
心を揺さぶる、圧倒的で神秘的な世界
『ワンダと巨像』は、ソニー・インタラクティブエンタテインメントから発売されたアクションアドベンチャーゲーム。プレイヤーは主人公の少年ワンダとなり、生贄として捧げられた少女の失われた魂を取り戻すため、“古えの地”の各所に棲む巨像を探し出し、撃破していくことになる。同じ開発チームが手掛けた前作『ICO』同様に、ゲーム全体に切なく儚げな雰囲気や空気感があり、それを好むゲームファンは非常に多い。
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ある巨像は地面に突き刺した剣を伝って体に登ったり、ある巨像はわざと襲いかからせて、近づいたところで体に取り付いたり。試行錯誤をくり返し、攻略法をひらめいたときは、ほかのゲームではなかなか味わえないタイプの達成感が得られたものだった。巨像は人型モチーフだけでなく獣や鳥など、さまざまな特徴を持った個体が存在。外見だけでなく行動パターンや弱点の場所もまったく異なるので、非常に挑み甲斐があり、燃える。
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何だか悪いことをしているような気分になってしまった心やさしいユーザーも多かったのではないだろうか。キャッチフレーズの「最後の一撃は、せつない」がこのことを表しているのなら、まさしく言い得て妙。ただ、筆者の場合は困ったことにこれが快感で、カタルシスを感じるために突き刺しまくっていたからヤバイ。
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真っ黒な毛並みのサラブレッドのようなスラリとした姿が美しい馬で、とにかく広い古えの地の移動を助けてくれる。巨像との戦いにおいても騎乗することが多く、もはや“戦友”と言っても差し支えないはずだ。ゲーム中の大半の時間をアグロとともに過ごすことになるため、筆者同様に印象深い愛馬となっている人も数多くいるのではないかな。
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