カプコンから2025年2月28日に発売されたハンティングアクション『モンスターハンターワイルズ』(以下、『モンハンワイルズ』)。発売から1ヵ月が経つ本作だが「マルチプレイが苦手」、「PCのスペック的に楽しめるか不安」といった理由で未プレイの方もいるだろう。本稿はそんな皆さんへ向けた企画だ。
本作を未プレイの方に聞きたいのだが、現在『モンハンワイルズ』をプレイしているハンターたちはどのような狩猟生活を送っていると思うだろうか? 「マルチプレイで気の置けない仲間たちとわいのわいのと交流しながら狩猟している」と答えた方は、一部では正解だ。しかし、なかには他人とは関わらずソロでプレイしたい人も少なからず存在する。
その理由はスキマ時間でのプレイや、急な来客がある予定のとき、討伐クエスト中でもいろいろ寄り道したい人……など。筆者もそのひとりで、狩猟中にも一時中断して席を外したり優雅なティータイムを満喫したりウマい飯を食べたりなど、狩猟に追われることなく自分の時間を有意義に過ごしている。
ソロオンラインを続けて現在は80時間ほど狩猟生活を送っているが、驚くことに意外と充実しているのだ。その理由は、やはりサポートハンターの存在だろう。マルチプレイを主体にしている人にとってサポートハンターは“人が集まるまでのつなぎでちょっと便利な存在”くらいかもしれない。しかし、彼らとともにクエストをしていると、なんというか、こう、救われている感じがするんだ。独りだけどにぎやかで楽しくて……。
そんなサポートハンターと狩猟して、どのような体験ができるのか、筆者の狩猟生活の一部をお見せしたいと思う。それにしても腹が減った。ひとまず一時中断してウマい飯にでもありつくことにしよう。
ひとりプレイでも賑やかに。サポートハンターのみと狩猟する
本作ではソロオンラインでプレイしていても、救難信号などで別プレイヤーと合流する場合がある。その際、ソロプレイだけの特権である一時停止機能といったものが使えなくなる。完全にひとりでプレイしたい場合は、設定であらかじめサポートハンターだけが参加するようにしておけばいい。アルマに話しかけて設定画面を開き、マルチプレイ設定を“サポートハンターのみ”にしておこう。
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ついでに救難信号の自動発信を“ON”にしておけば、クエスト開始直後にサポートハンターが即参上する。
サポートハンターはロッソ、アレサ、オリヴィアの3人が固定メンバー。彼らの武器はヘビィボウガン(ロッソ)、ランス(アレサ)、ハンマー(オリヴィア)と決まっている。この3つがバランスいい組み合わせのため、自分は好きな武器種を選んで構わない。サポートハンターはNPCなので、マルチプレイのように「武器種が〇〇の人がいるから、こっちは〇〇にしておこうかな」なんて気を遣う必要もない。
「俺は基本的にハンマーひとつでいたい」という人は、思う存分ハンマーを振り回せばいい。オリヴィアもハンマーだからモンスターの頭部を取り合いになるかな、なんて考えなくていい。自分が好き勝手に行動できるのがサポートハンターと狩猟するメリットのひとつだ。
ちなみに、マルチプレイの最大参加人数を2に設定しておけば、サポートハンターとオトモアイルー2匹という組み合わせで狩猟可能。意外かもしれないが、サポートハンターもオトモアイルーを連れてきてくれるのだ。しかし、サポートハンターで誰がくるかはランダムになってしまう。もし自分がハンマーを使っているときにオリヴィアが参加した場合はハンマーふたりという状況になってしまうので、サブ武器に別の武器種を用意しておくと安全。しかし偏った編成も、それはそれで楽しいものだ。
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うーん、俺とオリヴィアでハンマーがダブってしまった。
つぎに教えておきたいのは、サポートハンターの仕事ぶりについてだ。サポートハンターは、ただモンスターに攻撃をするだけでなく、モンスターに乗ったり、罠を設置したり、仲間の体力を回復してくれたりなど、本当に人間のプレイヤーと狩猟しているかのような多種多様な行動をとってくれる。
このサポートハンターの行動に関しても設定が可能で、やりかたは、メニュー画面のオプションの3ページ目にある"サポートハンターの設定"から選択するだけ。とくにサポートハンターにやられて困ることはないので基本はすべてONで問題ないが、「乗りだけは自分でやりたい」など、こだわりがある場合はOFFにしておけばいいだろう。
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いよいよサポートハンターとともに狩猟へ!
