2024年7月19日より日本向けサービス開始となった、基本プレイ無料のパーティーロイヤル『Eggy Party』(『エギーパーティー』)。Nintendo Switch版に先駆け、スマートフォン版の配信が開始されました。
本作は、丸っとしてかわいいプレイヤーの分身“エギー”を操作して、レースやバトルロイヤルを勝ち抜くゲーム。メインの競い合う要素はもちろんのこと、遊び心は溢れるロビーやレースステージのカスタマイズなど、フレンドと楽しめる要素も満載な本作のレビューをお届けします。
※本稿の画像はすべてスマートフォン版のプレイ画面です。
※本稿は『エギーパーティー』の提供でお届けします。アイテムを使って逆転も可能なパーティーロイヤル
『エギーパーティー』のメイン要素は、32人で競い合うパーティーロイヤル。第1ステージの上位24名が勝ち抜け、第2ステージではさらに16名が残り、第3回では決勝に進む8名が決定し、決勝ステージも含め全4回の勝負が行われます。
エギーの顔と色はいつでも変更可能。かわいい。
レースステージをぽよぽよと駆け抜ける!
ステージはレース系を始め、各種点数を競い合うチーム戦、生き残りを懸けたバトルロイヤルなど、さまざまな種類が存在。おもに、第1ステージがレース系、そして決勝ステージがバトルロイヤルになることが多く、ステージは数十種類の中からランダムに選ばれます。
とんでもない量のステージが存在。コンプリートするにはかなりの時間がかかりそう。
本作で上位に食い込むためには、いわゆる“キャラコン(キャラクターを思い通りに動かす技術)”が必要なのはもちろんのこと、アイテムをうまく使いこなせるかどうかも重要です。
アイテムの種類はダッシュ速度を上げる靴や、地雷・爆弾・煙幕などのお邪魔アイテム、武器など多種多様。アイテムはステージにランダムに落ちており、接触するとエギーがそのアイテムを頭上に掲げます。
伸びるアームで前方のエギーを引っ張ることも可能。
レース系ステージでは移動速度アップ系のアイテム、バトルロイヤル系ステージでは武器やお邪魔アイテムが有利になるでしょう。
また、決勝ステージ限定で“スキル”をひとつ設定して持ち込むことが可能です。相手を攻撃するスキルや、生存補助スキルなど、種類はさまざま。スキルは1度発動するとクールダウンを挟みますが、再び使用できようになります。
ステージで有効活用できそうなスキルを選びたいところ。
そして、レースなどで経験を積むと、エギー自身がレベルアップ。基礎スピードアップやローリングのクールダウン短縮など、基本的な能力を強化できます。これ、ちょっとRPGっぽくていいですよね。
決戦で使用するスキルもレベルアップで覚えられる。
素早く転がり、ときには誰かの足を引っ張りながら、32人の中のトップを目指しましょう!
ドヤァ。
1位になると入る演出。このホビー感、たまらなくかわいい。
レースだけじゃない! 飽きのこないモードの多さ
本作のクラシックなゲームモードは32人のバトルロイヤルですが、そのほかにもゲームモードが多数搭載されています。
バトルメインのモードもあれば、かくれんぼモードもあり……「全部遊び終わるまでにどれだけ時間がかかるんだ」というほどたくさんあります!
イベント扱いで定期的に変更されるものも。
自作ステージを作成すれば世界中のプレイヤーに遊んでもらえる
個人的な『エギーパーティー』イチオシ機能は、ステージを自作できる点! 自作ステージをオンラインに公開すれば、世界中のプレイヤーに楽しんでもらえます。
エネミーに追いつかれないよう逃げるステージもあれば、装飾された世界観を眺めて楽しむライド系などがアップロードされていました。プレイヤーのヒラメキ次第で可能性は無限大。本作の操作に慣れてきた方は、ぜひ自分だけのオリジナルステージを作ってみてください。
ステージ作成画面。スタートとゴールさえ設置すればあとは自由。
プレイヤーと競い合うのではなく、敵に追いつかれないよう逃げるステージ。
ガチャ演出もかわいくてお気に入り
基本プレイ無料の『エギーパーティー』ですが、課金すると衣装などが当たるガチャが楽しめます。もちろん、無料ガチャもありますよ。
このガチャ演出、カプセルトイみたいですごくかわいいんです。コインを入れてレバーを押し、出てきたパッケージを開封する……一連の動作がとってもかわいい。
ガチャでもらった衣装をエギーに着てもらう。かわいい。
広場でわちゃわちゃしているだけで楽しいかも
本作はゲームを起動していきなりバトルロイヤルのマッチ画面になるのではなく、プレイヤーはロビーのような場所に集められます。これがMMORPG(※)の集会所みたいでワクワクする。というかここの作り込みがすごい。
※MMORPG……マッシブリー・マルチプレイヤー・オンライン・ロール・プレイング・ゲームの略称。バトルロイヤルを遊んでいないプレイヤーはみんなここへ集められる。
ガチャやキャラクターエディターへはメニュー画面からいつでも飛べるのですが、この広場にちゃんと“店舗”も存在しています。わざわざ店の前まで歩いて行ってアクセスするのも一興です。
店舗のほかにも、フレンドと遊べそうなアクティビティや映えスポットが設置されています。この広場だけでもけっこう楽しい。筆者は散策に1時間ほど使いました。
フレンドとシュートの点数を競い合う。サッカーのPK戦ができそうな場所もありました。
観覧車から広場を一望。
これはレースゲームというよりあまりにも多機能なパーティーゲーム
本作について、プレイ前は“かわいいレースゲーム”という印象だったのですが、実際にプレイしてみると“遊び尽くせるパーティーゲーム”というものに変わりました。
レースもできるし、バトルロイヤルもできるし、かくれんぼもシューティングも陣取りもできる。しかも自作ステージまで作れちゃう。ステージ作成モードはちょっと触ってみたのですが、時間が無限に溶けていく予感がしたのでひとまず止めておきました。レビューを書く時間を失いそうだったので……。
マッチング中に待機する広場の作り込みもすごい。ぜひみなさん散歩してみてください。「え、こんなところ行けるんだ……!」となること間違いなしです。
また、『エギーパーティー』はスマートフォン版だけでなく、Nintendo Switch版での配信も予定されています。詳細な日程はまだ不明ですが、筆者は早くもコントローラーでプレイしたくてウズウズしております。
スマートフォン版とNintendo Switch版間でアカウント、データは共有できますので、本作が気になる方はスマートフォン版で先に遊び始めるのはいかがでしょうか。いまだけ開催されているイベントも多くありますので、限定報酬など逃したくない方はぜひ、スマートフォン版で遊んでみてください。
※エギーコイン(課金アイテム)は別のプラットフォーム間で共有されないので注意。ひとりでディスコに居座るエギー。ちょっと哀愁が漂う。