- プログラムのように行動を組み合わせて作業を効率化する楽しみ
- 農業シミュレーターならではのコツコツ積み上げていく達成感
- おもちゃのようにファンシーで、随所に“かわいい”が溢れてる!
高月堂がオススメするゲーム
Ritual of Raven
- プラットフォーム:Nintendo Switch、PC(Steam)
- 発売日:2025年8月7日
- 発売元:Team17
- 価格:Switch版2700円[税込]/PC版2200円[税込]
不思議な魔法の世界が舞台の、ちょっと変わった農業シミュレーター
本作は、魔法の世界でさまざまなハーブを育てる農業シミュレーター。畑に種をまき、水をやって、成長したら収穫する……同ジャンルのセオリー通りのゲームですが、ひと味違うのは、“アルカナゴーレム”にすべての作業を任せるというところです。

プレイヤーは魔法のカードを組み合わせ、ゴーレムに行動を指示します。たとえば、“フィールド4に行く→種をまく→水をやる”とか、“クリスタルの欠片を融合する→10回くり返す”といった感じで、カードの種類や順番をうまく調整して、作業を効率化していきます。物語の進行に応じて使えるカードが増えていき、作業の幅も広がります。“作物に水をやっているか確認→やっていなければ水やり、やっていればつぎの行動に進む”のように、条件つきの行動も指定できて、ちょっとしたプログラムを作成しているような気分が味わえるのです。


ただし、主人公は直接作業できないので、収穫可能な状態になっているハーブをひとつだけ摘みたいというときも、ゴーレムに命令しなくてはいけません。そこが本作の、もどかしくもおもしろいところだったりします。
独特の雰囲気が漂う世界も、本作の魅力。日本の作品ではまず見ないようなセリフ回しや、まるで海外のおもちゃのようににぎやかな色彩、個性的すぎるキャラクターなど、わくわくする世界が広がっています。この世界の住人たちと交流し、お願いをきいたり、欲しがっているアイテムを渡したりして、仲よくなっていくのも楽しいのです。



装飾品のデザインもかわいらしいので、自分の家やフィールドを自由にデザインするのが好きな人には、とくにフックする作品だと思います。22体のアルカナゴーレムのデザインも秀逸。タロットカードをモチーフにしたゴーレムたちは、なんともとぼけたデザインで味わいがあり、一生懸命働いている姿を眺めているだけで楽しくなります。性能差はないので、お気に入りのゴーレムを愛用できますよ。


ぼんやりと作業し続けたり、試行錯誤した時間も含めて、プレイ時間は50時間ほどになりましたが、もう一周してみたいと思えるような魅力がありました。操作性や翻訳の一部で若干引っかかる部分はあったものの、それも含めて本作の味だと思っています。
少し変わった(でもあまり奇抜すぎない)ゲームをプレイしたい方、ほどよく頭を使いたい方、作業が大好きな方は、ぜひプレイしてみてください。

昔、HTMLを駆使して、画像を使わずいかに美しいデザインを作るかに熱中していました。いまはデータサイズなんて気にしなくていいし、AIが何でも作ってくれる便利な時代です。























