
冒険はどこまでだって続いていく
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『ファイナルファンタジーXIV』(以下、『FF14』)は、スクウェア・エニックスが運営するMMORPG(多人数同時参加型オンラインRPG)。『ファイナルファンタジー』シリーズとしては『ファイナルファンタジーXI』に続く2作目のオンライン専用タイトルだ。過去シリーズのオマージュが多数ちりばめられており、“『FF』シリーズのテーマパーク”といったコンセプトも魅力のひとつとなっている。
大きな問題を抱えていた旧『FF14』の失敗を乗り越え、タイトル通りの新生を果たした『新生エオルゼア』のサービスインから10年と少し。今年(2024年)1月7日に開催された“ファンフェスティバル 2024 in 東京”では、全世界累計登録アカウント数(※)が3000万を突破したことが発表された。
前回、2022年10月の発表時点では2700万突破だったので、約1年3ヵ月ほどで300万アカウント増加したのには驚かされる。何せ11年目となったタイトルなのだから。
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また、先月7月2日には待望の新拡張パッケージ『黄金のレガシー』が発売されたばかり。まさにいま冒険の旅路をゆくプレイヤーは多いだろう。あるいはレイド攻略を終え、周回を重ねているところといった感じだろうか。
さて、これまでに発売された拡張パッケージの中で筆者がとくに印象深いコンテンツを中心にピックアップ。かなりざっくりめに振り返っていくので抜けも多いが、思い出を想起するきっかけにでもしてもらえればと思う。
2013年8月27日に『新生エオルゼア』(パッチ2.0)がリリース。ガレマール帝国や暗躍するアシエンとの戦いを描くストーリーが描かれた。24人で挑むレイドダンジョンは“クリスタルタワー”、8人レイドは“大迷宮バハムート”。
コンテンツルーレット、ハウジング、PvP、美容師(2.1)、ミラージュプリズム(2.2)、モブハント(2.3)、クラスの双剣士、ジョブの忍者(2.4)、ゴールドソーサー(2.5)などが追加。イフリート、ガルーダ、タイタン、善王モグル・モグXII世、リヴァイアサン、ラムウ、シヴァ、オーディンなどの強敵と戦った。拡張前に新ジョブがいきなり実装されたのには驚かされた。
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2015年6月23日には初の拡張『蒼天のイシュガルド』(パッチ3.X)が発売。1000年にわたって続く“竜詩戦争”の真実が語られた。レベルキャップが開放されてレベル50→60へ。待望のフライングマウントが実装され、蒼天エリアに限り飛行が可能に。新しいジョブとして暗黒騎士、機工士、占星術師が、新プレイヤー種族としてアウラが追加されている。24人レイドは“シャドウ・オブ・マハ”、8人レイドは“機工城アレキサンダー”。
雲海探索ディアデム諸島、グループポーズ(3.1)、ザ・フィースト、オーケストリオン(3.2)、ディープダンジョンシリーズの“死者の宮殿”、宝物庫アクアポリス(3.3)、クロの空想帳(3.4)などのコンテンツが追加。ナイツ・オブ・ラウンド、ニーズヘッグ、魔神セフィロト、女神ソフィア、鬼神ズルワーンなどの蛮神や三闘神と戦った。『妖怪ウォッチ』や、特撮ドラマ『牙狼〈GARO〉』とのコラボレーションがこんな昔だったことに衝撃を受ける。
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2017年6月20日、『紅蓮のリベレーター』(パッチ4.X)が発売。長く燻ってきたアラミゴと東方のドマ、ふたつの地域での戦争を描く。レベルキャップは60から70へ。種族の追加はなく、新ジョブとして赤魔道士と侍が追加された。水中アクション(水泳と潜水)が可能になり、冒険エリアが水中にも広がった。新生エリアのリゾート地、コスタ・デル・ソルでも泳げるようになったのが地味にうれしい。
ゲストクリエイターとして松野泰己氏を迎え、24人レイド“リターン・トゥ・イヴァリース”を実装。モンスターデザインは映画監督・イラストレーターの雨宮慶太氏が参加していた。8人レイドは“次元の狭間オメガ”だった。ライバルウィングズ(4.1)、ミラージュドレッサー、サブマリンボイジャー、ファッションチェック、禁断の地エウレカ(4.2)、ドマ町人地復興、アメノミハシラ(4.3)、青魔道士、ワールド間テレポ(4.5)などが追加。スサノオ、ラクシュミ、神龍、ツクヨミ、白虎、朱雀、青龍などと戦った。
