『ハンドレッドライン』SRPG(バトル)パート攻略。APやVOLTAGEの仕組み、戦略物資の活用方法など侵校生との戦いで覚えておきたい知識をまとめて解説

2025.04.24 00:00

　2025年4月24日に発売された『HUNDRED LINE -最終防衛学園-』（ハンドレッドライン。発売：アニプレックス。対応プラットフォームはNintendo Switch、PC（Steam））。

　シミュレーションRPGパートでは、WAVEごとに現れる侵校生と戦い、勝利条件を達成するとクリアーとなる。キャラクターを行動させるためのAPの仕組みや、戦闘不能にメリットがあるなど、独自の要素が用意されている本作。本記事ではバトルを彩るさまざまな要素を解説していく。

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ふたつのバトルモード

　ゲーム開始時に、ベーシックな難度“HUNDRED LINE”と、定期的に味方キャラクターのHPと状態異常が全回復する“SAFETY”のふたつからバトルモードを選択する。『ハンドレッドライン』のバトルを最大限に楽しみたいなら前者、ストーリーのみに集中して遊ぶなら後者を選ぼう。

　なお、ふたつのバトルモードは、ゲーム中のオプションからいつでも変更できる。ゲームを進める中でバトルに苦戦するようであれば、“SAFETY”に切り替えてプレイしよう。

画面の見かた

　侵校生との戦いは、WAVEごとに展開し、すべてのWAVEをクリアーすると勝利となる。勝利するためにはAPやVOLTAGEをうまく管理することが重要。そのためにも、まずはバトル画面で確認できる情報を把握しておこう。

APを消費して行動する

　バトルはターン制で、自ターンではAPと呼ばれるポイントを消費してキャラクターを行動させていく。APを消費して使用できるスキルは、キャラクター固有のもののほかに、下記の基本スキルが用意されており、状況に応じた使い分けが重要になる。

【APを消費する基本スキル】

守備体勢：アーマー＋3かつ状態異常と疲労を回復
全力疾走：指定地点まで移動する

　行動させるキャラクター、使用するスキルは任意で選択可能。以下のような順序でキャラクターを行動させていく。

【キャラクターを行動させる基本操作】

動かすキャラクターを選択
スキル（行動）を選択
攻撃先を指定
移動と攻撃が同時に行われる

　キャラクター固有のスキルは、侵校生に与えるダメージや攻撃範囲などが異なる。また、スキルによっては“飛行特効”、“アーマー貫通”といった特殊な効果を持つものも。行動させる前にスキルの効果を確認しておこう。

【おもな特殊効果】

飛行特効：飛行のパッシブ（特性）を持つ敵に対してよりダメージを与えられる
アーマー貫通：アーマーとHPの両方にダメージを与えられる
挑発：挑発された敵が挑発したキャラクターを優先して狙うようになる
反射：攻撃を受けると攻撃したキャラクターに1ダメージを与える
出血：つぎのターン終了時に2ダメージを受けるようになる
プッシュ：攻撃した方向から敵を押し出す効果を持つ

　なお、攻撃に命中と回避の概念はなく、いずれも必中となっている。限られたAPを使ってどのように侵校生を撃破していくかをじっくりと考えて、キャラクターを行動させていこう。

同じキャラクターを連続で行動させられる

　APがあるなら同じキャラクターを連続で行動させることもできる。ただし、一度行動したキャラクターは疲労状態となり、移動が１マスに制限される。離れた場所に移動させたい場合は、疲労回復の効果を持つ“守備体勢”を挟もう。

撃破時にAPを獲得できる侵校生を優先して狙おう

　APは自分のターンが回ってくるたびに回復するが、特定の侵校生を倒すことでも獲得できる。基本的に HP２以上の侵校生を撃破するとAPがもらえるので、ATK が高いスキルを駆使して優先的に倒そう。

　HP２以上の侵校生を狙いつつ、周囲の侵校生を巻き込みながら撃破していくのが理想的。APをつないで効率よく数を減らそう。

HP２以上の侵校生を同時に倒せれば、一手で複数のAPが獲得できる。追撃もよし、APの温存もよし。戦略はプレイヤー次第だ。

バリア装置を守り切ろう

　最終防衛学園での戦いは、防衛バリアを発生させる装置が破壊されると敗北となる。侵校生たちはこの装置を目指して進軍してくるので、近づかせないようにしよう。

　基本的にはバリアに近い侵校生から撃破していけばオーケー。HP１のダルマーはバリアに向かって一直線に進んでくるが、高HPの侵校生は近くの特防隊員への攻撃を優先するため、囮のように立ち回るのも手だ。

ダルマーはバリア装置に近づくと自爆してダメージを与えてくる。装置に攻め込まれる前に、攻撃範囲が広いスキルを活用して一気に倒そう。

侵校生の数が多くて対処が難しい場合は、侵校生の移動先を予測してキャラクターを配置し、侵校生の進軍を妨げる戦術も有効だ。迂回させるように誘導できればAPに余裕が生まれ、一気に攻め込まれるリスクも軽減できる。

