イベントで公開される『エピソードアイギス』試遊版を先んじてプレイする機会をいただいたので、17年の時を経て今回初めて再収録およびリメイクが行われた本作の世界最速試遊版のプレイレポートをお届けする。
17年ぶりに“完結編”もリメイク!
今回の試遊版では、シナリオ序盤のイベントから第1の扉の探索、最初のボス戦まで楽しめるようになっていて、いくつかの新要素も盛り込まれていた。まずは、注目要素をまとめてみよう。
- 『ペルソナ3リロード』仕様のビジュアル、演出、UI
- アイギス固有のフィールドアクション
- 新たなテウルギア
- 戦闘のバランス
最新のビジュアル&演出で臨場感アップ
新キャラクターとして、アイギスの妹を自称する人型兵器メティスが登場。最初こそ得体の知れないミステリアスな雰囲気を出しているが、意外と隙が多くシスコン丸出しの態度など残念な一面を早々に見せてくれるのがポイントだ。
試遊は、シナリオ冒頭の事件発生のイベントから始まる。シナリオ自体はそのままのようだったが、ビジュアルやUI、演出、ボイスは当然のことながら『ペルソナ3リロード』仕様となっており、オリジナル版からずいぶんと変わっている。
また、主人公がアイギスになったことでメニュー画面の背景なども変わっている。キャラクターがアイギスになっただけでなく、ポーズも異なっており芸が細かい。
アイギス固有のフィールドアクションを活用せよ
もっとも、本作ではオルギアモードはテウルギアとして登場しているため、あまりお手軽に発動させることはできないのだが。
“銃撃”は射程が長いため、敵シンボルに気づかれても早めに撃っておけば、先に体当たりされて奇襲を食らうリスクを減らせるのでありがたい。ただ、先制攻撃を決めるには剣同様に敵シンボルが背中を見せているところを攻撃する必要があるので、ソロリソロリと近づくことが求められる点では本編と同様である。また、銃撃を外してしまうと大きい音が鳴って確実に敵シンボルに気づかれるというデメリットもある。
とは言え、総合的には本編よりも使い勝手はいいはずだ。あとは使っていて、シンプルに気持ちいい。ボタンの反応も早いし、弾も一度に複数発射されて耳に心地いい。ムダ撃ちすると音で敵が寄ってきてしまうが、それさえ気をつけていればストレス解消にもなるはずだ。
新たなテウルギアも実装
“ジャスティス!”は敵全体に耐性無視のクリティカル率が高い貫通中ダメージを与えるというもので、とくに“耐性無視”と“全体攻撃”がとても使える。ゲージも本編主人公と同じくペルソナ召喚ごとに溜まっていくようになっているので、ボス戦までにゲージを満タンにしておきたいところだ。対ザコ戦でペルソナを付け替えながら弱点属性を突く、という戦いかたをしていれば、すぐ溜まるだろう。
『ペルソナ3 リロード』の完結まで、もうすぐ
ほかにも、オリジナル版では弱点属性で攻撃してもそれを敵が完全回避してしまう“見切り”がそこそこの確率で発生し、プレイヤーたちを悩ませていたが、本作では発生はゼロではないが、だいぶ確率は下がっている印象だ。
一方でストーリー面では演出以外大きな変化は確認できなかったが、それも含めて早く全貌を確認してみたくなった。配信開始までのカウントダウンは始まっている。『ペルソナ3 リロード』の完結まで、もうすぐだ。