Overcooked - オーバークック スペシャルエディション(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
かわいい見た目とは裏腹に、アクションはけっこう手応えあり。ゲームの性質上、ひとりプレイよりも、複数人でのマルチプレイのほうが断然楽しいし、盛り上がる。キッチンの形状が変わるなどといったギミックが満載なので、先へ進む楽しさがある。より上級者向けのDLCが収録されている施策もうれしい。画面がチマチマしていて状況を把握しにくいときがあるのと、演出があっさりめなのは惜しい。
週刊ファミ通1509号より
注文に応じた食材を運んで調理し、提供する、というルール自体は単純明快だが、ステージごとに用意されたギミックや、ステージの構造そのものが変化する仕掛けなどにより、いかに効率よく作業するかで頭を使うことになる仕組みがミソ。2体のキャラを切り換えて操作するひとりプレイでも、楽しさの一端は味わえるが、やはりマルチプレイこそが真骨頂かな。やや説明不足の点があるのは気になる。
週刊ファミ通1509号より
いかに効率よく調理できるかがミソの作品だけど、シングルとマルチではプレイ感覚がガラリと変化。シングルは、2体のキャラの切り換えるパズル要素が強いが、マルチは役割分担が命のスポーツのような印象。各ステージに用意されたギミックは、思いもよらぬ激しいものもあっておもしろい。レシピはバリエーションは多いが、オーダー票がやや小さく、指定食材を見分けにくいときがあるのはもったいない。
週刊ファミ通1509号より
注文通りに料理を作って配膳するアクション自体は、ゲームの文法ではさほど珍しくないが、調理場が動くなど、ステージの各種ギミックが加わって、パズルゲーム的な醍醐味も味わえる作りに。シングルプレイは地味ながら、マルチプレイでは先読みや段取りの戦略性が大いに楽しめて、コミュニケーションツールとしての完成度は高い。強烈な爽快さこそないのだが、小気味よさがジワジワとくる作品。
週刊ファミ通1509号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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