『ニンジャスレイヤー ネオサイタマ炎上』サイバーパンクな世界でくり広げられるニンジャバトル! 原作を忠実に再現した世界観と戦闘システムが魅力の横スクロールアクション【BitSummit Drift】

byQマイン

更新
『ニンジャスレイヤー ネオサイタマ炎上』サイバーパンクな世界でくり広げられるニンジャバトル! 原作を忠実に再現した世界観と戦闘システムが魅力の横スクロールアクション【BitSummit Drift】
 2024年7月19日(金)~21日(日)に日本最大級のインディーゲームの祭典“BitSummit Drift/ ビットサミットドリフト”が、京都市勧業館みやこめっせにて開催。

 本記事では、KADOKAWA Game Linkageがパブリッシングを担当し、Skeleton Crew Studioが開発を手掛けるアクションゲーム『ニンジャスレイヤー ネオサイタマ炎上』を紹介していく。
広告
[IMAGE]
BitSummit Driftの会場風景から。

 『ニンジャスレイヤー』とは、Twitter(現X)上で2010年から連載が続くサイバーパンク・ニンジャアクション小説。近未来都市ネオサイタマを舞台に、悪の組織“ソウカイ・シンジケート”によって妻子の命を奪われた主人公・ニンジャスレイヤーが、仇を討つために悪のニンジャたちと熾烈な戦いをくり広げる、というストーリーが展開される。ニンジャどうしによる骨太な戦いや独特なセリフ回しなどが人気を呼んでいる。

 展示されたデモ版では8つあるステージの中から、好きなステージを選んで遊ぶことができた。ただし制限時間は15分間。筆者は悩んだ末に如何にも悪そうな見た目をした“ソニックブーム”のステージをチョイスした。

[IMAGE]

 ステージを選ぶと、イベントシーンが流れる。本作のさまざまな場面で見られるらしく、これらのイベントシーンは原作チームが監修している。原作ではおなじみの名場面も数多く再現されているとのこと。

[IMAGE][IMAGE]

 操作可能になると、コミック調で描かれた2Dの世界が広がる。本作は横スクロールの2Dアクションで、プレイヤーは行く手を阻む敵をバッタバッタと斬り倒しながら、最奥にいるボスの下を目指していく。ニンジャらしく、操作感は軽くて動かすのがかなり楽しい! 攻撃や投擲武器、ダッシュなど、対応するボタンを押すだけでくり出せるので、複雑さもない。攻撃時のSEも気持ちよく、しかも「ズバッ!」という斬撃音や敵のやられボイスが画面内に文字としても表示されるため、攻撃する度にテンションが爆上がり! キャラクターの軽快さと相まって、爽快感抜群だ。

[IMAGE]
音やセリフが文字として画面内に出てくる、コミックっぽい演出がそそられる。敵を吹っ飛ばすと画面の奥に飛んでいく演出もいい!

 敵を一定数倒すと “ヒサツ・ワザ”(必殺技)が使える。発動時にカットイン演出が挿入され、ド派手な演出とともに敵に大ダメージを与える。通常のアクション同様、こちらも使っていてかなり気持ちいい。ザコ敵を倒せば結構な速度で溜まるので、出し惜しみせずに使えるのもありがたい。

[IMAGE]

 ステージ上には行く手を阻むようにザコ敵が配置されている。道中では一定数のザコ敵を倒さないと先に進めない、いわゆるザコラッシュもある。ザコ敵は刀による近接攻撃に加え、銃やロケットランチャーによる遠隔攻撃も使用するため、油断していると結構体力を持っていかれる。

 ちなみにニンジャスレイヤーのダッシュには攻撃判定があり、溜めることで威力が上昇する。それを使って群がる敵をダッシュで一掃、なんてことも可能なのだが、ダッシュにはスーパーアーマー(敵の攻撃を受けてもキャラクターが仰け反らない状態)があり、このときに攻撃を受けるとダメージモーションが発生しないまま、ダメージを受けてしまう。そのせいで気づけば残りHPがわずか……なんてことも。小まめに画面左上にある体力ゲージを見ておいたほうがいいかも。

[IMAGE][IMAGE]
ステージには敵以外にもトラップや、回復アイテムなどが配置されている。ちょっとしたルート分岐もあった。

 HPがゼロになると、ゲームオーバー……ではなく、ニンジャスレイヤーに宿っている“ナラク・ニンジャの魂”が彼に力を与え、“ナラクモード”が発動する。これは一度だけ復活し、一定時間無敵状態になるモード。このときだけはゴリ押し戦闘も可能だ。ナラクモードが終わると、HPがある程度回復した状態から戦闘継続となる。なお、ナラクモードを使い切った状態でHPがゼロになるとゲームオーバー。ステージの途中から再開となる。

[IMAGE]

 大量のザコ敵に苦戦を強いられながらも、ようやくボスであるソニックブームの下に到着。ボスとの邂逅時には、原作でもおなじみの「ドーモ ●●=サン ニンジャスレイヤーです」のやり取りが!

[IMAGE][IMAGE]
非道な敵ニンジャも必ず挨拶してくれる。これぞブシドー精神。

 挨拶後、ソニックブームとの戦闘がスタート。画面下部に表示される蝋燭がボスの体力だ。ボスは圧倒的に体力が多いのに加えて、動きも速くかなりアグレッシブ! 筆者は何度もダメージを受けてしまう。またボスがくり出すヒサツ・ワザを厄介。これがメチャクチャ痛くて、これのせいで何度も倒されてしまった。ちなみにボス戦で倒されても、再開はボス戦の最初から。そのおかげで難しくても気にせずプレイできる。

[IMAGE]

 ボスの必殺技には予兆があり、各攻撃時にもちゃんとしたスキが設定されている。そのことに気づいてからは、かなりいい調子でボスの体力を削ることができたのだが、あと一歩のところで時間切れ。残念!

 あっという間の15分だった。奇抜な世界観とニンジャによるド派手なバトルがうまく再現されていて、
『ニンジャスレイヤー』らしさ全開のハイスピードアクションだった。操作性もよく、サウンドや演出も相まって爽快感抜群! 動かしたり、敵を攻撃したりするだけで楽しい本作のアクションはかなりクセになりそうだ。

 難し過ぎず、簡単過ぎない、いい塩梅の難度もよかった。
『ニンジャスレイヤー』という人気タイトルを題材にしているゲームではあるが、原作の有無に関係なく、アクションが好きなら誰でも楽しめるだろう。もちろん復活と無敵状態になれるナラクモードや、途中からやり直せるコンテニューもあるため、「アクションはちょっと苦手」という人でも問題なく遊べる。

[IMAGE]

 ちなみに当日、ブースにいた開発者の方いわく、「ボスを倒すとニンジャスレイヤーの新たなアクションが解放され、HPが上昇してドンドン強くなっていきます。さらに8ステージ突破後は、さらなる強敵と戦えるストーリーが展開されるため、ゲームボリュームも十分ありますよ!」とのこと。期待が高まるハイスピードニンジャアクション
『ニンジャスレイヤー ネオサイタマ炎上』はPC(Steam)とNintendo Switchにて、2024年7月24日に発売される。アクションゲーム好きや『ニンジャスレイヤー』ファンは必見だ。

この記事を共有

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります