
『ポケポケ』ってどんなゲーム?
- 手持ちのカードを増やす“パック開封”
- 所持カードの確認欄
- カードの入手方法のひとつ“ゲットチャレンジ”
- お気に入りのカードをファイルする“コレクションボード・コレクションファイル”
- AIやほかのプレイヤーと対戦できる“バトル”
- ほかのプレイヤーとの交流機能“ソーシャル”
- ミッション、ショップなどのそのほかの機能
本記事では、それぞれの機能について詳しく紹介する。
贅沢にカード絵柄一挙紹介/パック開封
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“最強の遺伝子”には、あわせて200種類以上のカードが収録されているとのこと。一部ではあるが、ここで可能な限り紹介するので気になる方はじっくり見ていってほしい。
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無料のパック開封は、毎日2パックまで。毎日開封すれば月に約60パック。2BOX相当のカードが手に入るとなると、かなりお得に感じる。
より厳密に言うと、無料で開封するためのパワーが12時間ごとに1パックぶん貯まる仕様のようだ。余さずにゲットしたい人は、12時間ごとにアラームをかけておく必要がありそう。朝と夜の決まった時間にアプリを開くことを習慣化すると、うまくサイクルが作れるかも。なおプレミアムパス(月額980円)を購入すると、毎日追加で1パック開封できるようになる。
さて、『ポケポケ』ではパック開封以外にもカードを手に入れる手段がある。それが“ゲットチャレンジ”。なんと、ほかのプレイヤーが開封したパックの中身から、自分もランダムで1枚手に入れられるというもの。これは既存のポケカではできないアプリならではのシステムだ。
ゲットチャレンジの欄を確認すると、ランダムで世界中の『ポケポケ』プレイヤーが開封したパックの中身が表示される。そのカードの中に欲しいカードがあれば、チャレンジパワー(ハート)を消費すれば、そのパックの中から、ランダムで一枚自分も手に入れることができる。
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ちなみに、手に入るのは相手が獲得したカードと同じもの。世界中のプレイヤーが対象となるので、日本語以外の言語で書かれたカードが手に入ることも。『ポケポケ』は9種類の言語に対応しているので、お気に入りのカードはさまざまな言語で集めてみるのもおもしろそうだ。
もはやアトラクション/カードイラストの中に入り込めるイマーシブカード
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ポニータやポッポ、キャタピーにバタフリー、ニドラン♂とニドラン♀など、ピカチュウexのカードながらピカチュウ以外のポケモンもたくさん描かれている。まさしく“ポケモンの世界”を感じられるイマーシブカードは、なんとしても自分の目で全種類確かめたいところ。
なお、このピカチュウのイマーシブカードはこちらのコンセプト映像で少しだけ確認できる。この映像よりもっと長いものになっていた。
エリカに花びらのエフェクトが似合いすぎる!/豊富なコレクション機能
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イーブイとその進化形のポケモンたちのように関連性でまとめたり、『ポケットモンスター』シリーズで思い出深いポケモンたちを選んだりと、コレクションファイルは人それぞれの楽しみかたができそう。アップデートでカードが増えれば増えるほど真価を発揮する機能だと言える。
コレクションボードは、とくに思い入れの強い1枚を特別に飾る機能だ。特別なボードに入れられるだけでなく、カードごとに好きなエフェクトをかけて楽しむこともできる。
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エリカに花びらのエフェクトが似合いすぎる! カビゴンには泡のエフェクトが追加されていて、これもまたすやすや眠っているイラストと合っている。
こういったエフェクトはカードのデザインがシンプルな方が映えそうなので、もしかしたらレアリティの低いカードが適しているのかもしれない。コレクションといえば高レアリティのカードというイメージがあったが、低レアリティのカードでもお気に入りの絵柄やお気に入りのポケモン・トレーナーを飾れる楽しみがあるのは嬉しい。
デッキ枚数は20枚、エネルギーゾーンの登場、抵抗力なし/ポケカの難しい部分をうまく取り除いたバトル
- デッキ枚数は20枚
