不得手がはっきりしている点だ。忍の奈緒江は、ステルスを得意とするキャラクター。武器は刀や鎖鎌、短刀で、クナイや手裏剣など多彩な道具も使いこなす。
暗殺技に長けていて、背後から近寄って静かに倒したり、遠くから苦無や手裏剣を投げて一撃で相手を葬ったりできる。鉤縄やパルクールを駆使して、屋根を伝って手早く移動を行えるのも奈緒江の長所。屋根や壁を透過することで室内の敵を視認できる"イーグルビジョン"も使えるので、敵地に潜入して情報収集を行うのが得意だと感じた。
攻撃の主力となる暗殺技は、ほとんどの敵を一撃で倒せるうえ、タフな敵にも大ダメージを与えられる。暗殺を決めたときの爽快感はバツグンで、その後の戦いを有利に進められるのもうれしい。
物陰から口笛や道具を使って敵を誘導したり、火薬壷を爆発させて周囲の敵を倒したりするなど、環境を利用して暗殺を行い、戦闘を避けながら任務を遂行することも可能だ。
本作では季節や昼夜、灯りの有無などにより、フィールドの環境やオブジェクトが刻々と変化する。これらを利用したり、邪魔な灯りを排除したりと、これまでのシリーズよりもステルスのおもしろさが引き上げられている。井戸に隠れて追手をまいたり、鉤縄を使って屋根に逃げたりできるのも、日本を舞台にした本作ならではユニークだと感じた。
ステルスが得意な一方で、直接的な斬り合いは苦手な印象。攻撃は、ふたりとも通常攻撃と強攻撃、ボタン長押しによる通常構え攻撃と強構え攻撃を組み合わせて戦う。奈緒江の刀や鎖鎌、短刀のアクションは手数で勝負するタイプなのだが、鎧をまとった敵はアーマーが設定されており、アーマー値を削らないとHPにダメージを与えられない。場合によっては長期戦になりやすく、応援を呼ばれて1対多数の戦闘になるとかなりきびしい戦いを強いられた。
とはいえ、いわゆるジャスト回避を決めることで敵の体勢を崩すことができるので、敵の動きに慣れてくると、1対1でも十分に戦える。とくにジャスト回避を成功させた後、反撃に転じて大ダメージを与えたときは痛快だった。
一方の弥助は刀や金棒、弓などのさまざまな武器を使いこなし、パワフルな一撃で敵をなぎ倒していくキャラクター。近年のシリーズ『ヴァルハラ』、『オデッセイ』などのバトルに近い印象だ。
奈緒江と同じく暗殺も行えるが、敵の攻撃をパリィで受け流し、生じた隙に一撃を加えるのが弥助の基本スタイル。敵のアーマー値を大きく削る技が多く、渾身のフィニッシュ攻撃も豪快そのもの。弥助は奈緒江と比べて非常にタフなのも頼もしく、複数の敵に囲まれても戦い抜けることが多かった。
ちなみに、奈緒江と弥助はメニュー画面から切り換え可能。どこかに潜入するときは奈緒江、多数の敵と戦いそうなときは弥助といったように操作キャラクターを使いわけることで、スムーズに攻略できそうだと感じた。
忍ならではの要素も満載。とくに拠点のカスタマイズは沼りそうな予感!
奈緒江が伊賀の忍であるためか、忍に関する要素もいくつか実装されている。今回体験できたのは、拠点となる隠れ家と味方の忍との共闘、そして密偵を使った情報収集システムのふたつ。
まずは拠点のシステムから。隠れ家と呼ばれる拠点では、武器や鎧を強化する鍛冶場のほか、さまざまな施設を拡張可能。施設の見た目や配置する場所などを変えることもでき、マイホームのカスタマイズが好きな人は熱中できそうだ。
新たに公開された映像では、奈緒江と弥助が拠点で動物たちと触れ合うシーンも。癒しのスポットとしても活躍が期待できそう。
本作では、忍や密偵を仲間にして戦闘や探索を有利に進めることもできる。忍は、呼び出すことで一定時間、いっしょに戦ってくれたり、対象の敵を倒してくれたりするお助けキャラクター。今回は、たくましい体格のややと、暗殺が得意な矢五郎という忍を呼び出せた。
個人的にツボだったのは、戦闘に参加し、張り手で敵をガンガン攻撃してくれるやや。攻撃役としてはもちろん、敵を引き付ける囮役としても活躍してくれた。ほかにどのような忍を仲間にできるかは不明だが、呼び出す忍によって戦術の幅を広げてくれるだろう。
個人的にツボだったのは、戦闘に参加し、張り手で敵をガンガン攻撃してくれるやや。攻撃役としてはもちろん、敵を引き付ける囮役としても活躍してくれた。ほかにどのような忍を仲間にできるかは不明だが、呼び出す忍によって戦術の幅を広げてくれるだろう。
また、クエストの案内文をチェックして密偵を派遣すると、クエストを進めるために必要な目標を発見できる。密偵は複数派遣することもできるが、すぐに補充するためにはお金(銭貨)が必要になるので、使いどころを考える必要がありそうだ。
安土桃山時代の関西地方を広大なオープンワールドで美しく表現
安土桃山時代の大坂(当時の表記)や京都など関西地方を中心に、広大なオープンワールドを探索できるのも本作の見どころ。
今回は春の播磨の国(現在の兵庫県)を探索できたが、美しい花々が咲き誇り、フィールドは色彩豊か。とくに高台のビューポイントからの眺望は圧巻で、姫路城の天守から観た景観に感動した。
筆者は高所恐怖症なのだが、『アサシン クリード』シリーズは別腹。ビューポイントを見つけては頂上までよじ登り、そこから望める景色を眺めるのが好きだった。本作は日本が舞台ということで、姫路城のような身近な建造物を攻略できるのもグッド。どのシリーズ作品よりも興味を惹かれた。
今回は春の播磨の国(現在の兵庫県)を探索できたが、美しい花々が咲き誇り、フィールドは色彩豊か。とくに高台のビューポイントからの眺望は圧巻で、姫路城の天守から観た景観に感動した。
筆者は高所恐怖症なのだが、『アサシン クリード』シリーズは別腹。ビューポイントを見つけては頂上までよじ登り、そこから望める景色を眺めるのが好きだった。本作は日本が舞台ということで、姫路城のような身近な建造物を攻略できるのもグッド。どのシリーズ作品よりも興味を惹かれた。
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姫路城の城内には強敵の侍大将や、貴重なアイテムが入った宝箱が多数配置されているのも、冒険心を刺激するいいスパイスに。周囲を観察し、戦利品や目標達成に必要な情報を強調表示できるシステムも用意されてり、探索しやすいのも好印象だ。
最後にストーリーに関して。プロローグでは、弥助が侍になった経緯や奈緒江の壮絶な過去が明かされた。とくに奈緒江のエピソードでは、彼女がシリーズおなじみのアサシンブレードを父親から譲り受ける重要なシーンもあり、伊賀の忍の里に隠された秘密や物語の続きが非常に気になる展開に!
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“アニマスハブ”という項目では、ほかの作品で活躍したキャラクターも画面に表示されていた。アサシンたちが活躍したさまざまな時代、ここで受けられるミッション、進捗度に合わせた報酬、現代編のデータログのようなものが確認できたので、プレイするのがますます楽しみになった。
弥助と奈緒江のダブル主人公にしたことで、ストーリーはもちろん、アクションやステルスの厚みが増した本作。四季ごとにいろいろな景色を見せてくれる本作の世界を、すみずみまで冒険できるのが待ち遠しい。
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