オンラインRPG『 ファイナルファンタジーXIV 』(『 FFXIV 』)の公式PvP大会“クリスタルコンフリクト Community Cup 2025”が、2025年3月7日~9日にかけて開催された。 公式大会“Community Cup”(CCCC)の開催は約2年ぶりで、今回の大会では、上級者プレイヤーどうしの戦いだけでなく、クリスタルコンフリクトを始めたばかりのプレイヤー(過去シーズンにおいて階級がシルバー以下)を対象にした“カジュアルトーナメント”が新設。3日間にわたって、初心者~上級者の試合がたっぷり楽しめる内容だった。 初日(3月7日)のカジュアルトーナメントでは、クリスタルコンフリクトにおける基礎的な知識の解説も挟まれた。初心者にもやさしい作り!
チーム紹介のスクリーンショットも凝ったものばかり。試合前に表示される“ポートレート”機能でアピールするチームも。
最終日となる3月9日には予選を勝ち上がった4チームが激突。そのなかで準決勝を制したのは”“MALIGE”(マリージュ)“、“Chronicle”(クロニクル)の2チーム。くしくも昨年2024年1月7日・8日に東京ドームでの超大型リアルイベント“ファンフェスティバル 2024 in 東京”内で開催された“クリスタルコンフリクト リージョンチャンピオンシップ 2023 Japan”(CCRC)の決勝戦と同じ組み合わせになった。
結果としては、Chronicleが激戦を制して優勝。CCRCでも王者に輝いたChronicleが、二冠を達成した形となった。 カジュアルトーナメントやハイクラストーナメントの模様は、配信アーカイブが残されている。実際の試合の様子は、以下からチェックしてほしい。
“Community Cup 2025”アーカイブ動画 カジュアルトーナメント VIDEO
ハイクラストーナメント予選 前半 VIDEO
ハイクラストーナメント予選 後半 VIDEO
ハイクラストーナメント準決勝・決勝 VIDEO
優勝チーム“Chronicle”インタビュー “クリスタルコンフリクト Community Cup 2025”で優勝した“Chronicle”のチームメンバーにインタビューを実施。本大会の感想や準備してきたことなどをうかがった。
決勝戦でのジョブはEleanor Shimaruteさんが白魔道士&占星術師。Faye Previnさんが侍。Karma Strifeさんがモンク&暗黒騎士。Snowsky Moonさんが忍者&竜騎士。Yurugi Koyurugiさんがナイト&忍者。
――まずは本大会全体を振り返っての感想を教えてください。
Ame Miya
自分は1回戦に出場したのですが、その後の試合はリザーブとして見させていただきました。チームメンバー全員が本当に上手くて、緊張するであろう本番でも理想的な動きをしてくれて、自分がいなくても任せられるなという感じでした。
Eleanor Shimarute
最後の試合は占星術師を出したのですが、じつは自分は白魔道士のほうが得意で、あまり自信がなかったんです……(笑)。ですが、チームでいい結果を残せてホッとしています。大会の全日程を通して、本当に楽しかったのがいちばんの感想です。
Faye Previn
とにかく優勝できてうれしいです! 練習試合ではいい結果が残せなくて負けることも多かったので、大会本番は不安でしたが、練習通りに上手くプレイできてよかったです。
Ichi Nose
自分は今大会も、昨年のCCRC(クリスタルコンフリクト リージョンチャンピオンシップ 2023 Japan)もリザーブでしたが、見ているだけで緊張して、手汗がすごかったです(笑)。でも、メンバーのみんなの動きが理想的で安定していて、ハラハラしつつも安心して見られました。優勝できてよかったです。
Karma Strife
いまの環境では、流行や対策の回りかたがすごくて、練習段階ではそれに合わせてメンバーにいろいろなジョブを求めたり、いろいろな戦いかたを要求したりしていました(笑)。ただ、みんなもそれに付き合ってくれて、大会本番で実力を発揮できたのは、改めて「うちのメンバーはすごい」と感じました。
Snowsky Moon
初めての公式大会の優勝なので、素直にうれしいです。CCRCのときは別チーム(LimitBreakTV)で参加していて、ベスト4まで勝ち上がりましたが、MALIAGEに負けてしまったんですよね。今大会で、チームは変わりましたが、MALIGEと戦ってリベンジできたのがうれしかったです。あと、チームメンバーに忍者を上手く使える人がいる中で、「自分の忍者で大丈夫なのか?」と不安になることもあったのですが、大会本番で魅せることができてよかったなと思います。
Yurugi Koyurugi
初参加の公式大会で優勝できてめちゃくちゃうれしいです! 練習中に「もっといろいろな構成をやれたかな」という話があって、自分ももう少し違うジョブをやりたかったという思いがあったので、つぎの機会があればいろいろなジョブを練習して、もっと違った構成を試せたらなと思っています。 ――今回の大会に向けてどれぐらいの期間、練習されたのでしょうか?
