
2025年4月26、27日、千葉・幕張メッセにて、“Nintendo Switch 2 体験会 TOKYO”が開催された。これは、2025年6月5日発売予定のNintendo Switch 2(ニンテンドースイッチツー)を実際に手にとって体験できるイベント。事前募集に当選した多くのファンが来場し、Nintendo Switch 2で遊べるさまざまなゲームを体験していた。
今回は一般来場者向けのイベントということで、報道陣のプレイはなし。Nintendo Switch 2に触れたリポートは以前にお届けした下記の記事や、記事末尾にある動画、リポート記事のリンクをチェックしてほしい。
今回は一般来場者向けのイベントということで、報道陣のプレイはなし。Nintendo Switch 2に触れたリポートは以前にお届けした下記の記事や、記事末尾にある動画、リポート記事のリンクをチェックしてほしい。
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行列が当たり前だったゲーム体験会を覆す、任天堂のおもてなし
参加者は、入場時にNintendo Switch 2の実機に触れたのち、『マリオカート ワールド』のレースを体験。『マリオカート ワールド』のレースはTVモードで1レース、携帯モードで1レースの合計2レースが体験できるようになっている。その後、スマートフォンで取得できる整理券を提示して、各ブースのソフトを体験できるという流れだ。
来場者がまず本体に触れ、特定のゲームを遊んでから、思い思いのゲームを体験していくという流れも珍しいのだが、そもそも今回の体験会は各ブースや試遊台のスペースからして、これまでの体験会とは異なる印象になっている。
というのも、会場の各ブースや試遊台のスペースはかなり広く作られており、非常にゆったりした間隔で楽しめる。また、ゲームが体験できる時間帯も当選者が振り分けられたグループごとに異なっており(体験時間は1グループ1時間15分の設定)、ひとつのゲームをプレイしたのちに、つぎのゲームの整理券が取得できるシステムだったため、行列に並ぶ時間で体験時間の大半が消費されてしまう、ということもない。すべてにおいて、スムーズな体験ができる仕組みになっている体験会だったわけだ。
来場者がまず本体に触れ、特定のゲームを遊んでから、思い思いのゲームを体験していくという流れも珍しいのだが、そもそも今回の体験会は各ブースや試遊台のスペースからして、これまでの体験会とは異なる印象になっている。
というのも、会場の各ブースや試遊台のスペースはかなり広く作られており、非常にゆったりした間隔で楽しめる。また、ゲームが体験できる時間帯も当選者が振り分けられたグループごとに異なっており(体験時間は1グループ1時間15分の設定)、ひとつのゲームをプレイしたのちに、つぎのゲームの整理券が取得できるシステムだったため、行列に並ぶ時間で体験時間の大半が消費されてしまう、ということもない。すべてにおいて、スムーズな体験ができる仕組みになっている体験会だったわけだ。
今回の“Nintendo Switch 2 体験会 TOKYO”でプレイできたのは、下記の28種。
- マリオカート ワールド
- ドンキーコング バナンザ
- スーパー マリオパーティ ジャンボリー Nintendo Switch 2 Edition + ジャンボリーTV
- Drag x Drive(ドラッグ アンド ドライブ)
- Nintendo Switch 2 のひみつ展
- メトロイドプライム4 ビヨンド Nintendo Switch 2 Edition
- 星のカービィ ディスカバリー Nintendo Switch 2 Edition + スターリーワールド
- ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド Nintendo Switch 2 Edition
- ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム Nintendo Switch 2 Edition
- ニンテンドー ゲームキューブ Nintendo Classics
- ぷよぷよテトリス2S
- たまごっちのプチプチおみせっち おまちど~さま! Nintendo Switch 2 Edition
- サバイバルキッズ
- 信長の野望・新生 with パワーアップキット Complete Edition
- シャインポスト Be Your アイドル!
- シドマイヤーズ シヴィライゼーション VII Nintendo Switch 2 Edition
- デモンエクスマキナ タイタニックサイオン
- 祇(くにつがみ):Path of the Goddess
- ワイルドハーツS
- ストリートファイター6
- ブレイブリーデフォルト フライングフェアリー HDリマスター
- 伊達鍵は眠らない - From AI:ソムニウムファイル
- HADES II(ハデス2)
- スプリット・フィクション
- ホグワーツ・レガシー
- RAIDOU Remastered: 超力兵団奇譚
- 龍が如く0 誓いの場所 Director's Cut
- サイバーパンク2077 アルティメットエディション
体験時間内に実際にプレイできる数の目安としては、ひとり1~2タイトルと言われていたため、来場者はどのゲームを遊ぶのか迷っただろう。試遊台数なども違うために厳密には比較できないが、来場者を多く集めていたのは『マリオカート ワールド』(サバイバル)、『ドンキーコング バナンザ』、『Drag x Drive(ドラッグ アンド ドライブ)』といった印象。
来場者の中には、『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド Nintendo Switch 2 Edition』で、試遊時間15分という制限の中、とある場所の最深部にたどり着き、ボスを追い詰めるというRTAのようなプレイを見せる人も。その華麗なプレイと、あわや倒すのではないかという期待も相まって、来場者が集まってプレイを見守るような状況になっていた。
記事の冒頭にも書いたが、会場の広さに対してかなりゆったりしたスペースで各ブースが作られており、来場者はとてもゆとりを持った状態で楽しめたはずだ。
従来のこういった体験会では、ひとつのゲームを遊ぶまでに数十分以上並ぶことがふつうであり、実際に初代Nintendo Switchの発売前に行われた体験会では、並んでいる来場者に向けて説明用の映像を流したりと、並んでいるあいだも退屈させないための設計が考えられていた。
Nintendo Switch 2本体の購入申し込みの抽選同様、今回の体験会もかなり高い倍率だったはずで、会場の規模からすればより多くの人を呼ぶこともできる中で、今回、任天堂は来場者をなるべく待たせず、気持ちよくゲームを体験してもらうことに徹底したイベントにした。
コロナ禍以降のイベントということで以前とコンセプトやルールが変わった面もあると思うのだが、ひとりでも多く来場者を呼ぶよりも、ひとりひとりの満足度を上げることに注力したイベントになっており、現場で話を聞いたソフトメーカーの宣伝担当者の多くも「もっと人が並ぶものだと思っていた」と驚いていた。
もう少し来場者を増やせる余地があったのも事実だろう。しかし今回の体験会では、当選者からは高いホスピタリティに驚く声が多く聞こえ、会場では広い試遊台スペースの横にベビーカーを置いてNintendo Switch 2を楽しむ母親の参加者の姿もあった。任天堂と言えば、インターネット上でたびたび“神対応”と呼ばれる手厚いサービスやホスピタリティ(思いやり/おもてなし)が話題になる。そんな任天堂からの、行列が当たり前だったゲーム体験会に対する、新たな提案を感じるイベントでもあった。
“Nintendo Switch 2 体験会”は、今後オランダ・アムステルダムや韓国・ソウルなどでも行われる予定。