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2019年7月2日に『漆黒のヴィランズ』(パッチ5.X)が発売。舞台を第一世界へと移し、闇の戦士として夜を取り戻すために戦った。アシエンの知られざる過去が明らかになるなど激動の展開に世界中のプレイヤーが魅了され、新規プレイヤーが爆発的に増加。敵として登場した“エメトセルク”が活躍し、水晶公とともに一躍人気者に。レベルキャップは70から80へ。新プレイヤー種族としてヴィエラ族(女性のみ)とロスガル族(男性のみ)が、新ジョブとしてガンブレイカーと踊り子が追加された。
ゲストクリエイターとしてヨコオタロウ氏が参加し、24人レイド“YoRHa: Dark Apocalypse(ヨルハ:ダークアポカリプス)”が実装。『NieR』シリーズとのコラボを果たして話題となった。8人レイドは“希望の園エデン”で野村哲也氏デザインのガイアやボス敵が登場。フェイス(5.0)、つよくてニューゲーム、イシュガルド復興(5.1)、ウェルリト戦役、セイブ・ザ・クイーン、オーシャンフィッシング(5.2)、南方ボズヤ戦線、ソーチョーの幻想盤、新生エリアのフライング対応(5.3)などが追加。ティターニア、イノセンス、ウェポンシリーズなどの強敵と戦った。
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2021年12月7日に『暁月のフィナーレ』(パッチ6.X)が発売。新生から紡がれ、異世界や宇宙の果てまで舞台にしてきた“ハイデリン・ゾディアーク編”が完結した。物語の大きな区切りはついたが、パッチ6.1からは新たな冒険がスタートしており、つぎの拡張『黄金のレガシー』へと繋がっていく。レベルキャップは80から90へ。新プレイヤー種族としてヴィエラ族の男性が、新ジョブとしてリーパーと賢者が実装されている。
24人レイドは“ミソロジー・オブ・エオルゼア”、8人レイドは“万魔殿パンデモニウム”。クリスタルコンフリクト、コンテンツサポーター、アドベンチャラープレート、データセンタートラベル(6.1)、無人島開拓、ヴァリアントダンジョン、アナザーダンジョン(6.2)、オルト・エウレカ(6.3)、青魔道士アップデート(6.45)、『フォールガイズ』コラボ(6.51)、『ファイナルファンタジーXVI』クロスオーバークエスト(6.58)などが追加。バルバリシア、ルビカンテ、ゴルベーザなどの強敵と戦った。ヒャダインこと前山田健一さんがルビカンテ討滅戦のBGMを編曲し、ゲームデザイナーの時田貴司氏が歌詞原案を担当して話題となったのもニコニコ世代には印象深い。
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2024年7月2日に最新パッケージ『黄金のレガシー』(パッチ7.X)が発売。西方の地“トラル大陸”を舞台に、多部族国家“トライヨラ”の次期王位を巡って冒険者は“継承の儀”へ参加することになる。レベルキャップはついに100の大台へ突入。新たなプレイヤー種族としてロスガル族の女性が、新ジョブとしてヴァイパーとピクトマンサーが追加されている。
アライアンスレイドは“エコーズ オブ ヴァナ・ディール”で、ファン感涙の『ファイナルファンタジーXI』とのクロスオーバーを実現。8人用レイドは“至天の座アルカディア:ライトヘビー級”で格闘場での闘いに熱狂した。
追加が待たれる大きめのコンテンツとして、惑星を発展させていく生活系の“コスモエクスプローラー”、新たなリミテッドジョブ“魔獣使い”、“魔の三角海域”を探索する(?)フィールド探索型コンテンツなどが準備されている。
ヴァリアントダンジョンやディープダンジョン新企画、ヒルディブランドシリーズ、ゴールドソーサーアップデートなど、おなじみのコンテンツの実装も待ち遠しいところだ。秋~冬ごろに来ると予想されるパッチ7.1では“希望の園エデン”をモチーフにした新たな絶コンテンツもやってくる。
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