Ame Miya
大会の開催が発表されてから1ヵ月ぐらいですね。その間にパッチ7.1でさまざまなジョブのPvPアクションが変更されました。調整が入ると構成の研究から始まるので、本当にいろいろな構成を試したんですよ。そこからさらに大会の2週間前にパッチ7.18が公開され、防御の効果調整など大きいアップデートが入って、レンジ(遠隔物理DPS)・キャスター(遠隔魔法DPS)環境よりも、タンク・メレー(近接物理DPS)中心の環境に移っていったという感じです。 ――前段階ではレンジ、キャスターを入れた構成も考えられていたんですね。
Ame Miya
そうですね。本来はタンク・メレーの枠が3枠、レンジ・キャスター1枠、ヒーラー1枠という構成が、バランスが取れているんですよ。ですが、いまのレンジ・キャスターの耐久力だと「ギリギリ黒魔道士が採用できるかな?」と。さらに、黒魔道士自体はほかのジョブとの相性の関係で、採用しにくいなと判断しました。 ――先ほども少し話題に挙がったパッチ7.1では、「アクションの見た目と効果が発揮されるタイミングが合うように変更」というアップデートが行われました。この調整でプレイの感触はかなり変わりましたか?
Yurugi Koyurugi
すごく変わりましたね。これまでの仕様で慣れていたものと異なるものになったので、最初は戸惑いましたが、いまはだいぶ慣れました。直感的に相手のエフェクトを見てから防御を使えるようになったのがすごく大きくて、いい変更だったなと思っています。環境も大きく変わりましたし。 ――見てからの対応が格段にしやすくなったと。
Yurugi Koyurugi
そうですね。もちろん、発生の早いアクションもありますが、使用してから発動するまでに1~2秒もかかるようなアクションもあって、そのアクションの対処が簡単になって環境が大きく変わった印象です。個人的にはすごくおもしろい変更だったと思います。 ――ちなみに、マップに合わせてジョブ構成を決めていたのでしょうか?
Karma Strife
今回はマップによって構成を変えたというよりは、相手チームのジョブを見て変えていった感じですね。最初はメインで考えていた構成で出して、それでも不利だと感じた相手に対しては、1、2枠を調整して有利に進められる構成で挑んでいました。 ――決勝戦の3試合目ではMALIGEがタンク×3の構成を見せてきましたが、それに対してメレー×4構成を出そうと決めていたのですか?
Karma Strife
そうですね。基本的にはメインで考えていた構成でも勝てると思っていたのですが、タンク×3構成に対してだけ不利だなと思っていて、実際にMALIGE戦のクラウドナインの試合がそうでした。じつはメレー×4の構成がどれぐらい通用するかは未知数だったのですが、試してみたところ、いい感じに機能して勝つことができました。 ――相手がタンク×3構成を出すのは予想されていたのでしょうか。
Ame Miya
はい。予想していました。
Karma Strife
MALIAGEも決勝までの試合や、事前のスクリム(練習試合)ではなかなか出してこなかった構成で、おそらく感触がよくて隠しているんだろうなと感じていました。僕たちも本番にその構成が出てくる想定をしていて、それに対してメレー×4の構成を残していた形ですね。 ――CCRCと同じように、決勝はMALIGEとChronicleとの戦いになりましたが、相手がMALIGEだからこその作戦はあったのでしょうか?
