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『プラグマタ』先行レビュー。ディアナがかわいいだけじゃない。ハッキングで弱点露出~敵機体を射撃で破壊する流れがたまらなく気持ちいい!【gamescom 2025】

byででお

byぽんきち

『プラグマタ』先行レビュー。ディアナがかわいいだけじゃない。ハッキングで弱点露出~敵機体を射撃で破壊する流れがたまらなく気持ちいい!【gamescom 2025】
 2025年8月20日~24日の5日間、ヨーロッパ最大級のゲームイベントであるgamescom 2025が、ドイツ・ケルンで開催。

 カプコンは、2026年に発売予定のプレイステーション5(PS5)、Xbox Series X|S、Steam向けソフト『
プラグマタ』をプレイアブル出展。事前に出展バージョンを試遊させてもらえる機会を得たので、さっそくレビューをお届け。
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※試遊ではPS5を使用。文中のボタン表記はすべてPS5版のもの。

ギミックや敵との戦闘で大活躍! ハッキングが重要となる独特のプレイ感

 今回試遊できたのは、2025年6月にアメリカ・ロサンゼルスで開催された“Summer Game Fest2025”で関係者向けに出展されたバージョンと同等のものだ。
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 目覚めると、そこは月面の施設。プレイヤーが操作するのはヒュー・ウィリアムズなる男性だ。金髪の少女ディアナがヒューを治療してくれたらしい。
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 しかし落ち着く暇もなく、施設の管理者である“イドゥス”がヒューを異物と認識し、“ウォーカー”という機械兵器に排除を命じてしまう。こりゃ一大事、というわけで戦闘に突入する。

 L2ボタンで構えて、R2ボタンで射撃。使用銃器であるプライマリユニットには、リロードの概念がない。弾が尽きた場合は時間経過で補充されるようになっている。というわけで、勇んで攻撃を行うも、効いている気配がまったくない(よく見ると弾が弾かれている)。
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 まずいまずいと慌てる最中、少女がハッキングを実行! これが噂のハッキングかと胸が躍る。パネル状のハッキングマトリクス上でノード(カーソルのようなもの)を操作することでハッキングが可能。ノードを緑色の実行ノードとつなげるとハッキングが成功し、敵の装甲が開いて銃撃に弱くなる。

 ハッキングはリアルタイムで行われ、時間が止まったりはしない。ノードは□、△、×、〇ボタンで操作するため、指が足りなくなるといった事態にはならないが、その間も敵は迫ってくるのでなかなかに忙しく感じる。ちなみに青色のマスを通過すると与ダメージが増加するようだ。言葉で説明しても若干伝わりづらいかもしれないので、記事上部にあるファミ通TUBEでの動画もご確認いただけると幸いだ。
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 まったく余裕がなさそうに思えるかもしれないが、これが意外に猶予がある。敵の動き自体はかなりゆっくりなうえ、攻撃後などにはしっかりとわかりやすい隙があるので、そこを狙ってハッキングを行えばいい。ハッキングはRPGで言う魔法攻撃の詠唱のようなものとでも思えば、“準備時間を要する攻撃方法”として感覚をつかみやすいのではないだろうか。
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 何とか戦闘を切り抜けると、施設のメイン電源を回復させるために発電所へと向かうことに。ここで声を大にして言いたいのが、ディアナがヒューの背中に乗った状態でサポートしてくれるという点だ。これがとてもかわいらしい。ヒューが移動するとディアナの髪の毛がふわふわとなびくのも細かい。なぜ背中に乗っているのかはわからないが、何となく居心地がいいのかもしれない。
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中間ポイントもある。戦闘不能になったときにここでリスポーンできるようだ。ありがたい。
 スラスターゲージという要素もある。それを消費することで、回避やジャンプ、ホバー移動などができるようだ。ゲージ自体はかなり消費が激しいので、乱用はできず、ホバー移動などもボタンちょい押しで微調整する必要がある。ホバー移動は独特の浮遊感が心地よく、かなりお気に入り。
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 ハッキングは戦闘だけでなく、ギミック解除にも使用する。今回は円の外側から順番にボタンを押すシンプルなものだったが、本編では解除するのに悩まされるギミックもありそう。