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さて、ここからはいよいよ狩猟開始だ。クエスト開始と同時に参加するサポートハンターたち。サポートハンターは各々で狩猟対象に向けて移動を開始する。狩猟対象を発見しても、自分が攻撃を仕掛けない限りサポートハンターは手を出さない。「殿(しんがり)、お願いします!」と言われているかのような優越感。自分がすべてであり絶対なのだ。
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モンスターの目の前でもたもたしていたところ、見つかってしまい奇襲攻撃をやり損ねる筆者。がーんだな……出鼻をくじかれた。マルチプレイならば微妙な空気になるかもしれないが、ソロプレイでは気にすることはない。自分がモンスターにダメージを与えると、そこでサポートハンターたちも一斉に狩猟を開始する。
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オリヴィアはハンマーで頭部を狙い、ロッソは適正距離から射撃、そしてランス使いのアレサは盾でモンスターの攻撃をがっしりと受け止めるなど、さながら熟練ハンターのような立ち回り。心強さが半端ない。自分の攻撃がそれほど有効でなくても、サポートハンターがしっかりとダメージを蓄積してくれているのがわかるほど。設定で各種行動をONにしておけば、乗りや罠を仕掛けてくれるなど、状況に応じて適切な行動を取ってくれる。
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ちなみに現在、筆者は弓を愛用している。中~遠距離から竜の一矢を撃ちまくる立ち回りがメインだ。最初はチャージステップを駆使しながら剛射などを撃ちまくっていたが、いまはサポートハンターたちにモンスターのターゲットを取ってもらい、竜の一矢でモンスターに大ダメージを与えるという単純明快な立ち回りが気に入っている。ボタンを押す回数も最小限なので、コントローラーへの負担も少ない。こういうのが好きなんだシンプルで。
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なお、竜の一矢は攻撃前後の隙が大きいので、モンスターに狙われたタイミングで竜の一矢の動作に入ってしまうと、ほぼ確実に被弾してしまう。マルチプレイでは「こんな危険な立ち回りをしていて大丈夫かな?」など少し不安になってしまうかもしれないが、ソロプレイならば気にすることはない。ついでに言うと、筆者は傷口破壊でモンスターの素材が落ちたり尻尾が切れたりしたときは、大型モンスターへの攻撃や仲間へのサポートをほっぽり出して真っ先に素材を手に入れている。なぜなら、新鮮なほうがいいものが出る気がするから。
何度も言うが、マルチプレイでは周りの目が気になって行動しにくいことも、サポートハンターとの狩猟ならば自分の好き勝手に行動できる。モンスターがエリア移動したら、周囲の採集をしっかりと行ったり、レアな環境生物を探したり、魚の群れが見えたら捕獲用ネットを投げ込んだり。ソロで『モンハン』をするときはね、誰にも邪魔されず自由でいたいんだ。
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サポートハンターが狩猟対象を追う姿を横目に採集しまくる。
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アナウンスで、自分がいなくてもサポートハンターたちががんばってくれているのがわかる。
体力が大きく減ってピンチ、やばい! と思っても、サポートハンターが瞬時に生命の粉塵などで回復してくれたりする。攻撃や補助、さらには回復まで行ってくれるサポートハンターは、人間が操作するハンターそのものだ。それでいて、自分がどんなワガママな立ち回りや行動をしようが、文句ひとつ言わずついてきてくれるのだ。
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弱点集中攻撃も本作の醍醐味。ソロプレイならば、モンスターに付けた傷口を独り占めして問題ない。弓の弱点集中攻撃は、ロックオンして攻撃が追尾するという使いやすさが魅力。傷を付けたら片っ端から破壊して、気持ちよくなっている。
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ソロプレイではモンスターの傷口は俺のおかずだ。
「でもサポートハンターがいるとは言え、ソロだとクエストクリアーまでに時間がかかるのでは?」と思うかもしれないが、初見のクエストでも平均10分前後でクリアーできている。マルチプレイをしているライターや編集者に聞いても10分前後という声が多いので、サポートハンターだから効率が悪い、ということもない。「『モンハンワイルズ』をプレイしたいけど、ほかのプレイヤーたちとのコミュケーションが苦手」、「頻繁に席を外すからマルチプレイできない」という人にこそ、ソロプレイを試してもらいたい。もちろんマルチプレイに苦手意識があるから『モンハンワイルズ』を始められないという方も、安心してプレイしてほしい。
『モンハンワイルズ』をPCで快適に遊ぶには? 「スペックは足りているはずなのにカクつく」という方はグラフィック設定を見直してみて!
