2024年8月28日より配信開始された『悪魔城ドラキュラ』シリーズのコレクションタイトル『Castlevania Dominus Collection』(キャッスルヴァニア ドミナス コレクション)。対応ハードはNintendo Switch、プレイステーション5、Xbox Series X|S、PC(Steam)。
本作はニンテンドーDSで発売された『悪魔城ドラキュラ』シリーズ3作品を1本にまとめた作品。さらにボーナスタイトルとしてアーケード版『悪魔城ドラキュラ』と、それをもとにした新作アレンジ作品『悪魔城ドラキュラ Revisited』を収録している。
■収録タイトル
- 『悪魔城ドラキュラ 蒼月の十字架』
- 『悪魔城ドラキュラ ギャラリー オブ ラビリンス』
- 『悪魔城ドラキュラ 奪われた刻印』
- 『悪魔城ドラキュラ』(アーケード版)
- 『悪魔城ドラキュラ Revisited』
本記事では、本作を先行プレイしたプレイレビューとともに、追加機能や収録タイトルの紹介をお届けしよう。
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M2移植! 安い! 買うしかない!!
よろ色即是空。ついに待った、ニンテンドーDSの3作品の移植コレクションが発売! 『悪魔城ドラキュラ』シリーズファンには「待ってました!!」のタイトル。しかしプレイしていた人にとっては、タッチ操作や2画面の存在など、「移植無理なんじゃ」となんとなく想像していたところ、いきなり発表&発売! 驚かれた人も多いのではないだろうか。
しかも各タイトル、どれもプレミア価格が付いていて、いま遊ぶとなるとかなりハードルが高い。それが今回、まさかの2750円[税込]という驚きの価格で配信される。あまりにも安すぎる……! いやだって、現在はプレミアがついちゃって、1本ずつ数万くらいするので……。
移植は前回のゲームボーイアドバンスシリーズのコレクション『Castlevania Advance Collection』に引き続き、M2が担当。もう「M2が移植を担当している」と聞いただけで、間違いナシのコレクションタイトルだと確信。実際、軽く遊んでみただけでも大満足のプレイフィールだった。
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シリーズファンには絶対オススメできるし、まだ遊んだことがない人にとっては、あまりにもうらやましすぎるコレクション! いまも流行っている“メトロイドヴァニア”と呼ばれるジャンルの“ヴァニア”の原典がこれでもかというくらい遊べちゃうわけで。
内容紹介とかの前に、約3000円で1本ずつ数10時間は確実に遊べる探索アクションRPGが3本遊べて、しかもオマケタイトルも遊び応え満載なので、ぜひご購入を! もう下記読まなくてもいいから買うべし!! ……と書いてしまうと、本記事が終わってしまうので、もう少し続けよう。
ちなみに開発陣にお話を聞いたところ、タイトル名の『Dominus Collection』にある“ドミナス”は『悪魔城ドラキュラ 奪われた刻印』に由来したキーワードで、“マスター”や“支配者”という意味を持つとのこと。
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コレクションの追加機能
コレクションタイトルならではの追加機能が盛りだくさん。各タイトルの基本部分はそのままに、外部機能で遊びやすくなっている点や、アートを閲覧できるギャラリーやBGMプレイヤーなども満載。なお、追加機能のほとんどはニンテンドーDSの3作品のみに対応している。
どこでもセーブ&ロード
ゲーム自体の中断機能(ロードすると消滅するセーブ)や、セーブ&ロードにはもちろん対応。それとは別に、コレクションタイトル側でどこでもセーブ&ロードに対応。
セーブスロットは豊富に用意されていて、セーブデータを分けてセーブ可能。純粋に攻略に役立てたり、特定の場面だけセーブを残すなど、さまざまな使い道がある。
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どこでもロードはゲームを起動したら即使用できるため、もはやタイトル画面を見なくともゲームを続きから始められる。ゲーム側のセーブ&ロードでも十分遊べるので、使いたくない人は使わなければいいだろう。
巻き戻し機能
ゲーム中、ボタン操作でゲームの進行を巻き戻すことができる。巻き戻せる範囲はそれなりに広く、細かい調整で好きな時間まで戻せるため、攻略に役立てられるだろう。
操作感や巻き戻す感じは『Castlevania Advance Collection』とだいたい同じで、さらに鮮麗されたような感覚。細かく好きな場所を指定できるが、もちろんこちらも使いたくない人は使わなければいいだろう。
活用方法としては、単純にダメージを避けるために使ってもいいが、オススメはレアドロップ系を狙うとき。いずれの作品も、敵を倒すとスキル系やアイテム類を得られることがあり、同じ敵を何度も何度も倒してドロップを狙う瞬間がある。そのままやってもついでに経験値稼ぎに使えたりするが、巻き戻しを絡めればよりドロップ品を狙いやすくなる(あと、ドロップしたのにエリア移動しちゃったときとか。ありがち)。