 武器はプライマリユニットが基本になるが、道中でほかの武器を入手することもあるようだ。近距離で使うと威力が増すショットガンのような性質を持つショックウェーブガン、エリア展開して敵を一定時間拘束できるステイサスネットなど。いずれも便利な武器だが、消耗品であるため、限度数を超えて持ち歩くことはできない。筆者は基本的に温存しながらのプレイだったが、入手機会は割と多かったのでどんどん使ってしまっても問題なさそうだった。
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ファイルなどを発見したときなどに聞ける、ヒューとディアナのちょっとした会話が楽しい。ディアナの受け答えなどは完全に人間のそれで、とてもアンドロイドとは思えない。
 施設内には居住区と思われる場所や、住人が閲覧していたであろうファイルなども発見できた。明らかに人が住んでいた痕跡はあれど、今は暴走した機械がはびこるのみ。施設でいったい何が起きたのか……本編ではその辺の真相も明かされるのだろう。
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 特殊な効果を持つハッキングノードというアイテムを入手。ハッキング時に通過することで効果を発揮するようだ。黄色いマスは、敵の防御力を下げる効果があるとのこと。便利ではあるが、追加武器と同じく消耗品なのに加え、通過マスが多くなるほどハッキングに要する時間も長くなってしまう。敵の動きをよく見つつ、いかに隙を突いてハッキングを実行するかを考えるのが本作の醍醐味と言える。
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 複数の敵が同時に出てくることもあるが、ここでリロード操作を必要としないシステムのありがたさを感じた。なぜなら、リロード操作がないぶんハッキングと射撃、回避行動に集中できるからだ。慣れてくるとスムーズに攻撃できて気持ちいい。いわゆる“俺ツエー感”をしっかり味わえる作りだと思う。
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 施設の奥まで到達し、電源を供給してこれで終わりかと思いきや、大型の機械兵器が登場する。どうやらコイツ……セクターガードがボスらしい。
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 ハッキングで弱点を露出させつつ防御力も下げて攻撃していく。これまでの敵とは段違いで体力が多く、ショックウェーブガンで撃ち込んでも大したダメージを与えられない。また、この戦闘では赤いマスが出現し、これに触れるとハッキング状態がリセットされてしまう(それを示すようにディアナに赤い衝撃波が発生する)。
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 広範囲にミサイルを撃ち込んでくることも。まともに食らえば大ダメージは免れない。回避行動連発で何とか凌ぐも、かなり焦る。
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 攻撃を続けていると、何やらディアナの大技らしき演出に。ディアナのハッキング能力を使い、ハッキングゲージが溜まるとオーバードライブを使用できる。発動後は周囲の敵の装甲を開き、さらに動作を一時的に停止させる効果がある。強制的に動きを止められるだけに、追撃も容易。何より、決まったときの爽快感が格別だ。
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 その後も攻撃を続け、無事セクターガードを倒したところで試遊は終了。およそ20分強のプレイだったが、情報量が多く満足度の高い体験が得られたと思う。とくにハッキングで弱点露出~敵機体を射撃で破壊するゲームシステムは、新鮮なうえに成功したときの気持ちよさが格別だ。

 アクション体験が際立つ試遊だったが、個人的にはストーリーや世界観も非常に気になる部分が多かった。とくにディアナは、なぜ施設にいたのか、ほかの機械たちがヒューを異物として排除しようとする中でなぜ彼女だけが味方をしてくれるのか……。いろいろと謎が多く、本編でのストーリー体験、並びにこれからの情報解禁がとても楽しみだ。
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