『モンハン』歴代パッケージ&メインモンスターを振り返る。リオレウスからアルシュベルドまでシリーズ看板モンスターを一挙紹介【『モンハンワイルズ』発売記念】
 2025年2月28日の『モンスターハンターワイルズ』発売まであと1日! 発売カウントダウン特別企画をお届け! 本稿では『モンスターハンター』シリーズの歴代パッケージモンスターを振り返って紹介しよう。

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モンハン』シリーズの歴代作品では、そのタイトルを象徴するモンスターがパッケージに描かれ、ハンターたちの記憶に深く刻まれてきた。初代『モンハン』のリオレウスをはじめ、各モンスターはそれぞれ異なる個性を持ち、ストーリーの重要な場面でも際立った存在感を放っている。

 この記事では、歴代タイトルのパッケージを振り返りながら、看板モンスターの生態や特徴をまとめていく。
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モンスターハンター

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 『モンスターハンター』は、2004年3月11日にプレイステーション2(PS2)用ソフトとして発売された。パッケージを飾るのは、“空の王者”の異名を持つ火竜リオレウス。

 卓越した飛行能力を活かし、空から急降下して猛毒の爪を振るい、口から強力な火炎ブレスを放つ。その圧倒的な力は多くのプレイヤーを苦しめ、畏怖とともに鮮烈な印象を残してきた。シリーズの象徴として、さまざまな進化を遂げ、ハンターたちの前に立ちはだかっている。
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リオレウス。

モンスターハンターG

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 『モンスターハンターG』は、2005年1月20日にPS2用ソフトとして発売された(Wii版は2009年4月23日発売)。パッケージを飾るのは、鮮やかな蒼色の甲殻と緑色の翼膜を有する蒼火竜リオレウス亜種。

 全身の肉質が硬く、通常種以上の飛行能力を誇っている。強力な火球ブレスと猛毒の爪を駆使し、空を自在に舞いながら執拗に攻撃を仕掛けるのが特徴。その威厳ある姿から“蒼の王”とも称されている。
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リオレウス亜種。

モンスターハンターポータブル

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 『モンスターハンターポータブル』は、2005年12月1日にプレイステーション・ポータブル(PSP)用ソフトとして発売された。パッケージを飾るのは、初代『モンハン』と同じくリオレウス。

 前作から飛行能力を活かした攻撃や強力なブレスは健在だが、リオレウスが長時間飛行していて攻撃を当てにくい状況を軽減するなどのバランス調整が施された。余談だが、攻撃コマンドの入力として、右スティックではなく、ボタンが初めて採用されたのが本作。PSPにはアナログパッドがひとつしかなかったため、ハードの特性にあわせて操作方法が調整されていた。
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モンスターハンター2(ドス)

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 『モンスターハンター2(ドス)』は、2006年2月16日にPS2用ソフトとして発売された。パッケージを飾るのは、金属質の外殻に覆われた鋼龍クシャルダオラ。

 風を自在に操る力を持ち、自らの周囲に暴風を発生させることで身を守る。背中には大きく発達した翼を備え、その飛行能力は群を抜いている。さらに、口からは強烈な風圧をともなうブレスを放ち、激しい突風を引き起こす。直撃すれば岩を粉砕するほどの破壊力を誇り、着弾地点では竜巻が発生する。
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クシャルダオラ。

モンスターハンターポータブル 2nd

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 『モンスターハンターポータブル 2nd』は、2007年2月22日にPSP用ソフトとして発売された。パッケージを飾るのは、強靭な顎と発達した筋肉を持つ轟竜ティガレックス。

 飛竜種でありながら飛行が得意ではなく、陸上での機動力に特化した獰猛なモンスター。その圧倒的な突進力と攻撃力から“絶対強者”とも称される。特殊な器官を持ち、咆哮は衝撃波のように周囲を揺るがすほどの威力を誇る。怒り状態になると、血管が拡張して頭部や前脚が赤く染まり、さらなる狂暴さを見せる。
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ティガレックス。

モンスターハンターポータブル 2nd G

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 『モンスターハンターポータブル 2nd G』は、2008年3月27日にPSP用ソフトとして発売。パッケージを飾るのは、木々が鬱蒼と生い茂る樹海や密林などに生息する迅竜ナルガクルガ。

 全身は硬い甲殻に覆われておらず、代わりに暗闇に溶け込む黒い体毛を持つ。しなやかな体を活かした素早い動きを得意としており、その驚異的な俊敏性は、飛竜種の中でも屈指のものだ。さらに、体長の半分にも達する長い尻尾は、鞭のようにしなり、尾棘を矢のように射出することもある。
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ナルガクルガ。

