GBA『ファイアーエムブレム 烈火の剣』が発売された日。前作『封印の剣』の前日譚でリン、エリウッド、ヘクトル3人の主人公の成長を描く異色のストーリー【今日は何の日?】
※本記事は、2024年4月25日にアップした記事を再編集したものです。

※本記事は、2023年4月25日にアップした記事を再編集したものです。

 いまから22年前の2003年(平成15年)4月25日は、ゲームボーイアドバンス用ソフト『ファイアーエムブレム 烈火の剣』が発売された日。
広告
[IMAGE]
 『ファイアーエムブレム 烈火の剣』は、任天堂から発売されたシミュレーションRPG。現在も非常に人気が高い『ファイアーエムブレム』シリーズの7作目で、ゲームボーイアドバンス用タイトルとしては前作『ファイアーエムブレム 封印の剣』に続く2作目となる。海外で初めて発売された『FE』シリーズ作品でもある。

 ユニークだったのはシリーズ作品の中でもかなり異色なストーリー。戦争がテーマの物語ではなく、どちらかと言えば主人公たちの成長を描くことに主眼を置いていたのが印象深い。また、プレイヤーの分身となる軍師(デフォルト名はマーク)が登場し、主人公たちの戦いを補佐する点もおもしろかった。
[IMAGE]
 本作は『ファイアーエムブレム 封印の剣』の前日譚となる位置付けで、前作から20年前まで遡った世界が舞台。前作で主人公ロイの父親として登場したエリウッドが、本作では主人公のひとりだったところにニヤリとしたプレイヤーも多かったのでは?

 物語は前半と後半に分かれていて、前半では少女剣士のリンが、後半ではエリウッドが主人公を務める。一度エンディングを迎えると、3人目の主人公として親友の“ヘクトル”が選択可能になり、ヘクトル視点でエリウッド編のストーリーを追体験できる仕掛けも一風変わっていた。
[IMAGE]
 そう言えば、スマートフォンアプリの『ファイアーエムブレム ヒーローズ』にて過去に開催されていた超英雄召喚イベント“世界のどこにいても”では、『烈火の剣』より幼少時代のマークをはじめ、リン、エリウッド、ヘクトルといった面々が登場していた。

 『FE』シリーズと言うと過去の作品ほど難度の高い硬派なイメージがあるが、『烈火の剣』はその点でも異色。極めて完成度の高い戦闘バランスになっていて、シミュレーションRPGの初心者も遊びやすい作りになっていた。とくに前半のリン編はチュートリアルの役目も果たし、かなり丁寧に教えてくれたのがありがたかった。逆にクリアー後のハードモードはかなりの歯ごたえになっていたので、熟練プレイヤーでさえも苦労させられたのではなかろうか。
[IMAGE]
 もし『ファイアーエムブレム 烈火の剣』をいま遊びたいなら、Nintendo Switch Online + 追加パックに加入すれば、Nintendo Switchでプレイ可能。『烈火の剣』だけでなく前作の『封印の剣』も配信されているので、まとめて遊ぶのがいいだろう。物語のつながりもあるのでより楽しめるはずだ。さらに、GBAでの3作目『聖魔の光石』も配信中。
 『FE』シリーズの最新作は、2023年1月20日に発売されたNintendo Switch用『ファイアーエムブレム エンゲージ』。シリーズの英雄たちが“紋章士”として登場して主人公とともに戦うのだが、『烈火の剣』からもリン、エリウッド、ヘクトルが登場している。本編とはまた違った勇姿が見られるので未体験であればチェックを。
これまでの今日は何の日?