本作はSFな世界観を舞台に、超人的な力を持つ“テンノ”の一員となり、悪の勢力や人類の脅威となる突然変異種と戦っていく、ハイスピードアクションTPSだ。基本プレイは無料で、課金コンテンツは時間短縮系に寄っている。
各種銃での射撃のほか、カタナなどの近接武器で敵をなぎ倒せる爽快アクションが特徴。さらにニンジャらしい身のこなしが可能で、スライディングや二段ジャンプ、壁走りなどといった移動アクションの数々を駆使できるのも大きな魅力だ。なんなら空中スライディングまである。(正式名はダイブキック)。
TPSではあるが、ゲーム内容は端的に言うと、敵を倒しては素材や強化アイテムを手に入れていく、ローグライクなRPG。PvPコンテンツはあるものの本筋ではなく、各種クエストをクリアーしていくことがメインとなっている。
オンライン協力プレイが基本となっていて、ステージに挑む際には、同じステージに挑もうとするプレイヤーがチームに自動で合流したりする。会話なども基本はなく、一期一会で協力することになるので、とても気軽に協力プレイに挑めるのも本作のポイントだ。なお、協力せずにひとりだけで遊ぶこともできる。
簡単にまとめると、スペースニンジャたちがハイスピードなアクションでバッタバッタと敵を倒しながら、武器やスーツなどの装備品を揃えるために、日々戦い続けるゲーム。それが『Warframe』だ。
2012年よりPCにてサービスを開始し、根強い人気を誇り現在もサービス中。その歴史とともに対応ハードも増えており、Nintendo Switch、プレイステーション4、プレイステーション5、Xbox One、Xbox Series X|Sと昨今の家庭用ハードはひと通り網羅。
さらに、2024年2月よりiOSに対応しモバイルでも遊べるようになったほか、Android版も2024年内に事前登録を開始する予定だ。なお、全ハードでクロスプラットフォームを実現している。
初心者がグッと入りやすくなった!
“Koumeiと五つの定め”のポイントはいくつかあるが、まず“初心者にも遊びやすくなった”点を紹介したい。
たとえば、ゲームを開始した直後のチュートリアルがより丁寧になり、さらに小難しかった部分がよりわかりやすく変更されている。また、本作は10年以上の歴史を経てコンテンツが膨大だ。メインのUIが変更され“つぎはどのクエストをすればいいのか”がすぐにわかるようになった。
そのほかにも、“コンパニオン”と呼ばれるお助けペット的な装備品のひとつ“クブロウ”は、卵を手に入れるクエストを達成すると手に入る。しかし、卵の孵化にはこれまで48時間(2日間)掛かった。それがなんと、孵化時間60秒に超大幅短縮された。
ほかにも多数の改善点があり、初心者プレイヤーがより遊びやすいようになっている。一部コンテンツはまだまだ古臭さの感じる部分もあるが、グッと入りやすくなったように思う。
もしゲームを始め、ある程度の流れに乗ったとき、「あれこのゲーム、けっきょく何をしたらいいんだ?」と思うかもしれない。基本は惑星(ステージ)を解放しながら、強化アイテムなどを手に入れつつ自身を鍛えていくのが基本の遊びかただが、自由がゆえに決まった目標はない。
目標は人それぞれにあると思うが、もし迷ったら“お気に入りのフレームを作る、鍛え上げる”ことを目標にしてほしい。フレーム(プレイヤーの着用するバトルスーツのようなもの)の選びかたは、見た目や性能面でもオーケー。強化さえすれば必ず強くなれるうえに、活躍できない場はない。
本作には58体ものフレームがあり、見た目や性能も個性的でカッコよく、カスタマイズ性も豊富。フレームを鍛える、または作ることを目標にしていけばゲームのサイクルや、強化方法がわかっていくこともあって、オススメの目標になっている。
祭壇防衛で新フレーム&武器ゲット!
追加されたクエストでは、新ミッション“祭壇防衛”を遊びながら、新登場フレーム“Koumei”や、新武器などを入手できる。
難易度は高くなく、ゲームを始めたての人でも挑みやすい。一部必要クエストさえ達成すればすぐに挑戦できるが、さすがにゲーム開始直後から挑めるわけではなく、惑星開拓を金星から水星につなげるくらいまでは進める必要がある(事前達成の必要クエストの解放が、その時期)。
ミッション内容は敵を倒しながら祭壇に“供物”を捧げていれば、そのうちボスが出てくるので倒せばクリアー。初心者向けに作られていることもあり、1周数分程度で終わることができるだろう。
クリアーするたびに専用通貨の“フェイトパール”が手に入り、交換することでKoumeiや新武器の素材パーツ&設計図が手に入る。また、ミッション達成時の完了報酬としてドロップ品が手に入るが、ドロップ品にもパーツや設計図が含まれている。
本来は基本的にドロップ素材を中心にフレームや武器を作るが、このミッションはくり返し遊ぶだけで交換によって確実にフレームや武器が入手できるのがポイント。さらに、本来フレームは製作時間が現実で3日も必要なのだが(課金で短縮できる)、Koumeiは24時間となっており、グッと入手しやすくなっている。
“幸”運と運“命”を握る戦士
Koumeiは、日本語で表すと“幸命”(某軍師じゃないよ)。巫女服やあやつり人形などがモチーフになっている、和風のフレームだ。カワイイ感じもありつつ、待機モーションが人形のようにミステリアスな動きをするなど、独特の魅力を持つ。
最大の特徴は“賽の目”。対応スキルを使うたびにサイコロを振り、出目の結果によって効果がパワーアップしたりする、運の要素が強く絡むフレーム。と言いつつも、サイコロの目はアクセントといった感じで、実際のところは攻撃、防御、回復などひと通りを自分でこなせる、万能型になっている。
とくにユニークなのは、スキル2の“Omikuji”。使用すると“〇〇中に敵を〇体倒す”などのお題が課され、達成するとそのミッション中、永続的なバフ効果が得られる。サイコロの目がいいとお題を無視してバフが得られるほか、出目が悪いとデバフをもらうこともある。お題は破棄できるので、達成しにくいものは無視することも可能だ。
ミッション中に重ねられる永続バフはかなり強力だが、短時間で終わるミッションも多いので、長時間敵と戦う系のコンテンツでは真価を発揮する性能だ。
合わせて登場した新武器“Higasa”は、傘をモチーフにしたバーストライフル。覗き込み(ADS)状態だと、傘が開いてシールドになる防御性能を持ち、セカンダリでビームを放てる個性的な武器になっている。
もうひとつが近接武器の“Amanata”。薙刀をモチーフにしたポールアームで、敵に30ヒットさせるたびにサイコロを振り、出た目によってバフが得られる効果を持つ。ちなみに公式説明テキストでは“Amanataを30回振るたびに”、とあるが、敵にヒットさせるのが条件。また、Koumeiでなくともサイコロは振られる。