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ダメージを食らってしまって大ピンチ! となっても……。
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巻き戻しオン! 下に表示されるタイムラインを自由に弄って、好きな場所に戻すことが可能だ。
図鑑機能
各ゲームごとに、敵やアイテム、スキル系などが閲覧できる図鑑機能を搭載。敵はドロップ品などが表示されるほか、スキル系はどんなスキルなのかをアニメーションで確認できるオマケ付き。
各タイトル内にも図鑑機能はあるが、それよりも情報が網羅された図鑑機能になっている。ゲーム内のものはゲーム進行とともに解放されるが、本作独自の図鑑機能は最初からすべて解放済み。ラスボスなども閲覧できてしまうので、本作より遊び始めた人は閲覧しないほうがいいだろう。
どのタイトルも収集要素がとても多いので、ゲームクリアー後や、ほとんど探索が終わったときのゲーム内図鑑埋めなどに使うといいだろう。
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敵を参照すると、どのドロップ品が貰えるのか閲覧できる。
ゲームバージョンの変更
ゲームバージョンを日本版、北米版、欧州版に変更して遊べる(『悪魔城ドラキュラ 奪われた刻印』は韓国版も搭載)。基本的には日本語で遊ぶ人が多いと思うが、海外版には些細な変更点もある(オープニング系を最初から飛ばせるなど)ので、うれしい人はうれしいはず。
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ギャラリーモード
ゲーム内に使用されているグラフィックの原画や、制作時の未公開アート、発売時のマニュアルやパッケージなどをたっぷりと閲覧可能。『悪魔城ドラキュラ ギャラリー オブ ラビリンス』のPRに当時使用された、デザイナー陣によるイラストも収録されていた。しずもん氏の4コマ漫画が人気だったよね。
また、直接的には関係ないが『悪魔城ドラキュラ Harmony of Despair』に参戦していたキャラクターたちは、同作の立ち絵も収録されていたのがファンとしてうれしいところ(移植まだかな……)。
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ミュージックプレイヤー
ゲームに使用されている楽曲を、すべて聞くことができる。プレイリスト機能にも対応しており、好きな曲をプレイリストに登録すれば、自分だけのサウンドトラックを作るような使い方も可能。
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アチーブメント機能
各種ハードごとのアチーブメント機能に対応。Nintendo Switch版はゲーム内にアチーブメント機能が収録されているので、やり込み要素もバッチリ完備。
メニュー画面でオープニング再生
各種タイトルにはオープニングムービーが採用されていたが、ムービーはゲーム内ではなくコレクションタイトル内のゲーム選択メニューで流れるようになっている。こちらもオープニングは当時の解像度のものではなく、リマスターしてなるべく見れるように調整されているとのことで、美麗なアニメーションでムービーを楽しめる。
とくに『悪魔城ドラキュラ 蒼月の十字架』と『悪魔城ドラキュラ ギャラリー オブ ラビリンス』は、アニメ調のムービーなこともあり、当時よりも綺麗な映像が楽しめるのはファンとしてもたまらない要素。
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画面の配置変更
ニンテンドーDSタイトルは2画面でゲームが進むこともあり、モニター内に2画面のゲーム画面が表示される。さらに3画面にすることもでき、通常ならば切り換えが必要なステータス画面やマップを常時表示できたりするため、情報を確認しながらゲームを進行できる。
画面レイアウトはいくつか用意されているので、自分の好みに合わせて選択するといいだろう。
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タッチ機能への対応
ニンテンドーDSはモニターへのタッチペン操作に対応しており、各タイトルいずれもタッチペンによるアクションや謎解き要素があった。
本作はNitendo Switchのモニター、プレイステーション5のタッチパッドなどに対応しているほか、スティック操作でカーソルを操作することも可能。
ネームエントリー、謎解きなど、いくつかの要素にタッチを使用するが、基本的にはスムーズに動かすことができ、概ねストレスに感じることはなかった。「え、アレは?」と思われる方もいると思うが、そこは『悪魔城ドラキュラ 蒼月の十字架』の紹介で説明しよう。
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その他の細かい要素
ニンテンドーDSはゲームカートリッジを差しながらも、ゲームボーイアドバンスのソフトを装着できる機能があり、それにより連動して得られるオマケ機能などがあった。それらは基本常時オンの仕様になっている。追加アイテム系は確認できなかったが、周回プレイなどで得られるのだろうか?
