プロ野球スピリッツ2024-2025(プレイステーション5)のレビュー・評価・感想情報
テレビの野球中継視点で、実際に選手になりきりプレイするリアル感が、PS5になって新たな領域に。表示される打球角度などのトラッキングデータや、スタジアム内で反響する音の演出、多彩なカメラアングルが、試合時の気分を上げ上げに。手持ちの進行カードを組み合わせて練習を行うローグライク要素がくり返しプレイを後押しする“白球のキセキ”など、モードも充実しており、野球好きが長く遊べる1本に。
週刊ファミ通1873号より
選手の再現度はまちまちな印象もあるけれど、グラフィックとサウンドの進化により、試合の臨場感がアップしている。高校野球の監督となって甲子園優勝を目指す“白球のキセキ”は、『パワプロ』の“栄冠ナイン”のように楽しめるうえ、ひとりの選手を操作して試合をする“フィールドプレイ”も可能なのがいいね。ポーカー風のカードゲームで選手を育成する“スピリッツ”も、サクッとプレイできてグッド。
週刊ファミ通1873号より
リアルな等身の選手で遊びたい派にうれしい最新作。新モードの“myBALLPARK”は、フロント業務の成果がチーム力に反映されるのがとてもおもしろいのですが、成長した選手の能力を新シーズンに引き継げず、育成を楽しめないのが残念。オリジナル選手を育てる“スピリッツ”が簡素なのも少し寂しい。しかし、土台の野球ゲーム部分のクオリティーは、動きやレスポンス、映像や音響にいたるまでハイレベル。
週刊ファミ通1873号より
現役選手のみならず、往年の名選手だった首脳陣の絶妙な似具合に、やさしい気持ちになれます。フル操作の野球ゲームとして楽しもうとすると、外野守備の打球処理判断のセンスの比重が大きすぎる印象。各種モードでスポット的にアクション操作するぶんには、緊張と弛緩をほどよく味わえます。コマンド体系がシンプルで、各場面に恣意的に首を突っ込める野球部監督モード“白球のキセキ”は、中毒性高し。
週刊ファミ通1873号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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