Ame Miya
いえ、こちらもマップと同様に、MALIGEだからというよりは、相手が出してくる構成を見て有利・不利を考える感じでしたね。 ――どの試合もオーバータイムに突入して、オーバータイムからが本番という印象を受けました。オーバータイムに入ってからの作戦もかなり練られていましたか?
Ame Miya
おっしゃる通り、オーバータイムを想定して作戦を練っていました。タクティカルクリスタルの進行度が50%までたどり着けそうなら50%まで到達させる。オーバータイム時に50%になっていない状態だったら、あえてその手前でクリスタルを止めて、オーバータイムで相手が不利な形になるようにしていました。
Faye Previn
いまの環境では、49%とかでも有利なオーバータイムが不利になっちゃうので、残り1~2分の段階でタクティカルクリスタルを進められる状態でも20%とかで止めて、という感じでやっていました。 ――全体の試合を通しての自分たちのプレイで印象に残っているシーンを教えてください。
Eleanor Shimarute
予選のBestie Fish戦で、Karma君をヒールして生かしたシーンですね。目立つプレイではありませんでしたが、落ちてほしくないところでヒールができて、味方を生かして支えられたのは自分的にはベストプレイでした。
Faye Previn
ナイトの“ホーリーシェルトロン”というスキルに合わせて“必殺剣・地天”を使い、いい場面で侍のLBの“斬鉄剣”を決められたところがよかったですね。
Karma Strife
決勝戦1試合目のパライストラのオーバータイムの重要なシーンで、“星遁天誅”(忍者のLB)を持っている相手の忍者を、モンクの“メテオドライヴ”を使ってソロで倒したところですね。あと4試合目のレッド・サンズで、開幕に狙われたところで“抜重歩法”を使って相手のバーストをいなして……というのが2回連続でできたのもいいシーンでしたね。
Snowsky Moon
やっぱり5連続で“星遁天誅”を決められたシーンですね。ナイトのYurugiさんに“ガーディアン”で受けるダメージを肩代わりしてもらいながら、無理やり“星遁天誅”を使ったのですが、上手く決まりました。
Yurugi Koyurugi
印象に残った場面がありすぎて困っちゃうのですが……。準決勝の“突撃”との対戦の2試合目の東方絡繰御殿で、Snowskyさんに“ガーディアン”を使ってかばったことが、試合の勝敗に大きく影響したかなと思っているので、強く印象に残っています。 ――リザーブで控えられていたおふたりは、どのシーンがいちばんドキドキしましたか?