モンスターハンター3(トライ)

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 『モンスターハンター3(トライ)』は、2009年8月1日にWii用ソフトとして発売された。パッケージを飾るのは、広大な海原に生息し、“大海の王者”として知られる海竜ラギアクルス。

 青い鱗と背中の突起、巨大な角が特徴的で、水中をおもな生息域としている。背電殻に電気を蓄え、放電を行うことで獲物を仕留める。2024年3月に実施された“モンスター総選挙”では3位にランクインしており、新作ごとに登場が期待されるモンスターだ。
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ラギアクルス。

モンスターハンターポータブル 3rd

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 『モンスターハンターポータブル 3rd』は、2010年12月1日にPSP用ソフトとして発売された(PS3・HD版は2011年8月25日発売)。パッケージを飾るのは、全身に雷を纏う威厳ある姿が特徴的な雷狼竜ジンオウガ。

 自然豊かな山岳地帯に生息する牙竜種のモンスターで、碧色の鱗、黄土色の甲殻、純白の体毛を持つ美しい体色をしている。静電気を発生させる特異な蓄電殻を備え、これにより発生した電気エネルギーを全身に纏う。“モンスター総選挙”では堂々の第1位に輝き、シリーズ屈指の人気モンスターとして君臨している。
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ジンオウガ。

モンスターハンター3(トライ)G

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 『モンスターハンター3(トライ)G』は、2011年12月10日にニンテンドー3DS用ソフトとして発売された(Wii U・HD版は2012年12月8日発売)。パッケージを飾るのは、爆発性の粘菌を操る砕竜ブラキディオス。

 黒曜石を思わせる群青色の外殻と、大きく発達した前脚、頭部に突き出た堅牢な頭殻が特徴。とくに、腕は飛竜の翼や歩脚とは異なり、強靭な打撃武器として進化を遂げている。前脚や頭部、舌先に付着した粘菌はブラキディオスの唾液によって活性化し、時間経過で爆発する性質を持つ。
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ブラキディオス。

モンスターハンター4

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 『モンスターハンター4』は、2013年9月14日に3DS用ソフトとして発売された。パッケージを飾るのは、鉤爪の付いた巨大な翼脚を携える黒蝕竜ゴア・マガラ。

 正体不明の生物であり、視覚器官を持たない代わりに、翼から撒き散らす鱗粉を使って周囲の熱量や動きを感知するという独特な生態を持つ。この鱗粉は、吸い込んだ生物の抵抗力を低下させ、やがて狂暴化を引き起こす。ゴア・マガラは古龍種の成長途中の姿で、脱皮することで天廻龍シャガルマガラになる。
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ゴア・マガラ。

モンスターハンター4G

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 『モンスターハンター4G』は、2014年10月11日に3DS用ソフトとして発売された。パッケージを飾るのは、鋭い刃鱗を操る千刃竜セルレギオス。

 全身を覆う金色の鱗と、刃のように鋭い頭部の角が特徴的な飛竜種。鳥類に似た前後2本ずつ指が生えた独特の足を持っている。獲物に対しては、身体を震わせて刃鱗を棘状に射出し、着弾と同時に炸裂させることで深い傷を負わせる。
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セルレギオス。

モンスターハンタークロス

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 『モンスターハンタークロス』は、2015年11月28日に3DS用ソフトとして発売された。パッケージを飾るのは、全長の半分近くを占める巨大な尻尾が目を引く斬竜ディノバルド。

 鉄分を豊富に含むこの尻尾は、摩擦熱を蓄積して赤熱化し、ディノバルドは地面と擦り付けることで爆炎を巻き起こす。尻尾の切れ味が鈍ると、自身の牙で研ぎ直して切れ味を回復させる行動を見せる。研いだ際に発生した煤や甲殻の破片は体内の火炎嚢に蓄えられ、マグマのような物体に変化してブレスとして放たれる。
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ディノバルド。

モンスターハンターダブルクロス

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 『モンスターハンターダブルクロス』は、2017年3月18日に3DS用ソフトとして発売された(Nintendo Switch版は2017年8月25日発売)。パッケージを飾るのは、全身を銀色の鱗で覆う天彗龍バルファルク。

 特徴的なのは、巨大な一対の槍状の翼脚を持つことで、これにより驚異的な飛行能力を発揮する。この槍翼は、筋肉の伸縮によって可動域が広がり、攻撃にも利用される。翼から放たれる赤い龍属性エネルギー“龍気”は、飛行時にジェットエンジンのような速度を生み出し、地上では周囲に向かってビームのように解き放たれる。
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バルファルク。