「Steam版の『モンハンワイルズ』をプレイしたいけど、快適にプレイできるか不安」、「手持ちのPCでプレイしてみたけど思うように動作しない」そんな方はいないだろうか。本作はミドルクラスのゲーミングPCでもプレイできるが、PCのスペックに合った設定を行えばより快適に楽しめる。
ここでは、PCでプレイする際のおすすめの設定を紹介しよう。
まずはベンチマークソフトでチェック
まずは、PCの性能をスコアで測定できるベンチマークソフトを活用し、現状のスペックがどの程度のパフォーマンスを発揮できるかをチェックしよう。ベンチマークソフトは『モンハンワイルズ』Steamストアページから無料でダウンロード可能。ベンチマークを実行するとデモプレイが映し出され、設定したグラフィックでのスコアと平均FPSを確認できる。
スコアが10250を超えていれば問題なくプレイ可能。それ未満となる場合は、PCのスペックが推奨に達しているかをチェックしよう。
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ゲーム設定をPCのスペックに合わせる
PCのスペックが足りているはずなのに快適に動作しない場合、ゲーム内の設定がハードウェアに適していない可能性がある。とくに、以下の項目を見直すといい。
ディスプレイ設定
解像度はモニターの性能に合わせて、フルHD(1920×1080)、WQHD(2560×1440)、4K(3840×2160)など適切な設定を選ぼう。フレームレートは、モニターが対応する最大値に設定するのが望ましい。また、スペックに余裕があり、少しでも快適にプレイしたい場合は無制限設定をONにするといいだろう。
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フレーム生成をONにすると、フレームレートが大きく向上する。より滑らかなゲーム体験を求めるならONを推奨する。なお、フレーム生成の設定が変更できない場合は、アップスケーリングの条件を満たしていない可能性があるため、後述の情報をもとにそちらの設定から調整しよう。
グラフィックス設定
テクスチャやメッシュ品質は、VRAM使用量を考慮し、適切な項目を選択。VRAMにゆとりがある場合は、グラフィックプリセットでまとめて“高”にするのもいいだろう。影や草木、水などの描画品質は“中”もしくは“高”を推奨するが、狩猟中はそこまで目立たないので場合によっては“低”にしても問題ない。
アンチエイリアスはTAAやFXAAが選択可能。画面の粗さが気になる人は設定したほうがよいが、負荷がかかるので少しでも動作を軽くしたければOFFにするのも選択肢のひとつである。アップスケーリング設定は、DLSS(NVIDIA)、FSR(AMD)対応のGPUを使用しているなら有効化するとフレームレートが向上するためONにするのがベスト。
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アップスケーリングモードは、動きをよくしたいなら“ウルトラパフォーマンス”や“パフォーマンス”などフレームレート優先の設定にするとよい。
無料の高解像度テクスチャパックをダウンロードした方はこちらを確認
無料DLC“高解像度テクスチャパック”をインストールするには、16GB以上のグラフィックメモリが必要。このパックを適用すると、モンスターの質感やフィールドのグラフィックがより鮮明になり、さらに美しいゲーム体験が楽しめる。
ただし、PCのスペックが足りていないと、ゲームが重くなったりクラッシュしたりする可能性もある。そのため、導入を迷っている人はストアページなどで詳細を確認し、容量に余裕がない場合は高解像度テクスチャパックをOFFにしよう。
VRAMの使用量を確認し、最適な設定を見つける
ゲーム内のオプション画面では、設定変更によるVRAMの予測消費量を確認できる。VRAMが不足すると、キャラクターや背景のテクスチャ品質が落ち、結果としてフレームレートの低下やカクつきが発生することがある。
VRAM使用量が上限に近い場合、各種設定を下げることでパフォーマンスの向上が期待できるので、必要に応じてテクスチャ品質や影の設定などを調整して対応しよう。
RTX 4070 SUPERでの設定例を紹介
『モンハンワイルズ』に合わせて、RTX 4070 SUPER搭載PCに買い替えたばかりの担当ライターがふだん使用しているPC設定と、中堅クラスのRTX3060Ti搭載PCでの設定例を紹介する。これらの設定を参考にして、快適なゲームプレイのための調整に役立ててほしい。
RTX 4070 SUPER搭載PC基本スペック
- GPU:NVIDIA GeForce RTX 4070 SUPER
- CPU:Intel Core i7-14700
- RAM:32.0 GB
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ゲーム設定
- 解像度:フルHD(1920×1080)
- グラフィックプリセット:カスタム
- テクスチャ品質:高
- アップスケーリング(超解像技術):NVIDIA DLSS
- フレーム生成:ON
- アップスケーリングモード:NVIDIA DLAA
- フレームレートの無制限設定:ON
RTX3060Ti搭載PCおすすめ設定
- 解像度:フルHD(1920×1080)
- グラフィックプリセット:低
- アップスケーリング(超解像技術):AMD FSR 3
- フレーム生成:ON
- アップスケーリングモード:バランス
- フレームレートの無制限設定:ON
『モンハンワイルズ』を快適にプレイするには、PCのスペックに応じた最適な設定が必要だ。推奨スペック以上のPCを使用していても、設定が最適化されていなければパフォーマンスが十分に発揮されないことがある。
ここに挙げた設定はあくまでも一例であり、どの設定がしっくりくるかは実際に試してみることで見えてくる。とくに、グラフィックの好みは人によって異なるので、さまざまな調整を試しながら、自分に合った環境を作り上げていこう。