
なおPC/Mac版の正式発売は日本時間の2024年9月21日午前2時を予定しており、PC Game Passにも対応予定。そのほか発売時期は未定だが、PS5/Xbox Series X|S版の展開も別途予定されている。
Pre-order #Frostpunk 2 Deluxe Edition and start playing Advanced Access now: https://t.co/zCvdRdZWuI
— Frostpunk 2 (@frostpunkgame) September 17, 2024
We're thrilled to welcome the first players back to the harsh, frozen world of New London with the launch of Advanced Access. As Stewards, you will face hardships, tough… pic.twitter.com/GbeiCwNKF6
ニューロンドンの人々は新たな栄光を掴めるのか?
実際、そういう面もある。たった80人で荒野に放り出されてメシも食わずに石炭を拾うハメになった初代『フロストパンク』のひもじくわびしい感じはもうない。今回のストーリーモードは最初から数千人規模でスタートするし、各種資源も多少の蓄えがある。
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1. 個別指定からマクロレベルの管理をするゲームに
今作は基本的に、そういったこまごまとしたものを個別に指定していくよりも、全体の需要と供給の収支を見ながらマクロレベルの管理をしていくゲームになっている。これは正直、ちまちまとやりくりするのが好きだった人には残念な部分かもしれない。
たとえば建築は、基本的には住居地区・食料地区・採取地区・工業地区などの”地区”単位で行う。新たに地区を作りたい場所をヘックス単位で指定すれば自動で道が引かれ、建物群が完成するとともにフル稼働が開始する。各地区はそれだけで基本的な機能を備えているので、前作のように石炭と資材の採集でそれぞれ別の建物を用意する必要もない。どちらも“採集地区”でカバーできる。
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必要量に応じて自動的に配分されるのは、労働力も同じだ。前作のように一般の労働者とエンジニアの違いはないし、減産をしてでも他の施設に人を回したい時などは1本のスライダーで簡単に調整できる。
熱にしても物資にしても労働力にしてもトータルでうまく再配分をやってくれるシステムなので、全体の管理はやりやすい。個別の数字を全然把握していなくとも、何かの項目で大きなマイナスが起きた時に細かいデータを見て対処を考えればいいからだ。ただし繰り返しになるが、このシミュレーションゲームとしてのスタイルの違いは本当に好みが分かれると思う。
2. あっちを立てればこっちが立たず……政治の泥海を泳げ!
これはマジの“政治”要素だ。必要な法案の通過を助けてもらう代わりに相手のグループが要望する技術を研究したり、逆に通ってほしくない法案が議題にかけられたら反対工作を仕掛けたり。関係性が良ければ足りない資金を引き出すこともできるし、逆に関係が悪化すれば公然と暴動を起こされたりもする。
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そんな感じに法案成立にも技術開発にも勢力が関係してくるのだが、序盤はそこまで障害にならないので安心して欲しい。支持がそこそこ高ければ割と工作なしでそのまま押し切れたりするし、そもそもどのグループも世の中を良くしたいというのは一緒で、あくまで好む方向性やアプローチが違うだけ。協力を依頼する際に3つ提示される交渉案のうち、だいたいひとつぐらいは妥協点が見つけられるものだ。
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うーんめんどくさい、でもドロドロの政治の中を泳ぐのは楽しい! 過酷な世界のイヤ~な味は本作の特徴でもあるが、それは今回政治がらみの部分が多いと思う。とある秘密が隠された廃墟を見つけた時、それまで懇意にしていた団体の裏の顔を知って思わず笑ってしまった。
ちなみに、比較的自由にプレイ可能な“ユートピア・ビルダー”モードでは登場勢力をランダムに設定できるのだが、これはストーリーモードで基礎を習得した人向けのモードだからこそ、ぜひランダムな組み合わせが引き起こすチャレンジに挑むのをオススメしたい。
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3. 複数マップにまたがった都市圏の構築が可能に
ニューロンドンの前哨基地としてプレイするのは前作の追加シナリオ“綱渡り”にも出てきたシチュエーションだが、今度は一方的に指示を受けたりすることもなく、どっちも自分がコントロールする形だ。
これはなかなか楽しいが、本家から植民先に人を連れてきて、石油採掘をセットして、輸送路を確立して、石油と必要物資を引き換えにする定期便をセットして……とやっている間に当然本家でも植民先でも細かな問題が発生するので、その度にマップを切り替えてマネージメントしていくことになる。
熱や労働力や資源の配分が自動で行われるシステムになっている点について先ほど触れたが、すべてを細かくコントロールするシステムのままだったら、こういった作業は結構面倒になっていたはずだろうと思う。
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テーマの発展に応じてシステムが変化した続編
ちなみに、大体起こることや必要になってくるものの展開を把握しているかいないかで難度感が変わってくるのは前作同様。前作をあまりやり込んでいない人はまず最低難度(市民)からプレイして、内容を把握していくのがいいだろう。