- 対戦の準備で引く手札の数は5枚
- エネルギーカードは存在せず、エネルギーゾーンから1ターンにひとつまでエネルギーをポケモンにつけられる
- 先攻1ターン目はエネルギーをつけられない
- 弱点をついた際のダメージは+20
- 抵抗力はなし
- ベンチポケモンは3匹まで
- サイドはなく、相手のポケモンをきぜつさせるとポイントを得る。3ポイント先取で勝ち
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またポケモンカードゲームと同じ名前のカードでも、効果が変更されているものも見られた。たとえば“博士の研究”は本来“自分の手札をすべてトラッシュし、山札を7枚引く”という効果だが、『ポケポケ』においては“山札を2枚引く”という効果になっていた。
シンプルであると聞くと「内容が薄くて物足りないのではないか」と思うかもしれない。というか、正直なところ取材前の筆者自身がそう思っていた。取材を終えての感想としては、「そうとも限らないな」といった感じ。
自分でもハッキリしない物言いだなと思うのだが、体験会ではスタートデッキ的なものを用いてAI相手にチュートリアル的なバトルをしただけなので、さすがに断言はできない。ただ、最適化のしかたが上手いなと感じた点があった。
そのひとつが、エネルギーゾーンという独自のシステム。これのおかげで、“エネルギーが引けなくて何もできないターンが発生する”ということがない。またデッキ枚数が大幅に少なくなっていることで、使いたいカードがなかなか手札に来なくて動けないというシーンも減りそうな気がする。
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デッキにエネルギーカードは何枚入れるべきか、ボール系のグッズや山札を引く効果を持つサポートなどデッキを安定させるためのカードをどのようなバランスにすべきか。そうしたデッキ構築の難しさを緩和しているように思う。ポケカの対戦を楽しむための敷居を下げようという意思が感じられる。
とても個人的な考えだが、『ポケモンユナイト』と重ねて期待している節もある。『ポケモンユナイト』は類似ジャンルの他作品に比べて試合時間が大幅に短く設定されている点を筆頭に、ルールをわかりやすくしていながらも奥深い戦略性を保つことに成功した作品だと思っている。
肌感ながら、『ポケモンユナイト』で初めてこの手のジャンルに触れたであろう人がリリース当初から本当にたくさん見受けられた。その人気はいまなお健在で、今年は日本でもプロのeスポーツチームが複数誕生し、そのうちの1チームが世界大会で優勝する大盛り上がりを見せている。
そういう意味でポケモン関連作品の、より多くの人に取り組んでもらうための最適化に対してはいいイメージを持っている。『ポケポケ』においては、もっと奥深くまでのめり込もうと思えば、既存のポケカも始めてみるという流れができあがるのは想像に難くない。『ポケポケ』がきっかけでポケカを始めたという人が、今後世界中で増えることだろう。
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ちなみに、バトルもデッキ構築もオートでやってくれる機能が用意されているので、本当にカードゲームを一切やったことがないという人でも安心して始められる。まずはコレクションメインで始めてみて、気が向いたらバトルにも挑戦してみるというのがスタンダードな楽しみかたになりそう。
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最初に記載したが、ほかのプレイヤーとの交流機能“ソーシャル”という欄も確認できた。こちらに関しては友だちとバトルや交換ができるといったものだと思うが、詳細については今後の発表を待ちたい。
なお、ポケカのコレクションには欠かせない、デッキシールドやポケモンコイン、プレイマットを得ることもできる。
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パック開封の手触りも、実際にパックを開封するときの感覚・楽しみを再現できるようこだわっているのだと感じたが、そのこだわりは、カード鑑賞の際や、バトルの際にも感じ取れた。実際にカードをさまざまな角度から見るときの感覚、バトルでカードをくり出すときの感覚、それを再現しつつも、デジタルならではの表現と相まって、さらにポケカの魅力を引き出せるのではないかと思う。
『ポケポケ』は2024年10月30日にリリース予定。すでにポケカを遊んでいる人もそうでない人も、まずは無料のパック開封だけでも楽しんでみては?