Ame Miya
予選でBestie Fishと戦った東方絡繰御殿での試合ですね。オーバータイムに突入してこちらが有利な状況ではあったのですが、相手が固い構成で残り時間が少なかったので、試合を15分以内に決めることができるかというのは、見ていてドキドキしました(笑)。
Ichi Nose
決勝戦のクラウドナインでMALIGEに負けたところですかね。それまですべての対戦で1試合も負けずに進んできていたので、「こんなに強い人たちがいて負けるのか……」と心配しちゃいました。そこがいちばんドキドキしましたね。 ――Ame Miya'さんはThe LodeStoneやTwitchでの配信などでクリスタルコンフリクトを広めようという活動をされていますよね。今大会ではカジュアルトーナメントも開催されて、初めてクリスタルコンフリクトに興味を持った人も多いと思います。その方々に向けたアドバイス、そしてクリスタルコンフリクトの魅力を教えてください。
Ame Miya
昔話になってしまいますが、2019年に幕張メッセで開催された“ファンフェスティバル 2019 in 東京”で、“ザ・フィースト”(パッチ3.2~6.0まで公開されていた対人戦コンテンツ)の大会が行われていて、そのときはいち観客として、いまのチームメンバーであるFayeさんの試合を見ていたんです。当時は壇上のプレイヤーをすごいなと思いながら観戦していたのですが、そこからいまは同じ肩を並べてこの舞台に立てていて……。 関連記事 『FFXIV』初のPvP公式試合“The FEASTリージョンチャンピオンシップ 2018 Japan ファイナル”をリポート。優勝チームと岸大河氏にも直撃インタビュー! Ame Miya
『FFXIV』 のPvPは、努力した結果がついてきやすいコンテンツだと思います。誰でもというと語弊があるかもしれませんが、PvPコンテンツにハマって正しい知識を蓄えて経験を積めば、僕たちのように結果を残せるプレイヤーになれるかもしれません。本当に楽しいコンテンツなので、今後もいっしょに切磋琢磨しながら競い合いたいですね。 ――準決勝まで勝ち進んだWLE(ウルヴズリンクイースポーツ)のメンバーにもチーム未経験の方がいらっしゃいましたよね。どんどん新規のプレイヤーも増えている印象です。
Ame Miya
WLEのメンバーは自分も知っていて、大規模PvPコンテンツ勢でかなり上手い方々なんですよ。ふだんはフロントラインやライバルウィングズをメインに遊ばれている方たちも経験を活かしやすい。自分の腕に自信がある人たちは、努力しだいで結果を残せると思うので、ぜひクリスタルコンフリクトにもチャレンジしてほしいですね。
実況・解説&運営メンバーへのインタビュー 優勝チームへのインタビューに続き、大会で実況を担当したso5uさん、解説を担当したにしむらベイベーさん、そして進行を担当した 『FFXIV』 コミュニティチームの武田諒治さんへのインタビューをお届けする。
左から『FFXIV』コミュニティチームの武田諒治さん、実況を担当したso5uさん、解説を担当したにしむらベイベーさん。
――まずは、本大会を振り返っての感想をお聞かせください。
so5u
「めちゃくちゃ楽しかった!」のひと言に尽きますね。 ――前回のCCCCと比べていかがでしたか?
so5u
全体的にプレイヤーの練度が高くなって、トップチームとそれ以外のチームの幅が狭まったなという印象です。今回はそれを如実に感じられた大会でした。 パッチ7.1では、相手のアクションを見てから防御ができるようになるという環境の変化があり、バーストを合わせて相手をノックアウトしづらくなりました。極端な話をすると、いままでは「せーの」でボタンを押すとひとり倒れるといった環境だったのが、いまは相手を倒すために工夫が必要になった。それにも関わらず、多くのプレイヤーがそれを難なくこなしていて、本当にすごいなと思いました。 ――優勝したChronicleの方々も、パッチ7.1での調整の影響は大きかったとおっしゃっていました。
so5u
相手のアクションを見てから防御ができるようになったことによって、相手を倒すだけでなく、耐える部分を引き立てられる実況ができるようになったのは、個人的にうれしかった部分ですね。 クリスタルコンフリクトは3年目になりますが、みんな熱量を変えずに練習して上達していて、トップチームとそれ以外のチームで距離がそんなに開いていないという状況です。今後もチームどうしが切磋琢磨し合って、そういった環境が続いてくれたらうれしいですね。