また、対戦モードや通信機能を使った要素がタイトルによってはあったが、それらはすべてオミットされている。
ハード間の“決定ボタンとキャンセルボタンの配置が違う”問題も、ゲーム側で切り換えできるようになっているので、戸惑う人は適宜変更するといいだろう。
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さまざまな追加機能おもに、本作独自のポーズメニューよりアクセスできる。
収録タイトルの紹介
メインとなるニンテンドーDSの3タイトルと、ボーナスの2タイトルを、実際にざっくりと触れてみた感想も交えて紹介しよう。
『悪魔城ドラキュラ 蒼月の十字架』
2005年に発売され、前作『キャッスルヴァニア 暁月の円舞曲』からの直接的な続編。主人公の来須蒼真は、またしてもドラキュラ復活の輪廻に巻き込まれていく。前作は『Castlevania Advance Collection』に収録されているので、遊んだことがない人は合わせてプレイしたい。
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ハードがニンテンドーDSになったことからか、耽美なデザインが基本だった『悪魔城ドラキュラ』シリーズでもなかなかに異色な、アニメ調のキャラクターデザインになっている。若干戸惑うかもしれないが、ゲーム自体は『悪魔城ドラキュラ』らしさ満点どころか、むしろダーク寄りな部分のほうが際立っている。
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敵から得た“ソウル”を装備して多彩なアクションをくり出せるゲーム性はそのままに、ソウルから武器を生成したり、特定のソウルの組み合わせで特殊効果を発揮するなど、さまざまな部分が強化されている。
クリアー後のオマケモードも人気のひとつで、ユリウス・ベルモンドたちを操作するアクション性の高いシナリオが楽しめる。
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本作の特徴とも言えるのが、ボスを倒したときなどにタッチ操作で“魔封陣”を描くことで、ボスを撃破できるシステム。一見ユニークに見えるが、ボタン操作でアクションをし、ボスを倒す寸前などでペンに持ち替えないといけなかったので、ファンからも正直不評なシステムだった。
「あれをスティック操作でやるのか!?」と想像していたが、本作では魔封陣のポイントがボタン操作に対応しており、決まったボタンの順番を押すだけで魔封陣を描けるようになったため、スムーズにボスを倒せるようになった。タッチ操作の準備も必要ない。
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ボタン入力だけで魔封陣完了。アクションに集中できることもあり、とてもいい調整。
もちろんタッチ操作やスティック操作での入力にも対応しているので、挑戦したい人は自身で魔封陣を描くといいいだろう。が、スティック操作はマジで難しかった。開発陣いわく、あまりにもアナログで描くのがたいへんだったので、ボタン操作に対応したとのことだ。
『悪魔城ドラキュラ ギャラリー オブ ラビリンス』
2006年に発売され、過去作品に関わるタイトルとなっている。突如としてよみがえった悪魔城を探るべく、ヴァンパイアハンターのジョナサン・モリスと魔法使いのシャーロット・オーリンが立ち上がる。
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世界観は『悪魔城ドラキュラ 蒼月の十字架』同様にアニメ調ではあるが、雰囲気はシリアスにまとまっていて、これまでのスタイルとアニメ調をミックスさせたような雰囲気。
ダブル主人公らしく“パートナーシステム”を搭載し、キャラクターを常時チェンジしながら闘ったり、それぞれの個性を活かして謎解きに活かす、またはふたり同時に登場して戦うなど、ふたりだからこそのアクションや探索要素が特徴。
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武器とサブウェポンで戦うジョナサン、豊富な魔法で戦えるシャーロットと、役割も分かれているため、ふたりの力をどう合わせて戦うのか、といった戦術の幅が生まれた。協力技のデュアルクラッシュもみどころのひとつ。
主人公のジョナサンは、メガドライブの『バンパイアキラー』より登場したジョニー・モリスの息子であることから、『バンパイアキラー』との関わりがとても深い。また、『悪魔城ドラキュラX 血の輪廻』などに登場するリヒター・ベルモンドも関わっている。
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大きなダンジョンを攻略していくスタイルはそのままに、さらにその中に並んでいる、多彩な世界観を持つ絵画がステージとなっているため、ステージのバリエーションはとても豊富。BGMも相まって、各ステージの人気も高い。
タッチ要素は本作ではオマケ程度に使われ、パートナーの移動先や一部のスキルの方向指定など、基本は使わない要素に落ち着いている。
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こちらもクリアー後のモードも人気が高く、リヒター・ベルモンドが使用できるものや、とあるキャラクターたちが使えるモードなど、非常にやり応えがある。
『悪魔城ドラキュラ 奪われた刻印』
2008年に発売された、ニンテンドーDSシリーズ最終作。シリーズでも珍しい(ソニア・ベルモンドとか……)女性主人公のシャノアが活躍。シリーズ作品とは、ほぼ独立した世界観や物語になっている。一応ベルモンド一族は消息を絶った世界なので、若干のつながりはある。
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世界観は前2作と変わって、もともとの耽美でダークなビジュアルに戻った。ニンテンドーDS後期作品なこともあり、本コレクションの中でもさらに高い完成度を誇る。
ドラキュラに対抗する組織・エクレシアは、ドラキュラを封印する力を持つ究極の印術を完成させる。エレクシアの女戦士・シャノアは印術と適合するはずだったが、シャノアの兄弟子・アルバスがそれを奪ってしまう。ドラキュラに対抗するため、そして“奪われた刻印”のために、シャノアはアルバスを追う。
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これまでは武器+スキル攻撃が基本だったが、本作には武器アイテムはなし。変わりに印術“グリフ”を敵やステージから吸収することで、さまざまな技がくり出せるシステムになった。武器アイテムの変わりに、吸収した魔法武器を装備するようなイメージ。
また、グリフは変身・召喚・パッシブスキルなどさまざまで、形は大きく変わったものの、中身自体はソウルシステムにやや近い。特定のグリフを組み合わせることで発動できる“合成印術”もある。
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基本はステージを探索しながらゲームを進めていくスタイルはそのままに、誘拐された村人たちを解放して村を助けるなどのクエスト要素も存在する。
タッチ操作はほぼオミットされ、ボタン操作のみのアクションに集約。基本はオマケモードのアクションに使用する程度なので、本編では本作ならではのタッチ機能を使うことは少ないだろう。
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『悪魔城ドラキュラ』(アーケード版)
1988年に稼動したタイトル。シックで迫力のあるグラフィックや、秀逸なBGMは人気が高いが、アクション自体は昔のアーケードゲームらしく、とても難しい。
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ハムスターの“アーケードアーカイブス”でも配信されているほか、2019年に発売された『アーケードクラシックス アニバーサリーコレクション 』にも収録されているため、遊べる機会は少なくない。
本作で遊べるようになっているのは、開発陣聞いたところ「下記タイトルとすぐに比較できるように収録した」とのこと。
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『悪魔城ドラキュラ Revisited』
上記アーケード版『悪魔城ドラキュラ』をもとに、現代的にアレンジしたリメイクタイトル。グラフィックは当時の面影を感じさせながらも、すべて描き直されており、より美麗になったエフェクトやキャラクターたちの中、ステージを攻略していく。
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オープニングデモも現代技術でアレンジされている。
システムや登場するボスなどはだいたい踏襲されているが、細かいの部分でほとんど別モノ。鞭のリーチが長くなっている、ジャンプ中に軌道修正できるなどなど、あらゆる要素が現代的に遊びやすくなっている。
また、ボスや演出も見直されていて、正直意味のわからないような部分(ただ岩石が横に飛んでくるとか)が独自解釈で変更されていたり、ボスの攻略性が増しているなど、ゲーム的にもアレンジされている。
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ステージ選択機能があり、1度でも到達すればそのステージから再開可能。さらに、ステージの道中のチェックポイントからも再開できる。また、BGMもオリジナル版をもとに、すべてフルアレンジされている。人気楽曲が多い作品ゆえに、BGMを聞くだけでもファンにはたまらない。
本作のみ、オマケながらに新作タイトルなので、いち『悪魔城ドラキュラ』シリーズファンとしても本当に本当にうれしい1本だった。ちなみにタイトル画面で例のコマンドを入れるとしっかり対応していたが、ステージが全開放されるため、本作を自力でクリアーしたい人は入力しないほうがいいかも。
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お得すぎるコレクションタイトル
ニンテンドーDSの3作品が遊べるだけでなく、オマケタイトルも作り込まれた新作が遊べるといった、超充実っぷりの本作品。このボリュームにも関わらず、冒頭でもお伝えした通り本作品の価格は、2750円[税込]とメチャクチャお買い求めやすい。
昨今のタイムアタック系イベントなどで「破天荒なゲームのシリーズ」と思っている方もいるかもしれないが、まともに遊べばまともにおもしろいので、まずは購入してゲームを始めてみてほしい。
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ここまでくるとプレイステーション2時代の作品の移植にも期待したいし、『悪魔城ドラキュラ Harmony of Despair』(2010年発売)も久しぶりにやりたいな……。Xbox360版が現行Xbox Series X|Sでも互換で遊べるものの、ほかのハードでも遊びたいなと思っているので、今後の『悪魔城ドラキュラ』シリーズの展開にも、ぜひ期待したい!!(開発陣に「移植してくれ!」と伝えておきました)。
[2024年8月28日17:15追記]
一部表現を修正しました。