ロマンシング サガ2 リベンジオブザセブン(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
『ロマサガ2』をリアルタイムで遊んだ自分は、懐かしさと新しさの両方を感じつつプレイ。原作が持つクセの強いシステムの魅力はそのままに、攻撃順や閃き、シナリオなど、あらゆる面で可視化され、遊びやすくフォーマット。現代仕様のJRPGスタイルに。フル3D、ボイス、“七英雄”の追加エピソードで、世界全体に厚みが生まれた一方で、2D時代よりも戦闘や探索などゲーム全体のテンポはゆっくりかな。
週刊ファミ通1871号より
代替わりしていく歴代皇帝となって勢力を拡大し、長い年月をかけて“七英雄”との戦いに挑む構成や世界観に、いまなお色褪せない魅力を感じます。自由度の高さはそのままに、発生中のイベントのリスト化とマップへのマーカーの表示など、わかりやすくなっているほか、随所が遊びやすく調整されているのが好印象。“アビリティ”といった新要素もあり、多彩なクラスをパーティーに入れるのも楽しみに。
週刊ファミ通1871号より
世代を超えて紡がれる歴史を俯瞰しながら、各時代に深入りできる、壮大かつ濃密な体験ができます。時代ごとにパーティーが移り変わっても、その都度、愛着が感じられるのが不思議。特定の武器や術に習熟するキャラクタービルドがおもしろく、その能力を出し惜しみせずに戦える仕組みで、通常戦がイチイチ盛り上がる! 敵の強さのチューニング、進行のテンポなどが巧みで、終始快適に遊べました。
週刊ファミ通1871号より
ミニチュア風の質感で作り込まれた3Dフィールドが、物語、ゲームプレイ両面での“冒険心”をやさしく刺激します。戦闘パートは、詰め将棋的なパズル要素と不確定要素のバランスが絶妙で、飽きがきません。ダンジョン探索時は“BP”の管理に留意すれば大事にはいたらない……など、随所で遊びやすさが考慮されている点もいいですね。おかげで、原作未プレイでも唐突な世代交代劇に対応できました。
週刊ファミ通1871号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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