にしむらベイベー
この3日間を通して、すごく楽しかったです。シルバーランク帯以下の方を対象にしたカジュアルトーナメントもすごく印象に残っていて、「優勝できなくても楽しみたいと思います」とコメントされていたBLACK JACKが優勝して、試合後のインタビューで感極まって泣かれていたんですよ。プレイしていくうちに勝ちたいという気持ちや、チームワークで高い壁を乗り越える喜びを味わっていただけたのかと思うと、僕も感動して泣きそうになっちゃって……。 どの試合も見るのが楽しかったですし、クリスタルコンフリクトを遊ぶ人にとって大きな心の刺激になるものだったと思います。本当にすばらしい3日間に自分も携わることができて素直にうれしいです。自分も帰って早くクリスタルコンフリクトを遊びたいですね(笑)。
武田
まずは視聴してくださった皆様、参加してくださった皆様に感謝を伝えたいです。大会自体はコミュニティの中でたくさん開いてもらっていて、すごくありがたいのですが、公式大会は公式サイドが動かないと開催できません。今後もクリスタルコンフリクトの盛り上がりに寄与できるように、引き続き開催できるようがんばっていきたいです。 また今回は、カジュアルトーナメントを新設して、6チームに参加していただきました。ふだんクリスタルコンフリクトをプレイしている人なら、そのコミュニティで声を掛け合ってチームを作るといったことがあるかもしれませんが、それがない中でチームを組むのはすごくたいへんだったと思います。その人集めという壁を乗り越えて参加してくださった皆様には、とくにありがとうと言わせてください。また公式大会を開く際は、そういったチームが増えるようにがんばりたいですね。 ――ちなみに今回の大会ではどれぐらいの応募があったのですか?
武田
具体的な数は控えますが、とくにハイクラスは参加チームの数倍の応募がありました。 ――今大会も白熱した試合が多かったですよね。その中でベストバウトだと感じた試合を教えてください。
武田
ハイクラストーナメント予選のAブロックで行われた“空知ラヌ雨”と“Fury-Z”の対戦ですね。ほかの試合だとタクティカルクリスタルを先行して進めたチームが守り切って勝つという展開が多かった中で、見事に逆転劇で勝利を収めたところが、個人的には目立って盛り上がりを感じました。
にしむらベイベー
どの試合もすごくて、魅せる試合が多かった印象で、決勝は言わずもがなですね。その中でひとつ挙げるとすれば、ハイクラストーナメント予選のDブロックで行われた“Chronicle”と“Bestie Fish”の試合です。CCRC王者のChronicle相手に、Bestie Fishがジャイアントキリングを見せてくれるんじゃないかと思わせてくれた試合でした。Bestie Fishがクリスタルをつないでいきながら、しっかりとLBを決めてノックアウトしていって。Chronicleを見てきた僕としても腰が浮くような姿勢で試合を見ていました(笑)。それぐらいワクワクして、予選でいちばんおもしろい試合だと感じました。
so5u
にしむらさんが挙げられたChronicleとBestie Fishの試合は、僕もすごく印象に残っていますね。実況がいちばん早口になった試合なので(笑)。 ――オーバータイムが8分以上も続いた熱い展開でしたよね。
so5u
それを除くとすると、ハイクラストーナメント予選のBブロックの“WLE”と“MIKOSHI SWEETIES”の試合ですね。ここ最近は、大会が終わった後もチームを解散せず、メンバーを変えながらも活動を続けてきたチームが増えていました。その中で、CCRCの優勝チーム・ChronicleのメンバーだったFiro SknahtさんがWLEを立ち上げて、打倒最強チームを目指してチーム経験がないプレイヤーを引っ張っていたのは、すごく熱い展開だなと。 ランクマッチと5人集めてのチーム戦は似て非なるもので、個人の実力、スキルももちろん大事ですが、いかにそれを結集してひとつの技術として相手にぶつけるかが重要になってきます。そういったチームを仕上げて準決勝に勝ち上がった瞬間は、「おー!」と熱くなりましたね。長く続けているチームに対して新しい風を吹き込むために、高い熱量を持って大会に挑んできて、ちゃんと結果を出したという部分で、この試合をベストバウトとさせてください。 ――改めて今大会を振り返ったうえで、クリスタルコンフリクトというPvPコンテンツの魅力と、今回の試合を見て興味を持った方に向けてのアドバイスをうかがえれば。
