
家庭用ゲームにおける美少女ゲームブームの火付け役
多くの皆様に支えられ、本日『ときめきメモリアル』は30周年を迎えることができました!
— ときめきメモリアル 30周年 公式 (@tokimeki573) May 26, 2024
誠にありがとうございます!
これからも様々な新展開を予定しています。
メモリアルイヤーの『ときめきメモリアル』にご期待ください!
イラストは、こくら雅史 @MiyaPale さん描きおろしです。#ときメモ30周年 pic.twitter.com/0qqjQkUFDb
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1994年当時、家庭用ゲームでは美少女ゲーム自体あまり流行っていなかったのだが、本作はPCエンジン専門誌のレビューなどをキッカケに注目を集め、口コミで徐々にゲームファンの人気を獲得していった。PCエンジン自体がすでに下火だったうえに、SUPER CD-ROM2用ソフトということもあって遊ぶためのハードルは決して低くはなかったが、発売からかなり長い期間売り切れで入手困難な状態が続いていたと筆者は記憶している。多数の移植版が発売されてからはさらに人気が加速し、以降はたくさんの美少女ゲームが家庭用ゲーム機に登場することになる。まさに本作は、家庭用ゲームにおける美少女ゲームブームの火付け役と言っても過言ではないだろう。
公式設定の目的は藤崎詩織から告白されることだが、虹野沙希や片桐彩子、朝日奈夕子など、13人の女の子から告白を受けることが可能(例外として男性の外井雪之丞からというパターンもあった)。現代基準でも人数的にはかなり多めで、隠しキャラのような存在の館林見晴や主人公のライバルがじつは……の伊集院レイなど、多彩なタイプが登場した。
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多数の女の子と仲よくしていると“爆弾”マークが表示され、すべて爆発して全員から総スカンを食うというのはもはや『ときめき』(ファミ通編集部ではそう呼んでいた)のお約束。「一緒に帰って、友だちに噂とかされると、恥ずかしいし…」という藤崎詩織のセリフは、本作を遊んだことがなくても知っている人が大勢いるくらい有名になっている。主題歌の『ときめき』やエンディング曲の『二人の時』などの楽曲も非常に人気が高い。なお、セガサターン版では掟破り(?)の自分から告白するというシステムもあった。
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そのひとつである『ときめきメモリアル ドラマシリーズ』は、虹野沙希、片桐彩子、藤崎詩織(と館林見晴)にスポットを当てたアドベンチャーゲームの3部作で、製作総指揮として小島秀夫監督(現・コジマプロダクション)が関わっていたことでも知られている。筆者は『ときめきメモリアル対戦ぱずるだま』がお気に入りで、暇さえあればクリアーして『二人の時』を聴いていた記憶がある。ちゃんと告白エンディングがあるのがよかったし、『二人の時』はとにかく名曲だった。