モンスターハンター:ワールド

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 『モンスターハンター:ワールド』は、2018年1月26日にプレイステーション4(PS4)用ソフトとして発売された(Steam版は2018年8月10日、Xbox One版は204年6月5日発売)。パッケージを飾るのは、全身に無数の黒い棘が生えた滅尽龍ネルギガンテ。

 非常に気性が荒く、目に映るものすべてを破壊しようとする凶暴な性格をしている。特殊なエネルギーやブレスを使わず、全身を武器として力任せに獲物を屠るのが特徴だ。全身の棘は、砕けても根本から破壊されても即座に再生する驚異的な自己再生能力を持っている。“モンスター総選挙”では第2位を獲得しており、その人気も高い。
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ネルギガンテ。

モンスターハンターワールド:アイスボーン

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『モンスターハンターワールド:アイスボーン マスターエディション』
 『モンスターハンターワールド:アイスボーン』は、2019年9月6日にプレイステーション4用ソフトとして発売された(Steam版は2020年1月10日、Xbox One版は2024年6月5日発売)。パッケージを飾るのは、万物を凍てつかせる力を持つ冰龍イヴェルカーナ。

 全身は白と青を基調とした氷晶のような龍鱗に覆われ、体内で生成した過冷却水を利用して氷を鎧のように纏う。尾は細く槍のように鋭く、鞭のようにしなやかで繊細なコントロールが可能だ。獲物に向かって、その尾を突き立てるように攻撃をくり出す。イヴェルカーナの放つ冷気は、周囲の大地や生物を霜で覆い、灼熱のマグマさえ凍らせる。
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イヴェルカーナ。

モンスターハンターライズ

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 『モンスターハンターライズ』は、2021年3月26日にSwitch用ソフトとして発売された(Steam版は2022年1月13日、PS5/PS4/Xbox One/Xbox Series X|S/Windows版は2023年1月20日発売)。パッケージを飾るのは、全身を覆う甲冑のような甲殻と大きな角を持つ怨虎竜マガイマガド。

 睨みつけるような獰猛な顔立ちと威圧的な姿勢が特徴で、まるで亡霊武者のような不気味な雰囲気をしている。モンスターを喰らうことで、体内で“鬼火”と呼ばれる特殊なガスが生成され、紫色の霧のような炎が体の周りを漂う。怒り状態になると前脚にも鬼火を纏い、背中の甲殻が一斉に逆立ってより凶暴な雰囲気を放つ。
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マガイマガド。

モンスターハンターライズ:サンブレイク

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『モンスターハンターライズ+サンブレイク セット』
 『モンスターハンターライズ:サンブレイク』は、2022年6月30日にSwitch/Steam用ソフトとして発売された(PS5/PS4/Xbox One/XSX|S/Windows版は2023年4月28日発売)。パッケージを飾るのは、白銀の美しい甲殻をした気品漂う爵銀龍メル・ゼナ。

 特異な習性として、生物の精気を奪う能力を持ち、夜の闇に紛れて獲物に接近。甲殻や骨をすり抜ける艶やかな牙で精気を吸い上げ、自身のエネルギーとしている。また、共生関係にある“噛生虫キュリア”を使い、獲物を誘導して捕獲する。その姿は、妖しく光る蝶のように、紅色の粒子を全身に纏っている。
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メル・ゼナ。

モンスターハンターワイルズ

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 『モンスターハンターワイルズ』は、2025年2月28日にPS5、XSX|S、PC(Steam・Windows)用ソフトとして発売予定。パッケージを飾るのは、調査隊から“白の孤影”と呼ばれる鎖刃竜アルシュベルド。その生態は未だ解明されておらず、絶滅種とされる謎多きモンスターである。

 異名のとおり、白い甲殻と体毛に覆われ、牙のように反り返った鎌状の角を持つ。最大の特徴は、翼膜に似た長い体毛と、鎖のように連結した刃を持つ独特な前脚“鎖刃”である。鎖刃には属性エネルギーを吸収・放出する性質があり、大型モンスターを捕まえてエネルギーを吸収する様子も観測されている。

 先日行われた第2回オープンベータテストでは高難度クエストとしてアルシュベルドの討伐が登場。狩りに挑んだ(そして散った)ハンターも多かったことと思う。
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 この先、アルシュベルドの謎めいた生態がどのように明かされ、絶滅種とされるそのモンスターが生態系にどんな影響を与えるのか。実際にプレイし、その全貌を自分の目で確かめることをいまから楽しみにしている。

『モンスターハンターワイルズ』発売記念カウントダウン企画