武田
参加すると間違いなく楽しいと思いますが、まずは観戦している方々に向けて、「推しチーム・選手を作ろう」ということを伝えたいです。最初に推す理由としては、チーム紹介のスクリーンショットが刺さったとか、ポートレートがかわいいとか、強いチームのなかで自分と同じジョブを使ってる人とか、 何でもいいと思います。推しチーム・選手がいると観戦が500倍ぐらいおもしろくなるので、些細な理由でも大丈夫なので、推しを作って大会を見ていただけると、より楽しめるんじゃないかなと思っています。
にしむらベイベー
配信中にも「やってみます!」というコメントを見かけたのですが、今大会、またはこの記事を見て少しでもクリスタルコンフリクトに興味を持った方は、まずは実際に遊んでみてほしいです。PvPアクションは、コントローラーのクロスホットバーでいうと1ページ目に全アクションがおさまるぐらい数が少なくて、効果もすぐ把握できると思います。実際に遊んでみると、仲間をフォローした、自分がフォローされたという喜びを感じながら、その魅力をすぐに実感できると思います。 大会を視聴してくれた方の中には、何が起こっているのかが把握しきれなかったという人もいるかもしれません。クリスタルコンフリクトは、実際に自分で遊んでいるうちに視野が広がって、プレイや視聴のおもしろさが増していくコンテンツです。まずは気楽に始めてもらって、その楽しさを知ってもらうのがいちばんかなと思います。
so5u
僕はもともとeスポーツ畑の人間で、いろいろな PvPゲームやeスポーツ 大会を見てきたのですが、男性が活躍していることが非常に多く、 男性と女性が同じ舞台で戦うということがあまりなかったんです。ただ、クリスタルコンフリクトでは女性プレイヤーの活躍が多く見られます。カジュアルトーナメントで優勝したBLACK JACKもメンバーの大半が女性の方で、優勝チームのインタビューをしたときには驚きました。 ――確かに『FFXIV』は 女性プレイヤーも多い印象です。
so5u
『FFXIV』のPvPコンテンツは、“プレイしたぶんだけ上手くなれるゲームシステム”になっているのもほかのゲームにない魅力だと思います。また、試合を観戦するという観点では、パッと見ても何をしているかがわかりづらいゲームであることも確かです。しかし、知識をつけると格段におもしろく視聴できるんですよ 。 The LodeStoneのジョブガイドであったり、プレイヤーがSNSで精力的に発信していたりと、そういった知識が得られる場所がいっぱいあります。長く続いているコンテンツではありますが、意外と初心者の方が入りやすい環境になっているので、今回の大会で興味を持った方は、いったん勇気を出して飛び込んでみてほしいなと思います。 公式大会以外にも、コミュニティ主催の大会も頻繁に開催されています。そこではいまに至るまでの歴史が詰まっているので、それも知ったうえで大会を見ると、より楽しく視聴できるかと思います。今週末(3月15~16日)には今回のCCCC2025に出られなかった方も出場する大会が開催されて、僕も実況で参加させていただく予定です。
so5u
より楽しく大会を観戦するため、そして知識をつけるためにも、コミュニティの動向にも目を向けていただけるとうれしいですね。もしかしたら、そういったコミュニティ大会の中から、Chronicleを倒す人たちが出てくるかもしれません。それも楽しみですね。
CCCC2025で記憶に残ったシーンをシェアしよう! 現在、公式サイトにてCCCC2025の放送の中で記憶に残ったシーンをシェアするキャンペーンが3月17日まで開催中だ。応募者の中から抽選で500人にインゲームアイテムセットがプレゼントされる。 応募方法はシンプルで、CCCC2025の放送をYouTubeのクリップ機能で切り抜き、Xでシェア。そのシェアしたポストのURLを専用フォームに入力するとキャンペーンに応募可能だ。 本記事を読んで興味を持った人はもちろん、改めて大会の動画を振り返りたい人は、インゲームアイテムをゲットするチャンス。ぜひ応募してみよう。