VOLTAGEを使って形勢逆転

　侵校生を攻撃する、撃破するなどの行動によってVOLTAGEが溜まっていき、100％以上になると必殺我駆力や我駆力アップが使用できる。

　必殺我駆力の効果は戦況を一変させるほど強力だが、使用後はスタン状態となり１ターン行動不可となる。ここぞという場面でくり出そう。

必殺我駆力の効果はキャラクターによって異なる。通常スキルと同様に、攻撃範囲や威力を確認してから使おう。

　我駆力アップの効果はWAVEをまたいでも持続するのがポイント。VOLTAGEの最大値は300％で、それ以上は溜まらないので、溢れそうなときは積極的に活用し、先を見据えて味方を強化しよう。

　覚えておきたいのは、必殺我駆力や我駆力アップはAPを消費せずに使えるということ。APがゼロになった後でも使用できるので、もう少しで敵を倒しきれるという場合は積極的に活用しよう。

戦略物資で侵校生の侵攻を阻止

　ゲームを進めると、バトル中に戦略物資が使えるようになる。戦略物資には、味方を強化する薬品や進軍を妨げる防壁装置が存在。いずれもAPを消費せずに使用可能で、戦術の幅を広げてくれる。

【おもな戦略物資と効果】

攻撃ノ薬：自身に【攻撃力+1】
俊敏ノ薬：自身に【移動力+3】【疲労を回復】
守備ノ薬：自身に【アーマー+3】
鉄柵：敵を拒むバリケードを設置（HP5）

戦略物資はいつでも使えるが、薬品の効果は使ったターンのみ有効。使うタイミングの見極めが重要となる

　なお、戦略物資はバトルを終えると各アイテムが自動で最大数まで補充される（WAVEではなく、1バトルが終わると補充される）。補充にBPや資材は必要ないので、バトル中は戦略物資を惜しまずに使おう。

鉄柵は敵の進軍を遅らせられる戦略物資で、敵が優先して狙ってくれるので敵のせん滅が間に合わないときに輝く。

飛行のパッシブを持つ敵には効果がないが、鉄柵があるマスには敵が止まれない。柵とキャラクターをうまく配置してバリア装置への接近を食い止める、といった使いかたも有効だ。

死亡にもメリットがある

　味方のHPがゼロになって死亡するとその味方は戦闘から離脱するが、つぎのWAVEで蘇生されて帰ってくる。また、死亡時にVOLTAGEを100％獲得できるほか、死亡した回数が“ナイスDEATH”としてカウントされ、勝利時に獲得できるBPが増加するといったメリットもある。

　バトル中に死亡してもストーリーには影響がないので、死は恐れる必要なし。むしろ、手段として活用しよう。ただし、頭数の減らし過ぎには注意したい。

味方が死亡しても次WAVE移行時に全員蘇生される。VOLTAGEはつぎのWAVEに持ち越せるので、余裕があるときは味方を死亡させ、VOLTAGEを溜めておくという方法も。

我駆力アップで上昇させた攻撃力の効果は、死亡→蘇生後も継続。頭数に余裕があれば、どんどん死んでしまってかまわない。

　また、HP5以下の“瀕死状態”では、命と引き換えに“決死必殺”が使用可能。決死必殺は、VOLTAGEを消費することなく必殺我駆力と同じ効果を発揮する。

　使用後はそのキャラクターが死亡してしまうが、通常の死亡時と同様、VOLTAGEを100％獲得可能。そのため、敵の数が少ないときにあえて活用するのも有効だ。

強化された侵校生を優先的に狙え！

　味方にトドメを刺した侵校生はおぞましい姿に変異し、HPやATKなどが増えて強化される。さらに、パッシブスキルが追加され、攻撃時に状態異常を付与してくる。

　そのまま放置しているととても危険なので、最優先で狙うようにして、自分のターンが終わるまでに倒しきろう。強力なぶん、撃破したときに追加でVOLTAGEが獲得できるといったメリットもある。

一時的に耐久力を上げる“アーマー”

　アーマーは数値の数だけダメージを軽減してくれる一時的な耐久力。効果はそのターンのみ有効で、耐久力が残っていてもつぎのターンになると消滅する。

　味方がアーマーをまとうと心強いが、侵校生がアーマーを持つと非常に厄介。アーマーを無視してダメージを与えられる以下の3つのスキルを使うか、1ターン待つなどしてじっくり対処しよう。

【アーマー貫通効果を持つスキル】

［澄野拓海］インパクトスタッブ
［九十九過子］エナジースナイパー
［凶鳥狂死香］壱ノ型「十字斬」

アーマーは戦略物資の薬品でも付与できる。前線に立つ味方が倒されそうなら使うのも手だ。

部隊長にトドメを刺して力を吸収

　部隊長との戦いに勝利すると、味方の中から部隊長にトドメを刺すメンバーを選ぶことになる。トドメを刺したキャラクターは部隊長の力を吸収し、必殺我駆力のATK、VOLTAGE獲得率が強化される。行動頻度が高い味方を選択するのがおすすめだ。

最高ランクのSを目指せ！

　バトルに勝利すると、リザルト画面で評価が表示される。評価は経過ターンと防衛率によって変動。より少ないターン数かつ、バリア装置へのダメージを減らして、最高評価のSランクを目指そう。

　なお、獲得できるBPは、侵校生の撃破数やナイスDEATH数で増減する仕組みだ。VR訓練だけでなく、ストーリーのバトルでもBPが手に入るので、勝利条件を達成する前にできるだけ多くの侵校生を倒すことを意識しよう。